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来期の査定をアップさせる「人事評価の傾向と対策」Kindle版

ボーナス支給日まで残り1ヶ月ほどとなったある日、あなたの受信メールBOXに、上司から業績評価のフィードバック面談を行う旨のメールが届きました。

件名:「業績評価のフィードバック面談について」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「もう、そんな時期か……」
あなたは、メールを目で追いながらつぶやきます。

そして、フィードバック面談の日をむかえました。

リモート会議で面談がはじまります。

Zoomの画面越しに、上司とたわいもない雑談をして、業績評価のフィードバックへ進んでいきます。

実は、今期は自分なりにがんばったと自負しているあなた。
もしかしたら、評価がアップするんじゃないかと、淡い期待に胸がふくらみます。

しかし、上司の表情が徐々に曇りはじめます。

「結論から言いますね。今期もC評価です」
上司は、淡々とした口調で、評価の理由をコメントします。

コメントは次のとおり。
・ほとんどの人はC評価。
・評価はあまり気にしなくていい。
・がんばっていることは、よくわかっている。
・来期はもっとがんばろう。
・いつも応援している。

ちなみに、この会社の業績評価は、S、A、B、C、Dの5段階評価です。
C評価は、良くもなく、悪くもなく、現状維持を意味します。
上司のコメントを聞きながら、あなたの気分はどんどん滅入っていきます。

あなたは心の中でつぶやきます。

「なんだかなぁ…、前回のフィードバック面談でも、同じようなことを言われた気がするんだけど…」
「しかも、さっき、今期もCって言ったよね」
「『も』は失礼でしょう、『も』は……」

そして、上司が問いかけてきました。

「何か、質問ありますか?」

あなたは、Zoom の画面をぼんやり見つめながら、取りつくろうように答えます。

「い、いえ、別に……」

上司は、一瞬、安堵したような笑みを浮かべて言いました。

「それでは、時間になったので、これでフィードバック面談を終了します」
「おつかれさまでした」

こうして、今期も、あなたのC評価が確定しました。

入社して、かれこれ5年、ずっとC評価のあなたは、心の中で、自分を慰めるようにつぶやきます。

「まぁ、仕方ないよね」
「どうしてC評価なのか、よくわからないけど、気にしたところで、評価が変わるわけじゃないしね」
「ほとんどの人がC評価だって言っていたし、まぁ、いいか」

しかし、後日、あなたのプライドを、思い切り傷つける出来事が起こりました。

あなたは、仲良しの同期社員との何気ない雑談から、その同期社員がB評価をもらっていたことを知ってしまいます。

動揺するあなた。

あなたは、心の中でつぶやきます。

「えっ、本当にB評価なの?」
「言っちゃ悪いけど、私の方が貢献してない?」
「どうして?」

さて、このような経験をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

本書をお読みいただいているあなたは、少なからず、現在の評価に不満をお持ちだと思います。

ご安心ください。
本書をお読みになれば、その状況を変えることができます。

本書には、あなたが望むレベルの評価を獲得していくための、知識・考え方・実行するべき対策がまとめられています。

ぜひ、本書を、有効活用してください。

ご案内

本書は、広告代理店に20年以上在籍し、契約社員から部長までを経験して、「評価される立場」と「評価する立場」の両方を、たっぷりと味わった著者が執筆しています。

本書は、著者の実体験にもとづいて、企業の人事評価制度の運用実態や、実際に評価実務を行っている人事担当管理職の意識や行動の実態を、赤裸々に記録しています。

そして、人事評価に向き合って、悩み、行動した、実在の人々の、成功と失敗の軌跡を、これまた、赤裸々に記録しています。

さらに、さまざまな企業の人事担当者などに取材し、リモートワークやタレントマネジメントシステムが導入された、今どきの人事評価の実態と、これからの方向性を分析しました。

本書をじっくりお読みいただいて、人事評価への正しい向き合い方を知り、行動を起こすことで、あなたの人事評価に大きな変化が起こります。

本書の概要

本書は長年、人事評価の実務を経験した著者の体験談と、独自の取材研究をもとに構成した、「がんばっているあなたが正しく評価されるためのアドバイザリーブック」です。

「なぜ自分が評価されないのか」、「そもそも人事評価とはどのようにやっているのか」、「どうすれば自分の査定をあげることができるのか」などの疑問を解決し、来期の査定をアップさせる実践的なノウハウを身に付けることができます。

こんな方におすすめ

  • 新入社員の方

  • 転職後、間もない方

  • 人事異動で労働環境に変化がある方

  • ずっと低い評価に甘んじている方

  • 身近に人事評価について相談できる人がいない方

  • 企業の人事評価の仕組みを知りたい方

  • 今どきの人事評価の傾向をキャッチしたい方

  • 理想の自分の姿に向けて、確実に成長したい方

CONTENTS

  1. 人事評価の基礎知識

  2. 人事評価のステークホルダー

  3. 来期の査定をアップさせる具体的対策
    ・評価アップの戦略と実行計画
    ・業績目標の設定方法と成果の振り返り方法
    ・今どきの面談対策と所作
    ・プレゼンテーションのポイント…など

  4. 人事評価に影響を与える社会的な動き

  5. リモートワーク及びタレントマネジメントシステム対策

  6. 今どきの、そして、これからの人事評価の傾向と対策

  7. 振り返り T課長チームのリモート懇親会

本書の特長

  • 図解でわかりやすく解説しています。

  • 人事評価の正しい捉え方がわかります。

  • 評価アップのために何をするべきかがわかります。

  • 評価アップの実行計画の作り方がわかります。

  • 業績目標の設定方法がわかります。

  • 成果の分析方法と、成果のまとめ方がわかります。

  • 面談の効果的なアピール方法がわかります。

  • 評価への正しい向き合い方がわかります。

  • 今どきの、そして、これからの人事評価の傾向と対策がわかります。

お買い求めはこちら

※改訂前の表紙が表示される場合があります。

献本させていただいた皆さまの感想

  • 知らないところで360度評価されてるって怖いですよね。
    ちゃんと対策しないいけませんね。(20代女性)

  • 今まで漫然と評価を受けていたけど、この本を読んで人事評価に戦略的に取り組む方法がわかった。(30代男性)

  • 業績目標の設定や成果の振り返りはいつも間際にドタバタしながらやっていたけど、この本を読んでこれからは計画的にやっていこうと思いました。(20代女性)

  • 面談対策やプレゼンテーション方法はすぐ取り入れることができるので、次回から試してみたいです。(30代男性)

著者

ペンネーム ©人事評価の傾向と対策

広告代理店で契約社員から部長まで経験。
マーケティング実務経験は約20年。
そのうちの10年は人事担当部長を兼任。
評価する立場と評価される立場の両方に身を置き、
人事評価の表と裏に精通。

  • 日本マーケティング協会マーケティングマスター

  • 日本環境管理協会環境管理士一級

  • 教員免許社会科中学一種高校二種

  • 社会教育主事

  • メディア運営、書籍出版、マーケティングサービスに従事。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

こちらもごらんください


一冊まるごとお読みになりたい方はこちら

第1章 そもそも人事評価とは

第2章 人事評価のステークホルダー

第3章 来期の査定をアップさせる人事評価対策

第4章 人事評価に影響を及ぼす社会の動き

第5章 今どきの人事評価の傾向と対策

第6章 振り返りT課長チームのリモート懇親会


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御礼


お読みいただき、誠にありがとうございました。

2023年7月吉日 人事評価の傾向と対策

初版 2022年5月18日
改訂 2023年7月23日

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