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久しぶりに書いてみようと思います

去年のコロナ騒動での休校中。

あまりにも暇で。生徒が登校しない学校で、職員室で、教室で・・・

何していいのかわからなかった私が、誰かが書いた「note」を見かけたことをきっかけに始めましたが・・・


学校が再開し、生徒が登校し、授業が始まり、気づけば1年以上が過ぎていました。


おいおい、なんだろうねこの、飽きっぽさは。笑


飽きというよりも、ここに辿り着く体力が残っていませんでした。

アラサー女子、水泳指導が始まり、毎日4時間、5時間プールに入り瀕死の状態ではありますが、今回は書きたいんです!!(断固たる決意)





さて、今回、断固たるke…で、何を書こうと思ったのか

「ギガスクール構想」ってやつですよ。


私が働く学校にも、生徒1人に1台のタブレット(クロームブック)が届きました。これについて、私、思うこと、言いたいこと、考えることがたくさんあるんですよ。





いいから、はよ本題に入れってね(  ˙◊˙  )





4月から導入されてはや3ヶ月。

もうね、本当、教員によっての「差」が物凄い出てきました。その差は何って、【生徒への指導の仕方】【クロームブックの活用の仕方】【クロームブックへの価値観】この3つにおける差です。




【生徒への指導の仕方】

これについては、2点ありますが、まず1つ目はクロームブックを使いこなしての授業ができないという点。一部の年配の教員(もちろんそうでない方も大勢います。私が尊敬する先輩方はこれには該当しません。)の方の多くは最初から諦めモードです。

そりゃそうですよね。

「アカウントって何?」というところからのスタートなんですから。

でも、問題なのは「わからない」ということではなく、「習おうとしない」ということ。普段、偉そうに生徒に教えているくせに、いざ自分が習う側になるとゴミみたいなプライドが邪魔して習えないんですよ。もう、なんだろう。可哀想です。


「俺には無理だわ。できない!!」

・・・・・同じセリフを生徒が言ったら怒るくせにね。


「教育委員会が主催する講習会に行っても眠くなっただけだ!」

・・・・・お前の授業もそのうちそう言われるぞ。



それから、この「クロームブックを使うことが目的」になってしまっている授業。


一生懸命クロームブックを使うための授業展開を考えると、授業の本質的な目的や達成させたい評価規準への道筋を逸脱しがち・・・これは私自身も痛感済み。


だからこそ、クロームブックはあくまでも「手段」であって「目的」ではないと言い聞かせて授業を考えます。新し物好きな私はついつい道徳とかで「グーグルフォーム」を使ってみたくなる。笑

もちろん、オンタイムで集計されるアンケートによるグラフ化(クラス内の数値が可視化される超便利機能)や、生徒の記述を電子黒板に映してその場でシェアできる等(まるでツイッターやインスタのタイムラインのようで面白い)は超絶便利そして何より面白い!!!!



んが!!!!しかし!!!!!!!!



ここに意識を向けすぎると、伝えたいことがボヤけます。(経験済み)←ダメ教師

もう一度言います。

タブレットは「手段」であって「目的」ではない!!!←己にも言い聞かせる。



次に、【クロームブックの活用の仕方】

これは、発想力の違いですね。ハッキリ言って、遊びが上手いか下手かの違いとも言えます。私は、遊びについてはなかなかの才能を持っております(え?)


クラスルームを開設したはいいが、なんの投稿もせず、そのうち生徒は誰もクラスルームを覗かなくなる。これじゃあ何の意味もぬぁあい!!!!

↑よく言うよね、note散々放置しておいて(  ˙◊˙  )え?



私は、いつも学級通信を手書きで書くのですが、その学級通信をスキャンして読み取り、PDFにしてクラスルームにも投稿します。デジタルとアナログのハイブリット。


これが意外に好評で。

誰にって、保護者に。



いつの間にかダウンロードされた学級通信が保護者間で回っているそう。

生徒の中に内通者(言い方)がいるようです。


「うちの子(男子絶賛反抗期中)全く手紙とか出さないから助かってますよぉ♡」なるほど。こりゃあいいわ。三者面談の日程もこれからグーグルカレンダーに入れようと思っています。きっと内通者が保護者にうまくリークしてくれでしょう。(言い方)


それから・・・クラスルームへの投稿を制限して、生徒が投稿できないようにしているクラスもあるようですが、うちのクラスは制限していません。もちろん、そうするためにこちらとしても指導しなければならないこともありますが・・・これについては、【クロームブックへの価値観】で触れます。

ウチのクラスルームは、生徒からの投稿を制限していないので誰でもストリーム(つぶやきみたいなもん)に投稿できます。

そんな状況下で、今、クラスルームでは何が起きているかと言うと・・・



生徒自信がグーグルフォームで作成した期末テスト予想問題の投稿です。

1人ではなく数人の生徒が投稿しています。教科も様々。

で、これが、かなり秀逸な予想問題です。私は解けません(拙者保健体育科なもんで・・・脳味噌筋肉馬鹿)

担任は解けない代わりに、こんな投稿をしました。



つまり、アウトプットが何よりも深い学びにつながると言うこと。予想問題を作ることができると言うことは、その問題の答えを知っていると言うこと。


私が使い方を教えるよりも、子供たちの方がよっぽど柔軟な発想で上回った使い方をします。そのためには、子供がフルで使えるための下地を教師が作ることが大切です。



で、最後のこれ【クロームブックへの価値観】

これがね、1番言いたい。


3ヶ月経つと、教員の中には「クロームブックのせいで・・・」と、段々このクロームブックを悪者扱いする発言が出てきます。

まじで「は?????」です。

例えば、先ほども触れたクラスルームのストリームへの制限。制限をかけている多くの教員は「悪口がひどい」「収集がつかない」「いじめにつながる」という理由を口にします。

わからなくもない。

確かに、教師が何の指導もなく、諭すこともなく、野放しにすればものすごく危険な状況になるだろうなぁ。




でもさ!!!!違くない!!??

今の中学生が働いているであろう10年後は、クロームブックどころか、インターネットでの取引や、キャッシュレス決済、会社の会議はリモートがは当たり前になっているんじゃないですか??

そんな時代を生きる生徒に対して、

投稿を制限して出来ないようにして指導終了!?




そんなわけないじゃん。



教師ならクロームブックの正しい使い方を・・・

いや、インターネットの書き込みやSNSの使い方、インターネットの怖さを教えるべきじゃん!!!!!




それが、クロームブックの価値だと思います。


私は、学活や道徳の授業を利用して、生徒にあらゆる方面からアプローチをかけました。

「思いやりの連鎖・ペイフォワード」の話。

「中村文昭さんの頼まれごとは試されごと」の話。

「○○家のルール」の話。(〇〇は私の苗字です笑)

「AIに支配されるか、支配するか」の話。




とにかく、クラスの中で、私から見える教室内、クラスルームにおいて、くだらないイジメや嫌がれせは断固許さないということを生徒に伝え教えているつもりです。((個人でのライングループやSNSではあるのかもしれませんね。完全にイジメや嫌がらせが無い!と言い切るほど私も若い教員ではありません。))




私が言いたいのは、教師なら、クロームブックを悪者にするのではなく、クロームブックの正しい使い方を教えるのも仕事だということです。



ということで、今回はここまで(  ˙◊˙  )!



ギガスクール構想でお困りの先生や、不安感のある保護者の方の少しでも

読んでいただき、この文章(私の考え)に対してご意見を頂けると幸いです。

私の学びにもつながります。




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