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地球で見つけた好きな物の話ー映画の章2頁ー

 地球を旅する冒険者の皆様、こちらが人形劇の一座が逗留している王国で御座いますよ?元本読師の文者部屋美です。

 さて前頁であります「映画の章」1頁目に目を通して下さった冒険者の皆様に、心より御礼申し上げます。

 果たして「映画版ドラえもん」の魅力をお伝え出来ていたのか否か、甚だ疑問ではある内容ですが(笑)。 

 これまでの私の物語を読んで下さった冒険者の皆様でしたら、既に御察しかとは存じますが、本題に入ります前に文者御得意の「前置き」と言う名の雑談にお付き合い下さいませ。

 この度の物語を綴るにあたりまして、今朝方丁度「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」の、何度目かの視聴を終えまして…。

 もうね…ラストの岩渕まことさんが歌う「心をゆらして」のメロディーと共に流れる、ロップルくん、クレムちゃん、モモちゃんチャミーとの冒険を振り返る思い出のシーンで、文者は大号泣ですよ!!!
(取り消し線につきましては、前頁参照・笑) 

 こんないい大人が、何度見ても大号泣出来る映画って、他にあります?!


 まあ…………あるでしょうけどね………(笑)。

 そんな訳で、今日の文者は朝からとても穏やかな気持ちで、こちらの物語を綴っている次第なのであります。

 視聴しながら改めて驚きましたのは、メインの歌が「あんなこといいな♪できたらいいな♪」で御馴染みの「ドラえもんのうた」ではなく、大山のぶ代氏が歌う「ポケットの中に」だったと言う事です。

 文者が記憶している「映画版ドラえもん」定番の冒頭シーンは、

1.いつもののび太くん達の、何やかんやの流れがある。
2.半泣き状態になりながら、のび太くんが

「じゅぅらぁえぇむぉ~~~んっっっ⤴」


  と、エコーを効かせて叫ぶ。
3.チャララ、チャララ、チャララ、チャララ、チャララ、チャララ、
  チャラララン♪の、あのイントロが流れる。
4.イントロ最後のデン、デン♪と共に、タイトルが大きく出る。
5.「あんなこといいな♪できたらいいな♪」が始まる。

 と、言う訳で御座いまして「ドラえもんのうた」のイメージの方が強かったものですから、初期作品はそうじゃなかった事が何となく意外であった訳です。

 「ドラえもんのうた」も初代の大杉久美子さんは、優しく頭を撫でながら抱きしめてくれるようなお姉さん。
 二代目の山野さと子さんは、元気良く励ましながら背中を押してくれるようなお姉さん。
 と言ったイメージの歌声で、どちらも幼き頃の我々の冒険を沢山勇気づけて下さいました!

 今回大山のぶ代氏の「ポケットの中に」を聴いて、「えっ?!」と思いました…そう、幼い自分では決して気付かなかったであろう、歌詞の内容です。

 すぐさま歌詞を検索しまして、その内容に文者の目には思わずグッと込み上げて来る物が御座いました。

 

これは、今まさに地球を旅している我々冒険者達への、メッセージではありませんか!!!


 はぁ…この心温まる素晴らしいメッセージを、これまたドラえもんの声=大山のぶ代氏の声が、まるで我々冒険者達を温かく包み込んでくれるかのように歌い上げて下さっているのです。
 そして、「よし!また明日、元気に新たな冒険へ出掛けるとしますか!」と、重かった腰がスッと上がるような、そんな気持ちにすらさせて下さる癒しの名曲なのです!

 大人になってから「映画版ドラえもん」の歌の歌詞は、あの武田鉄矢さんが数多く手掛けていらっしゃる事を知りました。
 御自分でお気付きになられているか否かは存じ上げませんが、恐らくありとあらゆる星や世界で、数多くの過酷な旅を続けて来られた手練れの冒険者なのではないか、と文者はお見受け致しました。

 此処までで、既に1本分の内容なのでは?と思いながら綴り続けている訳ですが(笑)。
 お待たせ致しました!いよいよ、本題に入らせて頂きます!

 「地球に降り立った私が子供時代に出会った映画ドラえもん 上位3作 & 大人になってから見返した映画ドラえもん 上位3作」について綴ろうと思います。

 前半の「地球に降り立った私が子供時代に出会った映画ドラえもん 上位3作」につきましては、どうぞ「映画の章」1頁目を御覧下さいませ。

 それでは後半の「大人になってから見返した映画ドラえもん 上位3作」を、発表致します!


1.「ドラえもん のび太の太陽王伝説」21作目 2000年

 いよいよ、大山のぶ代旅団の皆様との別れが近付きつつある、後期の作品では御座いますが…。

 もう此処ら辺の年代まで参りますと、流石の文者もいい大人になっておりまして…。
 そろそろ例の「魔の十年」(「本の章」3頁参照)がこの数年後に待ち受けていると言う、文者の冒険者生活におきまして、非常に過酷な時期でも御座いました。
 ですので、恐らく地上波放送で必ず視聴してはいた筈ですが、あまり記憶には残っておりませんでした。

 しかしですよ!

 数十年の時を経て、冒険者としての真の使命を取り戻しましたこの文者部屋美が、改めてこの「太陽王伝説」を視聴し直しましたら…。 

何て深く優しく温かく、今の我々に最も必要なメッセージを伝えて下さっている物語なのだろう!!!


 と、我々冒険者達が旅行く先々で「ハッ?!」とさせられるような教訓を、あちこちに散りばめて下さっているのです!

 ある意味幼少期に見ても、その事には気付かなかったであろうと思われますので、やはり…

「偶然な出来事は一切なく、全ての出来事は必然的に起こっているー文者語録ー」(「本の章」3頁参照)

 と言う事であり、今の文者が視聴し直したからこそ、その大切な事に気付けたのだろうな、と感じております。 

のび太くん達が出会ったマヤナ国のティオ王子は、まさに冒険者様御一人御一人の心の中にいる、「もう一人の貴方」なのです。


 どうですか?これを聞いて深く頷いて下さる冒険者の方々と、
「いやいや、それは違うだろう!周りには、ティオ王子のような存在は大勢いますけどね?」
 
と御考えの冒険者の方々と、御意見は分かれるかと存じます。

 そう、別にそれで構わないのです。

 何度も文者は申し上げておりますが、「この地球上に1つとして同じ冒険譚は存在致しませんー文者語録ー」。

 ですから、他の冒険者の意見に合わせる必要も御座いませんし、他の冒険者の冒険譚をお読みになって共感するも良し、断固として読まずに我が道を行くも良し…。

 「地球を旅する全ての冒険者の旅路は、その冒険者自身にとって、いつ如何なる時でも常に最高で最良の方向へと進む物であり、その度に立ちはだかる旅の行く末を賭けた大きな選択は、冒険者自身の旅の経験に必要不可欠な物であると共に、その選択によって間違った方向へ進んでいる冒険者は、一人たりともこの地球上には存在しておらず、もし間違ったと後悔する冒険者がいるならば、それは完全なる旅の途中でかけられた幻覚魔法の後遺症であり、地球を冒険の地と選んだ勇者である冒険者達にとって、その幻覚魔法から覚める回復術を、既に生まれた頃より持ち合わせていた事に気付くのも時間の問題であり、それを何故忘れていたのだろうと言う事に気付く過程もまた、地球を旅する冒険者にとって必然的な出来事なのであるー文者語録ー」

 

 長くなりましたが…そう言う訳ですので、その点につきましては是非ともご安心なさいますよう(つまり、どう言う訳だ・笑)。

 私は「太陽王伝説」からそのような事を学びまして、深く感銘を受けた次第なのであります。

 やはり子供の頃の、単純にアニメを楽しむ気持ちで視聴するのとは訳が違います故、どうしても大人になってからの感想は小難しく考えてしまいがちで御座います(笑)。


2.「ドラえもん のび太の鉄人兵団」7作目 1986年

 何故か分からないのですが、文者の記憶の中にこの作品だけは、幼少期にもその後も全く見た記憶がないので御座います。

 これも必然なら、何故なのでしょうか?

 文者はパズルが好きである、と「ゲームの章」1頁にて綴らせて頂きましたが、同じくらいプラモデルの組み立てが大好きです!

 ペーパークラフトやドールハウスなど、とにかく何かを1から組み立て、完成に至るまでに細かく「自分のオリジナルも交えながら」作り込んで行く創作物をこよなく愛しております。

 これも、思い返せば幼少期に父が「折り紙大図鑑(仮)」的な、様々な折り紙の折り方が載っているハードカバーの、まさに図鑑的な本を買って来て、ありとあらゆる折り紙作品を創作しておりました影響です。

 そう考えますと、昭和初期の時代よりまだまだ人口の少なかったシステムエンジニアの会社に就職、パソコン機械やプログラム作成を生業とし、パズルやラジコン、修理や組み立て物が大好きな父から受けた影響は、今の文者を形成するパーツの一つとして、大いに役立っているのでありました。

 いまだに、精力的にスマートフォンやマックブック、タブレットなどを、本を読み込みながら巧みに操作しようと意気込む父の姿勢には、頭が下がります。

 と……此処で、冒頭の疑問の謎が解けました!子供の頃に、この作品を見ていたら気付かなかったであろう、大切な事に!

「当たり前のように存在し、当たり前のように今でも文者を支え続けてくれている父に対する偉大さを、改めて知る事が出来た!!!」

 
 と、言う事です!
 やはり、今の真の冒険者として目覚めた文者の視点でこの作品を視聴する事が、必然だった訳です。

 こうして、大人になってからの文者が初めてこの作品を視聴致しまして、やはり「何て素晴らしい作品なのだろう!」と感激致しました!!!

 まさに、のび太くんがプラモデルを組み立てる所から始まりまして、それもただのプラモデルではない訳ですが、何とラストは…!
 まあ、ラストはこちらには綴る事が出来ないのが、非常にもどかしいのですけれども……。 

「目に見える物理の世界と、目に見えない神の世界の対比」を、文者は感じました。

 何故かと言うのは、やはりリルルちゃんに関わる事であり、どうしても冒険者様御自身の目でこの物語を御覧になって頂きたいので、この辺で次へ行かせて頂いて宜しいでしょうか?(笑)

 もう本当に面白いので、これ以上の説明を文者に求めるのはどうぞ、ご勘弁願いたい!!!(何の為の場だ、此処は・笑)


3.「ドラえもん のび太と竜の騎士」8作目 1987年

 上記の「鉄人兵団」の次に公開された作品です。

 これは子供時代には理解出来なかった、

「今現在も尚続いている、この我々冒険者達が選んで降り立った愛すべき地球における、様々な環境問題に踏み込んだ作品の一つ」


 
ではないかと、文者は考えます。

 「一つ」と申し上げましたのは、この「竜の騎士」他にも「映画版ドラえもん」は、要所要所に地球の環境問題を取り上げた内容の作品が、数多く存在しているからであります。

 実は「本の章」で綴るべく温めておいた内容ではあったのですが、此処で一つだけ先出しさせて頂きますと…。

「地底旅行」ジュール・ヴェルヌ 創元SF文庫

 これはですね、魔の十年を経て真の旅の目的を思い出し、新冒険者として生まれ変わってから、妙に「地底世界」が気になり出しまして。
 「ユニコーン」同様、何か文者の人生を大きく変えるキーワードとなるような予感が、何処となくしていた訳です。

 そもそも幼い頃に視聴したこの「竜の騎士」も、当時はあまりにも難し過ぎて理解出来てはおりませんでした。
 なので大人になってから、「これって、地底世界の物語だったのか!」と分かり、この「竜の騎士」は文者にとってお気に入りの作品の仲間入りを果たす運びと、相成った訳で御座います。

 其処で、何か地底に関する物語はないだろうかと探しました所、このSF冒険作品を数多く執筆されている、世界的にも有名なジュール・ヴェルヌ氏に辿り着いた訳です。

 如何せん、様々な出版社様がこの「地底旅行」を出されておりまして、どちらの作品を手に取るべきか、非常に迷いました。

 其処で文者の選ぶ基準と致しましては、「同じ作者の違う作品を、その出版社様がどれくらい出されているか」を見ています。

 最初は幼き頃より愛読しております「岩波少年文庫」にしよう!と、考えておりました。
 他作品の候補として、「海底二万里」も出版されていたからです。

 しかしですね…。

 第二の基準として「如何に、1つの物語を複数巻ではなく、1冊に収めて下さっているか」と言う条件が御座います。

 やはり価格は勿論ですが、場所も取りますので、なるべくなら分冊せずに、1つの物語は1冊に収まっているのが一番好ましく、また分かれている事で前半を手放した瞬間、現実に戻って興醒めしてしまい、続きが積読化してしまう可能性も防ぐ事が出来ます。

 そして何より創元SF文庫は、ヴェルヌ氏の作品を数多く出版なさっているのです!!!

 と言う訳で、文者は「東京創元社」様のヴェルヌ作品を集める旅に出た訳ですが、これはまた「本の章」にて改めて綴らせて頂く事と致します。

 えーと…もう好きな物の話となると夢中になり過ぎて、何の話をしていたのか訳が分からない(笑)。

 そう!「地底世界」!

 まず、この物語の最初に大きく関わって来るあのドラえもんの道具が、文者の冒険者心をワクワクさせる訳です!

 それが何かと申し上げてしまうのは…例の如く、未視聴の冒険者様の大きな妨げになります故、此処へ綴りますのは控えさせて頂きたく存じます(またか・笑)

 あ…いずれ「文者の好きなドラえもんの道具 3選」を綴るのもいいかもしれない…「アニメの章」に綴ろうかしら?

 そう、物語はのび太くん達ルートと、スネ夫くん達ルートに分かれて進んで行く訳ですが…。
 これが徐々に交わって行き、やがて「地底」と言うキーワードで一つに繋がり、いつもの通り彼らは壮大な冒険の旅へと導かれて行くのです!

 まさにこの流れは、文者の大大大好物である「スピンオフ形式で進行して行く物語」なのです!(「本の章」3頁参照)
 「のび太くん達が○○している頃、一方スネ夫くん達は…」と、全く別の物語が進行しているかと思いきや、内容が進んで行く度、徐々に繋がって行く面白さがもうたまりません!

 そして何と言っても、ラストへ向かう伏線回収!

「其処が、そう繋がって来るか?!」と言う、藤子先生の素晴らしい時間のトリックが、また此処で遺憾なく発揮されているのです!


 これはもう、鳥肌モノですね!!!こう言う物語が書けたら、本当に作者冥利に尽きると思います!!!

 そして…現代に生きる地球人にとって、本当に大切な事は何なのか?を、バンホーくんローちゃんの兄妹が教えてくれるのでした。

 続きは是非、本編にて!(笑)

 さてさて、此処までお付き合い頂いた冒険者の皆様におかれましては、大分回り道をさせてしまいましたね。
 心よりお詫び申し上げますと共に、いずれもう一本「映画ドラえもん」の物語を綴る予定でおりますので、頁を開いて頂ければ幸いで御座います。

 随分と、人形劇に夢中になっていらっしゃった御様子。
 お気に召して頂けたのなら、お連れした甲斐もあると言う物です。
 おや…今、其処の雑貨屋の角を、青い影が曲がって行ったような…確か先程の劇中に、良く似た猫型人形が…。

 ん?いえいえ、何でも御座いません。
 そろそろ宿屋に戻り、興奮冷めやらぬ内に今宵貴方様と共に観劇させて頂きました人形劇の物語を、冒険譚に綴らねばなりませんので、私は此処で失礼致します。

 ではまた、いつか何処かの町でお目にかかれる日を…。

※素敵な「どこでもドア」の画像を投稿者様よりお借り致しましたが、お礼を述べるべくお探しした所、こちらの物語を綴っている間に何処かの森へ旅立たれたようで御座います…旅の途中で、こちらの本をお手に取って下さる事を願って…!


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