【コンサル】個を活かして組織を強くする
朝が肌寒くなってきた村上です。
@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト
さてさて、「個の時代」と言われています。
個性を大切にすることは大切ですが、
そのために所属する組織が疲弊することは
避けたいものです。
村上としては、組織の利益よりも
個人(経営者や従業員)の希望を
優先しすぎて組織として成長しなくなる
ケースをみてきました。
経営者や組織に関わる方も、
個性をどこまで認めるか?
は悩んでいるようです。
じゃどうするの?
という話で今回はいってみたいと思います。
早速いってみましょー
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本田圭佑さん
「個の時代」という言葉が注目されたのは、
サッカーの本田圭佑選手がインタビューで語った
以降ではないかと思います。
本田圭佑「個の力をひとつにまとめるツールとなるのが言葉である」 | GOETHE (goetheweb.jp)
そこに様々なお金儲けをしたい人たちが乗っかり、
「フリーランスになって自由に働こう」
「副業をやろう」
「会社をうまく利用して、個人のスキルアップをしよう」
という流れが出てきました。
そこにまた
・チームワークが苦手な人
・視野狭窄に陥った人
・都合よくワガママを通したい人
が乗っかってきて現在に至っています。
しかし、上記のインタビューを見る限り
本田圭佑選手は
「個人で生きろ」とも
「我を通せ」とも
言ってないんですよね・・・
昭和の組織からの反発
個が注目されたのは、「昭和の組織」からの
反発があったからかもしれません。
それはある意味硬直的な組織文化であったから。
組織に長く在籍し、その中で昇進する、
如何に自分を殺し組織に従順にふるまうかが
問われた時代だったからです。
ですから、課長島耕作に憧れ、
サラリーマン金太郎でスカッとした
んでしょうね。
上司が「カラスは白い」と言えば白になる
年功序列
お客さまよりも上司
部下よりも上役を見る
責任は実行者の部下
パワハラ、セクハラはしょうがないという感覚
昇進すればするほど、居心地が良いポジション
そんな時代も村上の経験としてはありました。
まぁ組織を否定したくなる気持ちもわからなくはない!
多くの人が組織で生きている
しかしながら、
多くの人が組織やコミュニティの中で
生きています。
村上はフリーランスでありますが、
・夫婦というコミュニティ
・用賀という地元のコミュニティ
・立教経済人クラブという組織
・法政大学校友会という組織などなど
に所属し、その中で生きています。
もう少し言うならば、日本というコミュニティで
生きている。
会社員の方であれば、会社という組織でも
生きているのでしょう。
なので、やはり組織の中の自分であるわけです。
組織<個
という生き方は少々無理、ワガママであると
経営者の方は認識して対応して頂けると
良いと思います。
考える組織と個の形
これからの組織と個の形を考える前に、
昭和の組織と個の形を考えてみましょう。
昭和の組織とは、
仕事のやり方も文化も習慣も会社が正しい。
個は組織にどっぷりはまってください。
という形でした。
全てが「会社が正しい」「会社に合わせる」
わけですから、金太郎あめと言われてもしょうがありません。
とはいっても、高度成長期を見てもわかる通り、
それはそれなりに正しい方法だったのです。
現在は「必ずしも会社が正しいかわからない」
という時代かもしれません。
まず、「文化」は会社が強固な形で
持つ必要があります。
文化とは、
・何が正しくて、何が間違えているのか
・会社はどこを目指しているのか
・会社は何を提供しているのか
・組織人としてどのように行動すべきなのか
などです。
具体的には、「行動指針」や「経営理念」、
「ミッション・バリュー・ビジョン」「経営戦略」
を指します。
個を活かす為に、譲れない一線です。
むしろ、ここに共感ができない同意できない
人はその組織に相応しくない。
ここで個を出したい方は、どうぞ他社に行ってもらいましょう。
一次的に良い成果を出せた社員でも、
どこかで会社に負の遺産を作ります。
何もそこまで・・・
と言われることもありますが、
ここを徹底するには理由があります。
例えば、サッカーで
「前半は守備に徹して、後半で右サイドから攻撃」
などの戦略を作ったとして、
「俺は守り続ける方が勝てると思う」
と個を持ち出して行動した人をチームに入れて
果たして戦えるでしょうか?
「日本サッカーを世界に知らしめるチーム。
そのために、初戦から全力でいく」
などミッションを作った時に、
「どうせ無理だから、そこそこでいこうよ」
という人をメンバーに入れて、
チームは盛り上がるのでしょうか?
ここで個を出したい方は、その人にあった
会社が他にあるはずです。
しかし、仕事のやり方は戦略に合っていれば、
行動規範に沿っていれば「個を存分に出す場所」
だと思います。
「右サイドから攻めるという戦略」
に沿っていれば、パスだろうとドリブルだろうと
会社は指示を出すべきではありません。
成績が振るわないときだけ、検討するのが良いでしょう。
もう一つの個の活かし方
これは村上が実際にあった経験なのですが、
あるエンジニアを派遣する会社でのことです。
当時は年商5億程度であったA社さま。
例えば、60万でエンジニアを派遣し、
そのエンジニアには45万円を払う。
差額の15万円がA社の利益になるというビジネスモデルです。
昨今の流れでIT技術者の需要は増えており、
依頼はくるものの、「技術者がいない」
という課題がありました。
そんな中社内を見ていると、
とても教えるのが上手い人がいる!
そこで、若手技術者にエンジニア教室を開く
というビジネスをスタートしました。
最初は多くは無いものの、需要はあり
着々と人数が増えていくこととなりました。
つまり狙いは、
1.教室を開くことで
お金をもらいながら若手を育てる
2.その若手を自社のエンジニアになってもらう
ということです。
結果はその狙いは上手くいき、
以前の3倍の売上となりました。
これも一つの個の活かし方です。
会社が「個の良いところ」を引き出すには
そんな上手くいく能力がある社員はいないし・・・
という話も聞きますが、
そんなことはありません!
まず必要なのは、思い込みを捨てること。
今の仕事が上手くできない人がいると、
「他のこともできないだろう」
と考えてしまうのが人間です。
「どうせ〇〇だろう」
と検討する前に諦めていませんか??
赤い車を買おうと思ったら、赤い車がよく目につく。
これは興味があるから、”前と変わらないのに”
赤い車が気になるだけです。
反対に、興味が無いときは赤い車は見えていません。
見ようとしなければ、見えないのが人間です。
次に、よく社員を観察することです。
仕事の成果ばかり気にしていませんか?
例に出したA社の「教えるのが得意なエンジニア」
もエンジニアとして優秀だったわけではありません。
業務中、休憩中、休みの日、趣味など社員の方を
観察してみてください。
何か自社のビジネスに活用できることがあるかもしれません。
経営者や管理職が
社員の個を活かそう!
と考え、社員を冷静に観察しはじめたら会社は変わります
自分が毎日社員の方と接すると、
フラットな目線も、厳しい決断も難しくなりますよね。
そんな時は是非、社外秘書の活用をお考えくださいませ。
気楽にご相談いただけますと、幸いです。
ということでまた(●´ω`●)
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