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フランスからコロナの現状報告(3/24)

今日のニュース

今日は24時間で240人が死亡し、2,516人の患者が現在集中治療を受けています。月曜日よりも434人多い数字となっていますね。日に日に感染者の数は増えるばかりです。明日はマクロン大統領が陸軍病院に行くと言う表明をしていました。

しかし今日のフランスのニュースはほとんどが東京オリンピックの休止を話題にしていました。速報として報じていたようですね。

このIOCの発表を受ける前からカナダは選手を送らないと表明していましたし、アメリカに住んでいる日本人選手やドイツの選手なども参加辞退を表明していました。

ここまで欧米諸国でコロナについて叫んでいる以上は妥当な判断だったと思います。

今ではイタリアが世界で武漢に次いで二番目の感染国となっていますが、三番目がアメリカと言う欧米諸国での感染の勢いが広がりを見せています。


規制の強化

加えて23日にフィリップ首相がいまだに状況を軽視している人たちが多いことから規制を強化したようです。

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初めは罰金も5千円程度のものだったにも関わらず、今では2回目に違反した人は17万相当の罰金、そして3回目以降の違反には6ヶ月の禁固刑と50万近い罰金が課せられるようです。

そしてパリの街にはついにドローンも導入され始めたようで、本格的に中国の規制に近いものとなって来たように思います。

加えて行動範囲も自宅から1キロ圏内の1時間以内の行動に制限され、青空のもと開かれるマルシェと言う市場はしばらくの間禁止にする旨を伝えられました。自宅待機を命じられてから、普段ジョギングの文化のない人も外に出る目的でジョギングを始めて人が密集しすぎることを懸念したことも影響しているのかもしれません。

マスクと消毒液の普及

さらに、マスクも必ず付けなければならないと言う空気にもなって来ました。いまだにマスク反対派がいるようですが、アジアを見習え!とマスク生産に力を入れる個人事業も増えて来ているように感じます。

マスクについてもフランスのヴィトンなどが自社の流通網を活用して中国のマスク工場に大幅発注をかけたり、マスク生産に力を入れ始める動きが垣間見得ますね。

他にも、ヨーロッパの大手企業が消毒液やアルコールを医療現場に寄贈したり、酒造メーカーが自社で消毒液を製造する旨を表明したりもしています。

いつまでこのlockdownは続くのか

正直、分かりません。いまだに毎日のように死者が出ています。

このピークは8日になるのではないかと言う味方が出ていますが、市民が素直に従って15日間だけの監禁期間ですめば恐れる問題では無かったとも言われています。

しかし、4月いっぱいまではこの監禁期間が続くのではないかと言う見方が濃厚なようで素直に家にこもっていることが今は得策なのかもしれませんね。

ちなみに、24日から日本に発つANAやJALなどの直行便が全て結構となっています。空港からの締め出しや国境の閉鎖もますます厳しくなって言っているように思いますね。

一日も早く自体が収束することを切に祈るばかりです。

おまけ

余談ですが、個人的に国民性なのか面白いなと思ったのは人と人との距離の決まりが国によって違うと言うことですね。

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こちらはフランス。1mルールです。

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そしてこちらがドイツ。1.5mルールなんですよね。

そして写真はないのですが、スペイン。この国はなんと2m。

なんの違いなのか…しかし2mもあけて列に並ぶなんて逆に大変で誰も守らないんじゃないかと思わなくもないですね。笑

どんどんおかしくなって行く世界ですが、コロナが共通の敵になっていてどんどんlockdownのしていく国が広がっています。イギリスもついに昨日あたりから、ドイツもその辺りからでしたね。

イタリアやスペインに至っては監禁期間の延長もあってフラストレーションが貯まる頃なのではないかとも思っています。

アフリカでもじわじわとコロナが広がっている状況を見ていると、無力さを本当に痛感しますね。




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