発達障害のお子様も入れる保険~coop共済~
発達障害のお子様は、大人よりも保険の選択肢が圧倒的に少ないです。
特に保障を確保しようとする場合の選択肢は大きく2つになります。
1つは、前回ご紹介したぜんち共済。
もう1つは、coop共済です。
本日は、coop共済について書いていきます。
大前提として、coop共済に加入できる方は生協の組合員と同一世帯のご家族です。
coop共済にはいくつか保険種類がありますが、
今回は子供の発達障害でも入れる保険にフォーカスを当てます。
加入できる保険①
「たすけあいJ1,000円コース、J1,000円コース先進医療特約付」
上記の保険に、ご加入できる可能性が高いです。
coop共済内の資料には
「心理的発達障がい」または「多動性障がい」を原因として回答が「はい」となる告知事項
において、条件付きで加入ができると記載があります。
ここで言う「心理的発達障害」は下記のものです。
「会話及び言語の特異的発達障がい」
「学習能力の特異的発達障がい」
「運動能力の特異的発達障がい」
「混合性特異的発達障がい」
「広汎性発達障がい(自閉症、レット症候群、アスペルガー症候群など)」
「その他の心理的発達障がい」
「詳細不明の発達障がい」
ただ、知的障害、ダウン症候群、身体障害を原因として告知事項のいずれかが「はい」となる場合には加入できないので、要注意です。
3年以内の発達障害を原因とした入院や手術については、給付金を受け取ることができない条件と、
3年以内の発達障害を直接の原因とする死亡においては、共済金は10万円になる条件が付きます。
また単体でのお申し込みは出来ませんが、140円追加して支払うことで「個人賠償責任保険」を付加することも出来ます。
個人賠償責任保険は、同じ世帯のどなたかが、自動車保険や火災保険などでご加入していればそれで賄えるので重複がないかも確認が必要です。
ただ、補償額が満足できるものであるかは個別に確認する必要があります。
加入できる保険②
「たすけあいJ1,900円コース」
現在入院中でないこと。
1年以内の入院や手術を勧められていないこと。
この1つを満たせば加入できる保険です。
かなり緩い告知事項となっております。
通常のJ1,000円コースよりも、金額に対しての保障内容は下がります。
ただ、保障を持てるという点は魅力的です。
まとめ
20歳になると(こくみん共済coopは15歳になると)、民間の緩和型保険に加入することができるようになりますが、お子様のうちは選択肢がどうしても限られます。
多くの保険会社では、発達障害を持つお子様の保険加入が制限されています。
「お子様のうちは発達障害があるとパニックを起こす確率が高く、それが事故につながるため保険の査定が厳しくなっている」とある保険会社からは回答がありました。
ただ診断がついて保険に入りづらくなった後でも、ぜんち共済やcoop共済のようにお子様自身の保障を確保する方法はあります。
また商品名自体が販売資料にあたる可能性があるため、名前は出せませんが、お子様の年齢によっては無条件で加入できる生命保険もあります。
そうはいっても、思い通りの保険に加入できるに勝ることはありません。
診断を受けることで保険の査定が厳しくなることを、お子様に診断を受けさせるか迷っている親御さんや、教員や支援員の方にも、ぜひ知って頂きたいと思っています!!
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