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# 019 【後編】自分に集中するってどういうこと?ヨガで気づけた他人と比べない考え方

水曜日の朝は、会社のヨガ教室。インストラクターの資格を持っている同僚にお願いして毎週オンライン授業をしてもらっている。
はじめの2回は個人レッスンだったけど、良いものはあっという間に人を呼ぶもので。
いまは生徒5人まで増えました(告知したらもっと増えそうだけど、先生曰く「オンライン授業では5人が限度」とのことで、まだまだ増えそうだけどどうするんだろうかw)

クラスメイトのご紹介

一緒にヨガを学ぶのは、同じ部門の先輩方。
社内の立場や呼称で言えば、上司だったりレジェンドだったり大御所だったり姐御だったり。
仕事においては、憧れの視線を向けても姿を捉えられないような、立派な人たち。
なのに、全く気取らないし身近で頼りになる存在なんだけど、能力として並べられたら松ぼっくりと松の木くらい違いがあって。
そして、旧態依然とした会社だったら口も聞けないような人たちだと思うので、フランクな社風に感謝しております。

とか考えると「稼げる奴は全員ヨガをやっている」という、私にヨガを薦めた先輩の俗説も「稼げる=仕事ができる」と捉えれば、あながち間違っていないのかも知れない。※前回記事を参照のこと

さて、そんなクラスは、先生を含め私以外みんな女性なのですが、先生曰く「いまはヨガをやったことない女性を探す方が難しいかも知れませんね」とのこと。

案の定クラスメイトたちは、多少なりともヨガ歴がある人たちで。興味を持つから参加するわけで、やっぱそうなりますよね。

そんなわけで、2回分のアドバンテージはあっという間になくなり、先生以外の手本を4人も手に入れました(笑)

昨日のメニューは三角のポーズ

毎回、先生は冒頭の1〜2分でその日のテーマを話してくれる。
昨日は「股関節をほぐしていきましょう!」だった。

30分間のクラスは、呼吸観察から始まって、簡単なストレッチ、徐々にそのレベルが上がっていき、合間合間にヨガのポーズをはさみながら、最後、ピークポーズへと至っていく。

今日のピークは「三角のポーズ」

動画は、これから自主練しようとyoutubeで探したカヨ先生。
大変、美しいポーズをされてますが、私の先生も同じく綺麗な三角形を描かれてました。
ただ、手本が綺麗ならすぐに会得できるってものではなく、滝汗を流しながらの修行でしたが。

やっぱしんどい

まぁね、私にはできないわけですよ。0点じゃないにせよ、合格点には程遠い出来栄え。
ピークポーズに限らず、合間合間で出てくる各種メニューの大半が辛かったりする。

  • 「首まわしたら右肩が痛くなってきた」

  • 「四つ這いからの、左足を上げて右手も上げて、両方伸ばしてとか、、、」

画面越し、先生はもちろんなんだけど、クラスメイトの同僚のお姉さん方は、涼しい顔をしている。

そこで気がついた「自分に集中する」感覚

ズブの素人として始めたヨガなので、そんなこと気にしたりはしないのだけど、これが仕事だったらば

  • 「あぁ、周りの足を引っ張ってるかも」

  • 「なんてダメなんだ、俺は…」

そんなことを考えてしまったかもしれない。

でも、昨日の授業、画面越しに映る、先生や先輩方のキレイなポーズを見て、

「人の体って、こんなに曲がるものなんだなぁ」

なんて思いながら、次のようなことを考えていた。

  • 「右肩がちょっと痛むけど、これって普段は右肩のこと全然意識してないってことだなぁ」

  • 「首肩のストレッチとかしてみようかな。肩こりも酷いし」

  • 「右手と左足だけで体を支えられないってことは、体幹が弱いのか。やっぱ鍛えた方がいいんだな」

他人と比べるのではない。あくまで自分について感じ、考えること

リモートワークになったのもあって、社内の友人と会う機会がめっきり減ってしまった。
気軽に飲みに行く関係の人とは、定期的にzoom飲みやらなんやら、会って深い話もしていたけれど、会社で和気あいあいと喋ってた人たちの多くが、そうではなくなった。

それは精神的に辛い状態だったので、先生とは、業務相談とかこつけて、定期的に面談をしてもらっていた。

「先生、あの案件どうなったんですか?」
「関係部門と交渉してなんとか予算は取れたんだけど、経営会議が通らなくて。その理由がなんていうか。。。情報共有してもらえてたらなぁ。この施策を心待ちにしてくれた人たちもいるのに、本当に悔しい!!」

「俺さん、今ってあの施策の最中で忙しいんじゃないですか?」
「そうなんですよ。もう聞いてくださいよ!斯々然々で」

こんな感じ。一応、仕事の話はしてますよw

でも、最初は仕事の情報交換や、ときに具体的な相談をするのだけど、だんだん私の方が人生相談みたいなことをしてしまう。

「マネージャー向けに360°フィードバックっていう、配下メンバーからそのマネージャーへフィードバックを贈ってもらうって施策をやるんですけど」

「ほうほう」

「俺も、同じように皆さんからフィードバックをもらうことになって。マネージャーの気持ちを理解しろ!ってことで。なので、先生からも厳しいフィードバックをいただけませんか?」

「ぜひ!あ、でも、厳しいフィードバックって、なんか直したいとこあるんですか?」

「えっ…。そうだなぁ、子供っぽいとことか。人の好き嫌いが激しいとか」

「おお、嫌いな人って誰ですか?笑」

「んんん、、、。〇〇さんとか。理不尽なことを相手の事情も鑑みず、強めの語気で言ってくるとことか」

「それって、嫉妬してるんじゃないですか。俺さんも〇〇さんみたいに、もっと勝手が言えたらいいのにって」

「絶対ない!ないです!!!」

普段の先生も、自分に集中している。そして相手に集中している。

先生は、私の話を聴くときも、自分の話をするときも、誰かと比べてどうのこうのとを言ったりしない。

私の相談には「私にとってどうか?」その一点で耳を傾け、一緒に考えてくれる。
自分の話をするときも、自分がなにをしようとして、結果がどうだったから、嬉しいとか悔しいとか。

仕事を離れれば、冗談の多い方で、お酒が入ると悪口を煽ったりするくせに、絶対に乗ってこないしw

  • なんで嫌だったのか、なにが癇に障ったのか。

  • こちらがどう感じ、どうしたかったのか。

そう、自分に集中し、自分に集中させようとしてくれる。

そこには、良いも悪いも居なくって、

『前に進むにはどうするか』

ただそれだけが在りました。

先生からのありがたくてあたたかいお話

ありがたみの極みです。私にヨガを薦めた件の先輩は「先生との縁は、お前にとって人生のご褒美だからね」とのこと。
そのとおりだと思う。

# 今日の体重

80.5kg

なんと?!!!
81.2kgでスタートして、その後、83kg台にもなった体重がここまで。

そうです。人と比べて痩せてるとか太ってるとかどうでもいいのです。
大事なのは、以前の自分よりも痩せているか!

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