アルザス・オークニグスブール城
昨日はあまりにも疲れていて更新ができませんでしたが…
今日はアルザスにあるお城のお話です。
アルザスにあるお城の中でも850年以上もの歴史を持っています。小高い山の森のさらに奥に佇むその姿は圧巻です。映画撮影の舞台になったりもしているのだとか。
銀と塩の交易ルート及びワインと麦の交易ルートを見張るための要衝として12世紀に建造されました。30年戦争の際に破壊され、一時は廃墟となりましたが、アルザス地方がドイツ領となった折、1899年にヴィルヘルム二世によって建て直されました。
小高い丘に位置していて、割と遮るものが何もないなという印象です。
これは私の個人的な感想ですが、コルマールにハウルの動く城の視察でジブリチームが来ていたのだとしたら、もしかしてこの城も見たのでは?という印象を受けました。なぜなら外観的にハウルの城に似ているようなきがしたから。
気のせい、というかよくあるアルザスの建物を模していると言われればそうかもしれないなと思う程度の造りではあったからですね。
私は実はこのお城の発音がずっと言えなくて、なんならいまだに言えません笑
オークニグスブール城ってめちゃくちゃ言いにくいですよね笑
でも、中に入るとイメージが変わりました。
入口はまさにゲームオブスローンズのようだなと思ったのですが、中は今まで見たことがないくらい不思議なレイアウトで、迷子になりそうでしたね。
中は寒いらしく、暖炉がお部屋ごとにおかれていました。寒い日は暖炉の前でホットワインを飲んでいたそうです。
そして、アルザスの至る所で見かけたこの双頭の鷲。もちろん城にもありました。後々調べてわかったことですが、これはドイツが由来のマークだそうで、ローマ軍だぞ!という目印がどんどん国をこえてある民族の証であるマークに変わっていったものだそうです。
この後に行った、ドイツはもちろん、ウェールズにもこのマークを見つけて不思議だなと思いました。
もちろんお城なので、大砲も至る所に置かれ、城の歴史を物語っています。
天井が低いなと思いましたが、それもまた生活のしやすさから来ているのかもしれませんね。
城の上から見る景色はとても素晴らしくて、アルザスのほとんどが見えるのではないかと思うくらいです。
あまり高い山というのがアルザスにはないので、こういう景色になるんでしょうね。
このお城にはセレス駅というストラスブールとコルマールの間にある駅からシャルトルバスに乗ることが可能です。シャトルバスが出てるなんてすごいなと思っていたら、それもそのはず。このお城、ヨーロッパではベルサイユ宮殿、エッフェル塔、モンサンミッシェルとならぶフランスの観光名所。フランス版「ノイシュヴァンシュタイン城」と言いたい所ですが、日本ではあまり知られていないのが事実です。
ちなみに余談ですが、ノイシュヴァンシュタイン城もドイツではそこまで日本ほど人気の観光地ではなかったりするので、ドイツの観光会社の人が、ここには日本人しか行かないけどなぜだ?と不思議がってました。
そういう観光地って意外にありますよね。
ヨーロッパ中から観光客が集まるので、シャトルバスも割とたくさん運行しています。行かれる際は活用するといいと思います。
郵便について
ちなみに、私はこのお城で大量に本を買ってしまい、スーツケースで持って帰るのは流石に嫌だなと思ったので郵送の手段を探しました。
私がこの時使ったのがコリッシモと呼ばれる国際郵便。
大きさごとで値段が違っておりまして、私は一番大きいものを買いました。それで大体1万2千円くらい?だったと思います。7キロまでならいいよ、というものなんですが、如何せん私は本を詰めたので多分7キロ以上あったと思います…
郵便局のホームページで伝票を書いて、その際に発行されたバーコードだったか発行番号と荷物を郵便局に持って行くと終わりというとてもシンプルなものでした。
到着も大体10日ほどで、税関で一度開けられた形跡がありましたが、難なくクリアして無事何も破損なく届くことが出来ました。
DHLやFedExもとても便利なのですが、こういった輸送方法もあるので、簡易的に何かを送る際は使ってみてもいいかもしれませんね。
では今日も読んでいただきありがとうございました。
明日はアルザス最後に行った美し街、リクヴィルとアンティークショップの紹介をしたいと思ってます。
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