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おうち時間で推し映画②(4/26)

日本の医療環境をイギリスのBBCが取材しているものが話題になっていますね。初めは私はそれの何が話題になっているのか気づきませんでした。

フランスにいてフランスでニュースを観ていると、イタリアがピークの時はイタリアの病院から医師たちがSOSを、スペインがピークの時はスペインの医師が泣きながら泣ながら訴えているんですよ。加えて、フランスのニュースは果敢に病院内の様子を日々流していたのでその様子はある意味で家に居なければならない危機感としては正当なもののように思うことができていたんですよね。

もちろんイギリスに関してもそうですね。

しかし、日本のメディアがそんなことをすることはないということを忘れていました。そうですよね。亡くなった芸能人の家に押しかけることはできても命がけで頑張っている医師たちの勇姿を写すことは出来ないんですよね。

これは何かの規制によるものなのか、ただ視点がずれているのかどちらなんでしょうね。

しかし、そういった点で日本にいる海外特派員のかたが身を呈して発信している今の状況は確かに違和感ですね。

今日も映画を紹介します!

というわけで、少しでも家で見る映画の参考になることを願って今日も好きなイギリス映画を紹介していきます。

なんでイギリスやねん!と言われても私が好きだからですとしか言えません。昨日は映画美術の素晴らしい映画と、イギリスの歴史を垣間見える映画を紹介しました。

今日はイギリス映画なのですが、完全に私の好みに傾倒したものを紹介します!

映画好きには観て欲しい映画製作作品で賞

人生はシネマティック!

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すこぶるタイトルがダサいんですけど、内容は実に秀逸です。脚本もそうですが、映画とは、こういうものだったよな。と再認識できる名作となっております。

イギリスならではのウィットに富んだセリフ回し、絶妙なセットの衣装と美術、派手さはないながらしっかりとした伏線とストーリー展開。物語後半は泣きながらしか見ることが出来ませんでした。

ストーリーは一度も執筆経験のない女性が、ダンケルクを舞台にプロパガンダ映画の脚本を手がける話です。出ました、再びダンケルク。これはある意味で、イギリスの歴史の大きなテーマなのかもしれませんね。

「価値のある映画を作りたい。人生の1時間半を捧げたくなる映画を」

これを観た映画好きな方は、きっと映画が好きな理由を誰かに語りたくなることでしょう。

リトルランボーズ

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実に可愛い映画です。これもランボーに憧れた少年たちが映画を作る映画です。子供ならではの苦悩や葛藤を映画製作の過程でぶつかってボロボロになって、自覚していく。そんな映画です。

色合いや妄想力は子供ならでは。けれど、楽しいだけではない映画製作の裏側を実にコミカルに表現していて私はとても好きですね。

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これはまだ、劇場で見ることが出来る映画なんですかね?しかし、この映画を見たときの衝撃が忘れられません。これは第一次世界大戦を舞台にした、伝令を伝える兵士をワンカット風で撮影した作品です。ストーリーとしてはほぼ走れメロスです。

あくまで、ワンカット風なんですけど、しかしすごい。

ワンカットは映画製作において途轍もない時間と準備が必要なものなんです。しかもこの長さで、戦争もの。もう想像するのも恐ろしいほどの苦労があったと思いますよ。

どこをドローンを使って、どこを人がカメラを運んでいるのか。ここまで人を追いかけているとすると照明部はまるで機能しない。しかし録音部が一番大変かもしれない、撮影部のように機械に頼れる部分が少ないから…

などと撮り方に目がいく作品です。しかし、本当に実に見事です!!ぜひこの作品を見て欲しい、撮影スタッフの勇姿をちゃんと観て映画を完成させて欲しいです。

スコットランドが魅力的で賞

最後に私の大好きなスコットランドの映画を。スコットランド映画といえばトレインスポッティング、ロブロイ、ブレイブハートなどあるかと思います。しかし、そういった切り口ではなく、こんな時期なんで、観た人が少しハッピーになれる映画を紹介したいなと思います。

天使の分け前

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まあ、感想は賛否あるかとは思います。これは人生のどん底にいる人たちがスコットランドのアイデンティティであるタータンを身にまとい、一攫千金を目指す話ですね。

抜け出せない負の連鎖の中で奮闘する、これはどこの国にもあるネガティブな部分だと思うんです。たまたま貧しく生まれただけで人生の全てが決まってしまう感覚。これは一番怖いことですよね。

少しレミゼラブル感はあるかもしれない。しかし、現実がほんの少しでも厳しい物ばかりではないのだとという希望が見えるだけで何かが変わるかもしれない。そんな話ですね。

もし興味があればどうぞ!

さて、今日もありがとうございました。

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