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農作物の収穫をAIで自動化って出来るの?

農作物の収穫をAIで自動化って出来るの? https://aiboom.net/archives/21502 @AIBoom_netさんから
上記のやつをみて、思った事をまとめます。

【前提】

農業って、全く自動化や機械化が進んでいない産業の1つで、
農業の人手不足問題や、後継者不足の原因は、機械が農作業出来ないからだと言われています。

現在農作業が自動化されている部分は、トラクターやコンバインなどありますが、これらは人間が動かしています。

稲やジャガイモのように根こそぎ収穫できる作物はこのような機械化で対応しやすいですが、園芸作物や果樹、「みかん、りんご、とまと、きゅうり」などなど、これらは全て人間が眼で見て収穫しないといけません。

なので、目の技術(ディープラーニング)以前は、機械化や自動化が全く出来ていませんでした。
そのため、
人がやるしかない⇒人手不足で困る
という構図が出来上がっていたのが農業という産業です。

【本題】
ディープラーニングという、目で見て判断出来るという技術が汎用的になってきています。この事を踏まえて、

今の技術で出来て、マーケットが大きくて、コストも見合う

という分野を探す必要があります。
そして、その一つとして注目されているのがトマトの収穫作業の自動化です。

トマトの収穫は、農業の仲では比較的やりやすく、既にパナソニックが作ったトマトの自動収穫ロボットなども出てきています。
https://news.panasonic.com/jp/stories/2018/57949.html

ここで重要な点は、二つの技術の組み合わせでこれまで不可能だった事が可能になっているという点です。

二つの技術とは、
①ディープラーニングによる画像認識、判定(目の技術)
②汎用ロボット技術(個別の事象に対応する汎用的なアームなど)
です。

一つ目の、ディープラーニングによる画像認識、判定(目の技術)については、アイブンさんのページを読んでください。

トマト収穫ロボットの「視覚」を開発!農業の自動化が前進(AI×農業)【論文】

二つ目の汎用ロボット技術に関しては、イノベーションが起きているのではなくこれまで日本が培ってきた技術力が生きてくる分野です。
これまで、工場のラインに特化する形で進化を遂げてきた産業機械技術は、日本において高い技術力を誇る産業分野の1つです。そして、これまでは自然物や一品ものを見分ける目の技術が無かったので、目を持たずに行う作業に特化した進化してきました。

(特定の位置に設置したアームが、信号Zを検知したら、座標ABから座標CDに速度xで移動し、「つかむ」動作を行い、座標EFに速度yで移動後「はなす」動作を行った後、座標ABに戻り、信号検知モードに移行する)
みたいな感じです。これはアームの位置に人間が設置されたら、目をつむっていても出来る事を意味します。

ここで重要なのは、産業ロボットは目を持たず、決まった動きしか求められていなかったから、決まった動きをしていたという事です。
ディープラーニングという目の技術と組み合わせる事で、自然物や一品ものに対応した、毎回違う動きを求められるのなら、それに対応した仕様に変更や開発されます。そのための技術や能力はすでに備わっているという点です。

【まとめ】

これまで全ての技術をギリギリのところでとどめていた蓋が外れた状態です。ディープラーニングという技術の実現で急激に進みだしています。
農業分野では特に顕著に表れています。
画像認識分野全般でいうと、医療画像診断分野が先進的で事例やサービスも多いですが、機械との組み合わせを考えると農業分野に大きな可能性があります。

今後注視すべき分野の1つだと思います。

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農作物の収穫をAIで自動化って出来るの? https://aiboom.net/archives/21502 @AIBoom_netさんから

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