歌集　世の中の　希望というもの　全てが叶えばいいのに

すすすすす　好きですと言った　彼の言葉
1行無駄にして　しまうくらい愛しい

朝起きる。なんてことない　1日も
起きているって　伝えるんだ


良い返事を　もらえた瞬間　ゴールに
辿り着いてしまった　気がしたんだ

ああそうか　付き合ってるのか　そういえば
既読つけずに　2度寝する俺

私といて　楽しいのかと　サイコロ振って
ネガティヴにしか　進めなかった

僕といて　楽しいのか　考えていた
まあ、今は、　僕→俺になったけど

君はいつ、　あなたはどこ、　私は今？
どこにあるのと　歌詞のように探す


ぐるうりと　ひとまとめにして　包み込み
折り曲げ禁止の　思い出、紙切れ、

別れよう　ようやく踏ん切り　ついたけど
「り」が字余りだからもう少し待って

ジントニックの　味が染み込む
ズボンのしみ、　あなたとの大切な思い出

さようなら　またどこかで　会いましょう
切符を手にして　キープの元へ

その声を　聞いた時に　あーもう人じゃない
人を使った　寂しさを引き換えに

世の中の　希望というもの　全てが
叶えばいいのにって　嫌いなやつがさ

帰り道　いつもと同じ　太陽が
光っていたから　まだ死ねないね。