和菓子屋の桃子

日本で1番小さな県にある、日本で1番小さい天守閣に見守られながら、和菓子屋を営んでおり…

和菓子屋の桃子

日本で1番小さな県にある、日本で1番小さい天守閣に見守られながら、和菓子屋を営んでおります。

記事一覧

私のこと 004

高校1年生の私は、ほとんど学校へいくことができなくなっていた。 明確な理由はないが、心臓に石が詰まっているような、心がズキズキと重苦しく、息がしづらい日々を過ご…

私のこと 003

高校生になった私は、一気に体調を崩した。 自宅でも過呼吸になり、学校の前で足がすくみ動けなくなったり、自分の身体と自分の意志が分離されたような生活を送ることにな…

私のこと 002

中高一貫私立校へと入学した私の話 地元の友達と離れ、みんなが通う中学校の隣にある私立校へ進学した。 みんなはセーラー服、私たちはボレロジャケットとジャンパースカ…

私のこと 001

1992年生まれの28歳  出生地:香川県丸亀市 私が生まれた当時の家族構成は、両親と、庭を挟んだ離れに住む母方の祖母の4人での生活。 家族はみんな和菓子屋さん…

想いをカタチにしたい

はじめまして。和菓子屋の桃子です。 日本で一番小さな都道府県「香川県」で和菓子屋をしています。 2020年9月現在、代表は私の母が務めており、彼女で4代目社長で…

私のこと 004

私のこと 004

高校1年生の私は、ほとんど学校へいくことができなくなっていた。
明確な理由はないが、心臓に石が詰まっているような、心がズキズキと重苦しく、息がしづらい日々を過ごしていた。

学校に行ける日、行けない日、遅刻する日、早退する日、いろんな日があった。私もその状況を受け止めることができず、苦しい日々だったが、家族はもっともっと苦しい日々を過ごしたことだろう。厳しい言葉もかけてくれ、家族なりの精一杯のフォ

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私のこと 003

高校生になった私は、一気に体調を崩した。

自宅でも過呼吸になり、学校の前で足がすくみ動けなくなったり、自分の身体と自分の意志が分離されたような生活を送ることになる。それでもどうにか教室と保健室を往復しながら学校には行っていたが、ある日、保健室へ向かう途中に倒れた。

高校1年生の教室と保健室は1番距離が遠い。誰にも気づかれず、階段の踊り場で倒れていた私を見つけてくれた先生の計らいで、次の日から別

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私のこと 002

私のこと 002

中高一貫私立校へと入学した私の話

地元の友達と離れ、みんなが通う中学校の隣にある私立校へ進学した。

みんなはセーラー服、私たちはボレロジャケットとジャンパースカート。

当時は誇らしい気持ちでいっぱいだった。ここで頑張れば、明るい未来があると思っていた。

中学校へ入学して印象的だったのが、書道と音楽の授業

どちらも週に1コマだけの授業だったが非常に印象的である。

書道の授業で出された課題

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私のこと 001

私のこと 001

1992年生まれの28歳 

出生地:香川県丸亀市

私が生まれた当時の家族構成は、両親と、庭を挟んだ離れに住む母方の祖母の4人での生活。

家族はみんな和菓子屋さん。家族経営の小さなお菓子屋さんだった。

3店舗あった店も、小学校に上がるころには2店舗になり、私が成人する頃には立ち退きのため1店舗だけになった。

自宅と会社は別の場所にあり、学校から帰るとひとりぼっちになる私は、たくさんの習い事

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想いをカタチにしたい

想いをカタチにしたい

はじめまして。和菓子屋の桃子です。

日本で一番小さな都道府県「香川県」で和菓子屋をしています。

2020年9月現在、代表は私の母が務めており、彼女で4代目社長です。

家業ならではのことで、社内に同じ苗字を名乗る人がたくさんいます。

そうなると苗字で呼ばれると、誰の話なのか分からなくなることも・・・

同業者さん、メーカーさん、地域のみなさまにアラサーとなった今でも

「ももちゃん」と呼ばれ

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