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読書感想

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2021年9月の記事一覧

『斜陽』太宰治【読書感想】

貴族。

自分は貴族ではないけど、
何となく直治の言っている事がわからなくもない。

心の底から馬鹿になって遊ぶこともできないし、
自分の思う正しい人間に戻る事もできない。

周りが良く見える人間が一番苦しむのかもしれない。

自分なりの自分の救い方があるってことなんかな。

馬鹿にならざるを得ない人もこの世には一杯いる。

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《気味のいい不気味さ!氷菓原作者のイヤミス!》『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信【読書感想】

《気味のいい不気味さ!氷菓原作者のイヤミス!》『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信【読書感想】

ちなみに「イヤミス」とは「読後、嫌な気持ちになるミステリー」らしいです。

著者米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さん

あの有名なアニメ『氷菓』の原作を書いている方。
『氷菓』シリーズのアニメは見て、
『いまさら翼といわれても』と『ふたりの距離の概算』は読みました。

この二つの印象からは、爽やかで最後にスッキリするミステリを書かれる方だなっていう感じだったけど…これの作品は!

出版社(年)新潮文庫

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