見出し画像

空が広いと、嬉しい

空が広いだけで、嬉しい。

今週から、新しい仕事に変わり、電車に乗って通勤している。電車が苦手なので、それだけでもなかなかストレスなのだけど、「変化」はどんなものであっても大きなストレスを伴う。意識しているものだけでなく、無意識のうちにも。
だから、なるべく日々の些細な嬉しいことがあると、少し救われる。

通勤途中の道は、空が広い。

川が流れ、道が広くて公園がある。大きな広場もあって、視界が開けている。こんなにたくさんの高いビルが並ぶ街の真ん中なのに、急ぎ歩くひとの波、慌ただしい時間の流れはここにはない。
すごく些細なことだけど、そんな景色を通って会社に行くことが、心を穏やかにさせてくれる。

一眼レフのカメラはちょっと重いので、utlens(wtulens)という軽いレンズを使っている。「写ルンです」のレンズを2枚使ったエコなレンズだ。

小さなレンズだけど、よく映る。軽いからスナップ撮影にちょうどいい。鞄に入れても重くない。だから、通勤途中の景色を切り取って遊んでいる。

ちょっと色味は現像で変えてるけれど、周辺減光も面白いし、意外とピントもよく合う。
カメラバカの思考をそのまま述べると「無限にフィルム写真が撮れるから、撮れば撮るほど実質0円に収束していく、お得なレンズ」だ。

しばらくは、カメラと一緒に空を見上げて、なんとか日々を乗り切りたい。小さなレンズと空のおかげで、出かける楽しみが一つ増えたから。


読んでいただいて、ありがとうございます。お互いに気軽に「いいね」するように、サポートするのもいいなぁ、と思っています。