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マインドマップ面接法~企業分析編~

 マインドマップ面接法では、小手先の面接テクニックではない骨太の思考法を目指しています。

 初日は自己分析編、二日目に企業分析編、三日目に面接編を予定しています。
 初回はこちら

今回は、企業分析編です。

欲しい人材を正確に把握する

 何をしている会社か、業界における問題点は何か、その会社の強みは何か、どんな質問をするか、についてはそれぞれで行っていると思います。

 ここまでは一般的な企業分析なので、最低限やった上で今回の話を進めていきます。

 企業の採用ページ等にある『求める人物像』を自分の言葉で言うとどういうことか、を分析します。前回と同じく言葉の因数分解に近いです。

 ここで重要なことは、自分の言葉にはするものの、自分の価値観で勝手に決めつけないこと。

 ある倍率の高いウェディング会社にて最終面接前の集団面接を受けたときのこと。その会社は、ウェディングのノウハウを活かしてコンサルティング事業に力を入れていこうとしているタイミング。
 今でも覚えているのですが、その集団面接で「入社したらどんなことを成し遂げたいですか?」という質問がきました。
 自分以外の3人の候補者は「こんな素敵なコンセプトのウェディング会場を作って人を感動させたい」と答えたのに対して、僕は「御社のノウハウを日本中に広げたい」と答えました。

 受かったのは、自分だけ。求める人物像を「ウェディング」に引っ張られて主観で判断せずに、今企業がどんな人材を欲しいのかにフォーカスした結果だと思います。

 これは、社会に出てからの営業という仕事にも、そのまま使える考え方になりました。相手が欲しいものを主観で判断せずに、相手の答えをかみ砕いて理解するという点において。

企業分析にもマインドマップ

 さて、その際に頭を整理する方法としてマインドマップを活用します。

 企業の欲しい人材像をマインドマップで四方八方に走らせます。
 イメージとしては、企業名を真ん中に書き、そこから企業が行う事業を最初の線にして、それぞれの事業の特性、欲しい人材像を企業のHPから引っ張り、自分の言葉にして書き込んでいきます。

 すると企業によっては、欲しい人材の特性に自己分析の時にも出てきた言葉が出現する現象が起きます。

 通常マインドマップは、自己分析やプロジェクト、アイデアの時に活用しますが、企業分析にも同じように活用します。

 あと一歩です。

自己分析と企業分析のマインドマップを合体させる

 ここまでやってきた自分分析のマインドマップと、企業分析のマインドマップを結びつけます。

 ノートの上半分に自己分析のマインドマップ、下半分に企業分析のマインドマップを書き、共通の項目を結びつけます。

 ここまでくると、企業の欲しい人材像に自分のどんな特性が活かせるのか、それを象徴するエピソードは何なのか視覚的に把握することができるのではないかと思います。

 自分の特性と企業が欲しい人材の特性をマッチさせ、その根拠となるエピソードを整理します。

 1つのエピソードから色んな特性を見つけておくことで、企業の人物像にマッチしやすくなるはずです。
 自分自身や1つの出来事ににいろんな面があることを自覚することは、人への理解を深めることになるはずです。
 せっかくの就活なので、今後の人生の役に立つようなものにして欲しいと思っています。

 ここまでで、かなり準備が整いました。

 次回は、いよいよ面接編です。

 ※画像はyuki otaさんより頂きました。

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