再生の日 episode4
μ「なに観てるの?」
τ「…chapter10ーⅩⅩⅩ……εには言わないでくれる?」
μ「言わないよ。きっとεが誰よりも再生してるだろ。…ちょっとそこ詰めて、あたしも観る。最近まったく観れてなかった。」
τ「今度の音がいいんだって。またβが新作くれたよ。」
μ「貸して。改良しすぎだろ。まぁいいんだけど。…ほんとだ超いいね。」
τ「……θはもう地球に行かないのかな?」
μ「…さあね。いまそれどころじゃないって感じ?まぁ行っても向こうからは、どうせなにひとつわかりっこないんだ。衝撃で記憶もバン。oneのシステムは完璧に起動してる。向こうに行っても時間の無駄ってθは思ってるかもね。あ、これは絶対に言うなよ。」
τ「んっ、うん。…あのねμ、ぼくレベルS全コースクリアしたんだ。」
μ「そうだった!!おめでとう。よかったな。πのおかげだな。」
τ「うん。あとσも。ぼく下手だから…見かねてσが12回もコース90のプログラムモデルの説明をしてくれたよ…」
μ「……。クリアできたならいいんだよ。τ、気にするな。お前は優しすぎる。あれは特別に残酷だから…きっとβはσに300回は説明を受けるだろ。」
τ「はははっ。」
μ「だから気にするな。…ちょっと最初から観るから巻き戻してくれる?」
chapter10ーⅩⅩⅩ
地球誕生から地球時間経過○○億年
転生レベルMコース50
バグレベルⅦ.Ⅱ
緊急出動要請有
コードネーム
αーcomplex、εーcomplex、θーcomplex、Ωーcomplex、ζーcomplex、σーcomplex、δーcomplex、μーcomplex、ρーcomplex
再生します。
τ「…それからね。μ…。」
μ「お前のコピーのことだろ。メインtrust機能が狂ってるだけだよ。それもoneがいないから…不足分はθの代替えシステムで今は持ちこたえてる。あとは自立プログラムに任せるしかない…本体のお前までどうしたんだよ。」
τ「…ごめん。こっちに還ってくるたびに、今年は何人、年々増えてるって…地球でニュースになってたなぁって…思い出すから。」
μ「影響が出ないわけじゃないんだ。お前がしっかりしてれば大丈夫だよ。τ、みんなお前を信用してる。τの考案した文明プログラムはもう2000は組み込まれてるんだ。もっと自分を誇れ。」
τ「ありがとう…ありがとうμ…」
μ「…観ろよ、αのやつ笑ってる…。あたし300年ぶりに動いてるαみたかも。」
いつもありがとうございます(о´∀`о)💕これからもよろしくお願いします🌈✨🙏