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私のこと 002
中高一貫私立校へと入学した私の話
地元の友達と離れ、みんなが通う中学校の隣にある私立校へ進学した。
みんなはセーラー服、私たちはボレロジャケットとジャンパースカート。
当時は誇らしい気持ちでいっぱいだった。ここで頑張れば、明るい未来があると思っていた。
中学校へ入学して印象的だったのが、書道と音楽の授業
どちらも週に1コマだけの授業だったが非常に印象的である。
書道の授業で出された課題が「建学の精神」
建学の精神 〇〇〇〇を伝統とし、○○○〇を目指し、○○○〇を育成する。1年〇組 〇〇〇〇 これを半紙に書くのだ。
音楽の授業では「校歌」の練習、そして歌詞の書き取りテスト
今、私が会社を経営していく中で、この授業は大変意味のあるものに感じる。みんなが同じ方向を向き、足並みを揃え、同一のアイデンティティを持ち、6年間を共に過ごすためには重要なことと思う。
そして、大人になってから、他の学校と違ったのだと初めて知ったこと。それは教科数の多さだ。
中高一貫校はどこも同じだろうが、中学の授業を2年間で終わらせ、高校の授業を3年間、残りの1年を受験対策に費やす。そのため授業数の多さもさることながら、そもそも教科数が多いのだ。
『数学』は「代数」と「幾何」・『国語』は「現代国語」と「古文」と「漢文」・『社会』は「現代社会」と「地理」など、入学した瞬間からハイペースな授業が待ち構えていたのだった。毎時間、小テストがある教科、毎週小テストがある曜日もあった。そんな環境に疑問も抱かず、それを当たり前として過ごしてきた中学3年の3学期、私は急に体調を崩した。
当時は、何が起こったのか分からなかった。ある日突然、学校で過呼吸になったのだ。そして、その翌日から頻繁に、過呼吸で倒れるようになった。
それでも、どうにか遅刻・欠席をすることもなく、中学3年間皆勤賞をもらい、卒業式代わりの終業式を終えた。
そして、いつも通りの春休みを終え、高校に入ってからが問題だった。成績順にクラス分けされるものの、制服も校舎も変わらず、環境が変わることのない高校生活が始まった。
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