ヨーロッパを旅した100の感想:61.まだまだ外国人がレアな日本
もしかしたら私だけかもしれない。街中で、海外の、しかも欧米系の人を見ると思わず見てしまったりしませんか?
私は関東に5年ほど住んでいました。なのでなんとなく分かりますが、東京は他の地域に比べたら圧倒的に外国の人が住んでいると思います。コンビニに行っても日本人の店員は最近では見かけなくなっているのではないでしょうか。
と言ってもほとんどがアジアからの方が多いかもしれませんね。インドやネパール、マレーシアやベトナムなど。私が高円寺に住んでいたと言うのも大きいかも知れません。
それでもやはり、欧米系の人に出会うと内心”あ、海外の人だ!”となるのは私だけではないはずです。
日本人の認識
実はこれはヨーロッパにいるときに何度も言われた事です。日本に行ったことのあるヨーロッパの人々はみんな「日本人は白人を見るとアメリカ人だと思っているから英語で話しかけてくる」のだそうです。
若い人ならヨーロッパの国の人であっても英語が話せたりしますが、みんながみんな話せるわけではありません。特にスペインやフランスなどラテン系の人は英語の習得度で言うと日本人とそれほど変わらないのではないかと思っています。
そんな方が日本で英語で話しかけられても、お互い片言の英語でしか会話が進まず全く話にならないことでしょう。ましてや、仮に英語が話せたとしても、それは彼らの母国ではないので英語レッスンのような会話にしかならないから不愉快だと言う話も聞きました。
あくまで個人的には、アメリカ人として接してしまうのは申し訳ないが、英語で話しかけるのはしょうがないのではないかと思っています。
なぜならアジア人の見た目の私でさえ、ヨーロッパでは英語が分かりますか?と確認されて話しかけられるからです。世界共通語である以上はみんなある程度話せる共通言語と思われていて仕方ないです。
もちろん、日本人が英語で話しかけてくる理由は間違いなくアメリカ人と間違えているからだとは思いますし、だからこそ英語で話しかけてくるなと怒っている理由もわかります。笑
オリンピック
今年開催予定だったオリンピックにしても、各企業はインバウンド対策などで力を入れていたのではないでしょうか?
そう、力を入れていたんですよね。
ここにも少し違和感が私はありました。なんだか英語が得意、あるいは英語が出来ると言う能力を特別な人が持っている技能として扱う人が多いように思っていました。
英語は言ってしまえば知識と経験なので、誰であっても話せるようになるんですよ。もちろん、一長一短では難しいかも知れませんが、生まれつき特別な能力ではありませんからね。アメリカに住んでいる犬だって飼い主の英語を理解できるんです。なら私たち当然、多少の努力をすれば使いこなすことだって可能なはずです。
なのに、そこの努力をしない人々が英語を話せる人の知識や努力を軽んじていることもとても気になっていました。もちろん、全員ではないです。一部の人です。
しかし、そう言う点を見てもやはり日本人にとって”英語”や英語を話す”外国人”はまだまだレアなのかも知れませんね。
他の国は
もちろん国や地域によって、私のようなアジア人がレアな国はあります。しかし、日本の方のようにジロジロみたり、英語が話せないからと逃げたりはあまりされません。
ロンドンやパリなんかの大都市に行くと、もはや移民国家なのでいろんな国の人がたくさんいます。なので、その辺りに行くとアジア人であっても特別珍しかったりはしないのかも知れませんね。
もちろん、服装や歩き方で観光客なのか現地の人なのかはすぐにバレたりはしますが。
しかし、相対的に日本の人は親切だ!と温かい思い出を胸に母国へ帰る海外勢もたくさんいるので悪思い出ばかりでないのは救いですね。
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