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土木のブランディング【ゆとり技術士の日常】

 昔から気になった企業のホームページを検索する癖がある。

 最近は企業の広報、ブランディングへの興味が再燃しており、広告代理業で仕事をしてみたいと思ったことも少しだけありました。

 君は土木の技術系社員じゃないのかって言われそうですが、今の仕事にも誇りを感じながら携わっています。

 前職の時に少しだけ業界のPRというか、担い手確保的な広報の業務を担当したことが一瞬だけあります。

 今回の記事はいつも通りサクッとした軽いものですが、建設業界の広報についてガッツリとした記事を後日投稿しますので、少々お時間を頂きたいと思います(今回はその前段です)。

 建設業界に限った話ではありませんが、とにかく人手が不足しています。

 原因は業界全体が世間に正しく認知されず、今までPRをする機会が少なかったことだと一般的に言われています。

 では、広告費をかけて大々的にCMをすれば解決できるのでしょうか?

 それで解決できるのであれば、既に人手不足の問題は解消しているはずです。

 何故、世間に知られていないのかというと、建設会社自体がブランドとして世の中に浸透しきれていないのだと考えます。

 日本を代表する企業といえばトヨタやソニーなど沢山ありますが、日本の土木技術は世界最高峰と言われているわけですから、スーパーゼネコンもそれに匹敵するはずです。

 でも、世間一般の人からは同等に扱われません。

 その理由の一つとして、一般の方々がお金を払って商品を購入するという、消費者の財布と企業が直接繋がっていないからです。

 例えば車を購入する時、製品のサイトを真剣に見て選ぶものです。

 購入した車に満足できれば、消費者はその企業のファンとなります。

 しかし、建設会社、建設コンサルが一般消費者とそのように繋がることは、市場の成り立ちからして難しいものがあります。

 個人で橋梁の工事を発注するなんてことは、まずありえないので。

 話は変わりますが、消防士や警察官に憧れる子供は多いです。

 土木は3Kだと言われがちですが、消防士や警察官も同じくらい3Kではないのでしょうか。

 でも子供たちが将来なりたがるのは、身近に感じているからです。

 大人の目線で見ると、採用試験に合格した公務員なので信用が高いイメージのお陰でしょうか。

 うーん、土木業界の今後のためにも少し深堀りしてみる価値はありそうです。

 ましてや、自分は官民の両方を経験していますし、業界の広報にも携わったことが少しだけあるので、課題解決の糸口が何か掴めるかもしれませんね。


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