【衝撃の連続】初めての柔道国際大会(🇫🇷グランドスラム・パリ)
2020年2月、柔道グランドスラム・パリ(以下、GSパリ)に帯同したときの記録です。
同年の1月よりトレーナーとして柔道モンゴル代表チームで本格的に活動するようになり、このチームでは初の海外遠征。それまではサッカーモンゴル代表チームに所属していたため、双方の違いをいくつも感じることになりました。
イスタンブールで合流
チームはモンゴルからトルコのイスタンブールを経由してフランスのパリへ。その一方で自分はカタールにいて、アジアサッカー協会主催のフィジオを対象とした勉強会に参加しておりました。
そのため、カタールからトルコへ移動し、イスタンブール空港でチームと合流。当時はまだ一部のコーチ・選手しか面識がなかったため、ちゃんと会えるか不安であったことを今でも覚えています。
滞在先
ホテル
今回、宿泊したホテルはhotelF1 Paris Porte de Chatillon。ここでの写真は撮っていなかったため、ホテルのホームページより引用させていただきます(https://all.accor.com/hotel/5010/index.ja.shtml)。
比較的リーズナブルかつ清潔感のあるシンプルなホテルで、バックパッカーなどの旅行者にもおすすめです。
なお、昼食や夕食は各自で用意する必要がありました。以前サッカーモンゴル代表チームで活動していた際は、全て現地のサッカー協会から手配してもらう形であったため、カルチャーショック。
柔道の選手たちは各々で調理器具や食材を持ってきていたため、分けてもらうか近くのスーパーでパンやハムを買って食べていました。それはそれで楽しかったですね。
練習会場
ホテルの真横にある建物の地下一階に練習会場が設けられておりました。大会が終わるまでは、基本的にこちらを利用。
GSパリ
試合会場
写真でサラッと紹介。
AccorHotels Arena of Bercy
サッカーでは基本的に試合当日に接する対戦相手は1ヶ国であるため、柔道のように何十ヶ国もの人々が一堂に会し、様々な言語が飛び交う環境はとても新鮮でした。
柔道の洗礼、衝撃の連続
初めての柔道大会帯同であったため、大会前および当日の流れが全くわからず、常に緊張しておりました。それに加えて、やることが非常に多い。
柔道の国際大会は、男女合わせて14階級を3つの試合場で3日間かけて行われることが一般的なのですが、GSパリは5つの試合場で2日間。試合は選手ごとに開始時間がバラバラであったり、自チームの選手が何人か同時にかぶることも。今大会、モンゴルチームは男女合わせて20名参加しており、メディカルスタッフは自分1人。試合前のテーピングや試合の合間のケア、試合後の応急処置など引っ切り無しに呼ばれ、まさに朝から晩までバタバタしていました。サッカーの場合は、試合時間90分とそれの前後2時間くらいに主に負荷が集中していたため、競技特性の違いを強く感じました。
大会成績
ざっくりと結果だけをお伝えすると銀1つと銅4つ。同じモンゴル代表チームであってもサッカー帯同時は、引き分けや1次予選突破することだけでも快挙でした。したがって、柔道の選手たちはこんなにもメダルを取れてしまうのかと、ここでもカルチャーショックを受けました。まさに世界トップレベルの舞台で活躍する選手たちのサポートをしているのだと、ようやく実感した瞬間でした。
国際合同練習
一体何度カルチャーショックを受けただろう。サッカーにおいて、試合の翌日はオフもしくはリカバリー、さらにはそもそも他国の選手と練習をすることはないでしょう。ところが、柔道は大会の翌日に早速国際合同練習(※全ての大会後に必ず行われるわけでなく、また参加するか否かは任意)。
束の間の休息
合同練習最終日の夜、選手たちがエッフェル塔に行くというのでついていくことに。
今回のパリ遠征では、これが唯一の観光および余暇となりました。
次の大会へ
合同練習の翌日には、バスでドイツへ移動。そこからのお話は次の記事にてご紹介させていただきます。
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