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10月のシドニーでデートをしてみた

10月ももうすぐ終わり、11月に入るところですがオーストラリアは南半球にあるためこれから本格的な夏を迎えます。が、10月中旬から11月の初旬は大雨が多いんです。ハーベストのシーズンを左右するぐらいの大雨がやってきます。なのでシドニーなどの東海岸側を旅行に考えている人は11月の中旬などがオススメですね。(天候に絶対はないのでご自身での確認も忘れずにお願いします。)

午前7時 起床 海に行く前にTop impression BakeryでコーヒーとパンをTake away(テイクアウト)


この日はわたしが人生の中でも、お金、時間を費やしているカプチーノとクロワッサンに出会うためにシドニーに3店舗もつ"Top impression Bakery"へ。クロワッサンをメインにパイ生地の商品などが店の真ん中のショウケースに陳列されている。パンの味や見た目、抹茶を使用してるところから日本人のオーナーか?と頭をよぎるのだがスタッフの韓国人の多さや店のデザインのスタイリッシュな感じを見ると韓国人が創業者かな?とも思えました。

今回、宿泊している街から一番近いMascott(マスコット)という街にある店舗にお邪魔しましたが、さすがシドニー!縦列駐車上等!両車線に駐車!もうね、カオスよカオス。バスも電車もデビットカード使って携帯で支払いできて$1なんだもん。車なんて必要ないわよね〜都会って感じ。

金額はというと、プレーンクロワッサンが$5.5で最安値。名物のホワイトチョコレートにピスタチオにドライフラワーまぶして、これは喰えるのか?な芸術クロワッサンが約$8のお値段。

わたしの購入物と合計金額 約$20-23
・カプチーノ(オーツミルクに変更) Lサイズ $5
・プレーンクロワッサン $5.5
・チョコパイ $5
・ソーセージパイ $5

平均的な朝食の料金なので高くはないかな。コーヒーは味が薄いし、クロワッサンは外がカリカリだけど中のバターの濃厚さはなくスカスカ感がありわたし的にはオーストラリアに来てまで食べるものではない。

午前9時 Maroubra beachへ

ここは駐車もタダで、美味しいコーヒーを提供してくれるカフェも数件ある。ライフセーバーもしっかりいて、なかなか良いサーフスポットで数年前、はじめて来てからお気に入りの場所だ。

先週は、風も強く波のサイズも頭ごえ、荒れに荒れてたのが一変し穏やかすぎるためサーフィンはせず。ビーチでコーヒーとパンを食べながら過ごすことに。相変わらずローカルは優しい人で溢れ、スタッフィーとグレイハウンドを混ぜた犬種に出会えた。
日に焼けた上半身裸の少しロン毛のオージーと彼がなにか話しているぞ、とわたしはコーギーを隣でナンパしていたのだが話しが面白そうなのでコーギーの若いオーナーとの話を終えて顔を出してみた。

オーストラリアの太陽の日差しは健康に害を与えない?

オージーのおじさんは肌を焼きすぎたら、ピュアなグリークヨーグルトを肌に濡れと言う。違う州で違う男性に聞いた時は生卵だった。そして日焼け止めなぞ必要ないのだ!帽子?サングラス?見てみろ!60年前のビーチはなそんなもの使ってるやついなかったぞ!根元の悪は、携帯だ!とか言っていたが、ベンチにある彼の携帯は紛れもなくiPhoneだが。笑

わたしは少し自分より年齢の高い人からわたしが今実際に自分自身で見えない変わってしまった土地、家、街などの歴史を本人から聞くことが好きだ。写真で見ても圧倒されるが、本人の口から語り出される街は写真の一枚では語れないほどの情報量がもらえる。
だから、彼が言うことも多少信じているし自分の意見や経験から言って太陽が私たちに与えてくれるエネルギーは100%信じている。

だが、あなたにとっては違うことを自分自身で判断してもらいたい。差別ではないんだ。肌の色が同じ日本人であっても異なるように肌の質というものが違う。黒くなる人もいれば、赤くなる人もいる。痛くなる人もいれば、ならない人もいる。太陽に浴びすぎて肌が荒れる人もいればわたしのように毛穴が閉じて、肌がサラサラになるなんて人もいる。インターネットの文章をぜんぶ自分に当てはまることなんてないぞ?SNSの綺麗なネェちゃんのオススメとか信じちゃあかんぞ?

午後11時、街に出てサイクリングへ

波もない、海辺の風の強さが台風級のため一旦家に戻りサイクリングへ。シドニーでの車での移動は心からオススメしない。どこに行っても駐車代もかかる、満車でグルグルと行ったり来たりで時間も無駄にする。まさに渋谷や表参道を運転しているかのようだ。

そこでオススメなのが自転車を借りてサイクリングすることだ。
LimeやBeamと言ったアプリケーションを登録し、自転車が置いてあればコードをスキャンしどこにでも乗り捨てられる。10分ぐらい使って$6かかるので安いように見えて高い。

オススメは街にあるレンタルショップや自転車屋さんで数時間借りれるものが良い。昼も過ぎ次の日は大雨の予報だったので、4時間コースでレンタルし$40だった。オーストラリアでは自転車を運転する際もヘルメット着用を義務付けられ警察に見つかると$300ほど罰金を払うことになる。Centennial Park Cycles という店でパスポートとバンクのBSBなどを証明できるものを見せて料金を支払い出発した。

Centennial Park(センテニアルパーク)は、サイクリング専用のコースもあるためとてもオススメ。小腹が減ったら小さなカフェもある。自転車を止めて大きな木の影の下で休みながら揚げたてのフィッシュ&チップスを食べた。4年間色々な週でオーストラリアの有名なフィッシュ&チップスを食べて来たがナンバー1と行っても過言ではない美味しさだった。揚げたて、カリッカリ、チップスなんて塩の加減が最高!スタッフもみんな親切だった。

バリスタは背の高いドイツ人、インド系のキャッシャーの彼女がスムージーを渡してくれる際に、

「あなたの彼ドイツ人でしょ?そうよね?」

「バリスタの彼もね、ドイツ人だからアクセントでそうかなって!」

わたしはこういった場面に良い感情しかないが最近は初対面で出身国は聞くなとか、アクセントに対してもそんな事を言う必要はないとか、とても敏感すぎる。

現代人は、言動に敏感なになり揚げ足をとるようになった

わたしの彼は異常なほど、普通に他人に声をかける。山ですれ違いの登山者に「Hello」と言うように街でも同じ事をする。聞きたいことがあれば、「Hi, how are you?Can I ask something to you?」って言って次の瞬間には知り合いかのように話しだす。わたしもするが、犬を飼っている人限定だ。笑 犬以外に興味はない。笑

そんな時にオーストラリア人であっても、なくても相手は

「Oi mate! You're from German aren't you?」

なんて言葉を返されるのは、ほとんど毎回のことだ。本人ですら気にしない。だからインターネットでチクチク小さな事に目くじら立てて、自分を正しいと認めたい承認欲求の塊の論争は見るに絶えない。

日常の一瞬を美しいと思い、今を生きるということ

大きな公園だ。サイクリングをする人、犬と散歩する人、孫と鳥に餌をやる人、公園で働いている人

東京で住んでたら公園でバケーションを過ごすなんて発想はなかった。一人で黙々とランニングはしたかもしれない。犬を見てニヤニヤしていたかもしれない。(これは今も変わってはいないのだが。)

大きな湖で鴨を追いかける犬と叫ぶ飼い主

公園に入り二人でサイクリングをしていると、男性が叫んでいる。
何事かと覗くと犬が泳いでいるではないか!必死に顔を水から上げて犬かきをしている!んん〜〜可愛い、可愛すぎる!ただ泳いでいるのではなく、犬は鴨を狙っていたので飼い主も大焦り。

近くの看板には、

"DOG ON - LEASH!!"
犬のリーシュをつけて散歩を!


と、カウンシルが設置したであろう看板があちらこちらに。
去年、私たちも多いに経験したが犬は狩りを専門に生きていた犬種は多く今でも鳥などを特に追いかけて殺すことに彼らに悪気はない。彼らに悪気はなくとも、飼い主には責任がある。
よく見ると彼の右手には少し老いたクリームカラーのラブラドールがリーシュに繋がっている。だから彼は身動きを取れなかったようだ。

すぐに自電車を止めて飼い主に伝えた。

「I can take your dog! Give to me the LEASH!!」

そんなような事を伝えた気がする。わたしも少し焦っていた。血まみれになった犬も湖も鳥も、もちろん見たくはない。彼の必死な声が届いたのか、犬が砂場へ戻ってきた。同じラブラドールかと思っていたら、なんとジャックラッセルサイズの小型の犬だった。笑 「What a nauhty dog you are!!」って何度も犬に呟きながら私たちに感謝を伝え彼らは去っていった。そこにすぐ小さな孫とおじいちゃんが鴨に食パンを与えにやってきた。またそこで彼らと世間話をした。

大型犬を4匹連れている女性ドッグトレーナー

大きな公園でどこを走っているかもわからなくなるような面積だが、また走り出すと大きな広場に一人の女性が4匹か5匹の大型犬をリーシュなしに引き連れていた。もちろん自転車を止めて遠くから柵越しにニヤニヤと眺めていた。彼らがまさか近づいてきてくれて、30分ほど話をはじめた。
彼女はもともとホスピタリティー関係の仕事を長くしていたが違う職種でステップアップしたいと犬のペットシッターを数回こなし、数日のトレーニングを受けて今はフルタイマーで犬と散歩をしたりトレーニングをする仕事をしていると言う事だ。わたしのバックグラウンドと似ていたし、バチェラーを取る必要もない、多額なお金を投資して学校に行く必要もなかった。言っちゃ悪いが簡単に聞こえた。
インターネットで調べても道が広がらず、多額な学校紹介、資格を取らなければ仕事に就けないなど夢の広がらない世界でしかない。

一歩、天気の良い日に外に出て人と話すだけでインターネットでは調べれない事が情報として手に入るし嘘はほとんどない。本人が無償で話しているからだ。ああ、携帯と睨み合いっこをやめて太陽を浴びて、おはようと他人と挨拶を交わす。

犬を散歩しているのに携帯を見続ける飼い主

赤ちゃんのカートを押しながら、携帯を見続けるママ

太陽が美しく輝いていても、画面の中の誰かの世界を見続ける

わたしは東京でもっと酷かったが、彼らを否定しているわけではない、注意もしようとは思わない。誰かの日常にあなたの1秒を奪われ、一瞬でしか見えない動物の動きや日常の美しい一瞬を見過ごすのは勿体無いなぁと感じてしまうのです。


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