極めて極端な世を渡り歩く
人の思惑というものは、
狂おしいほどに空間を明るくし、人混みを形成する。
だが、危急な事情が世に蔓延ると、
一挙に気鬱が支配し、人は影を潜める。
何としてでも明るさを灯そうとする、健気な姿を疎らに見ていると、
ちょっぴり勇気づけられもするが、どこかに違和感もある。
海や山、自然には極端な思惑がない。
故に明るさも美しさも常に自然と灯るものだ。
雑踏を糧に明るさを灯す空間は、
今の時世により大量の屍の山を形成する。
皮肉な話。
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