#054 小林旭「星屑ホテルから」
少し前だけれど、 #小林旭 のコンサートに行きました。
80近い年齢ですけれど、歌に合わせて手や振り上げるのはもちろん、映画時代のオーディションの話を体で再現してくれたり、元気いっぱいでした。
歌われた曲も、いわゆる洋楽を取り入れた「アキラ節」といわれるものと、演歌とに二分されていましたが、同世代の人は、「同じもの」としてとらえているのですかね。
それはさておき、意外な曲を歌ってくれました。それが、アルバム『星空夜空』に入っている「星屑ホテルから」です。
「熱き心に」をはじめ「アキラのさらばシベリア鉄道」など、大滝詠一関連で有名なアルバムですが、宇崎竜童や、吉田拓郎の曲も素敵で、とてもいいアルバムです。
その中の「星屑ホテル」は、そこまで注目していませんでした。
旭さんが言うには、この「星屑」というのは、スポットライトの当たることのなかった映画俳優などの仲間だというのです。そういう方たちと、ホテルのバーで語り明かした、そんな風景を描いた歌なのだそうです。
そういうことかぁと。小林旭は、万感の思いを込めて歌っているように見えました。
ヒットしようがしまいが、こういった小さい曲にも思いを込め、大切に歌う人なのだと、とてもうれしく思いました。
この曲を聴くたびに、小林旭の語ってくれたエピソードを思い出すでしょう。また、大切な曲が増えました。
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