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大子漆を世界へ。地域のHUBになるカフェを目指して、自分の気持ちに正直に挑戦!-小野瀬真実さんインタビュー記事-

こんにちは、MOMOです🍑

今回は、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構で広報を担当している小野瀬真実さん(以下、真実さん)にインタビューしました。筆者の同僚である真実さんは、癒しキャラでありながらしっかりと芯があり”自身のやりたい事に正直に生きていく”姿勢が素敵な女性です。全国の魅力的な地域の発信を行い、自身の地元のまちづくりにも貢献したいという真実さん。会社員をしながら、地方創生分野でご自身の目標に向かって邁進している真実さんの素顔に迫ります。

小野瀬真実さん

小野瀬真実(Mami Onose)
茨城県大子町出身。大学休学中にフィリピン留学、オーストラリアでのワーキングホリデーを経験。帰国後、JALのグランドスタッフとして航空会社に勤務。顧客とのコミュニケーションやホスピタリティを学ぶ。現在は、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)の経営企画室の広報として都内を拠点に活動。プレスリリースの配信や外部メディアとの連携、イベント企画運営を担当する。
好きなものは、自然、コーヒー、ワイン。
ー早速ですが、地方創生やまちづくりに興味を抱いたきっかけは何ですか。ー


ー早速ですが地方創生やまちづくりに興味を抱いたきっかけは何ですか。ー

今思い返すと、物心ついた頃から同世代の誰よりも地元への愛が強かったのだと思います。祖父母が地元でりんご園を営んでいたので、幼少期からりんご畑での作業や出荷作業の手伝いをよくしていました。それが原体験となって地元への愛が自然と膨らんでいったのだと思います。”祖父の作るりんごはもちろん、大子町の良さをたくさんの人に知ってほしい。良さを発信したい。”という思いは、ずっとありましたね。

高校は、水戸市内の高校に電車で1時間かけて通っていました。市内にはショッピングモールや商業施設があって充実していたのですが、地元にはそういうものはなくて。選択肢の少なさに勝手に劣等感を感じていたんだと思います。地元愛は強かったけど、自分が地元のことを自信を持って周りに伝えることが当時はできなくて...そんなジレンマから、漠然と「地元をもっと楽しく、同級生や同世代が自信を持って魅力を伝えられるような場所にしたい」と思い大学では迷わず、観光学や地域活性を専門に学ぶ選択をしていました。

学生時代は、茨城県内の自治体の方々と連携し、食で地域をPRするイベントに参加したり、道の駅の商品開発、イベント企画等、実際の地域をフィールドに現場に出て活動することが多かったですね。訪れる地域の人との交流がとても楽しかったです。そこで、やはり自分は地方創生やまちづくりに興味があるということを再認識しましたね。

ー中学生の頃から郷土愛が強いって良いですね!大学卒業後は、そのまま就職ですか。ー

実は、大学時代に休学をしてオーストラリアのブリスベンでワーキングホリデーを経験しました。就職前に海外で働いてみたいなって思ったんですよね。「見知らぬ土地で自分はどれだけ生き抜くことができるか」を試してみたかったっていうのもあります。

オーストラリアにいる時から正直、帰国後の就活のことはしっかり考えていなくって。でも海外での経験から英語が使える仕事が良いなと思っていたので、語学が活かせる仕事に就くことは決めていました。その時に内定を貰ったのが不動産関係の仕事と航空関係の仕事で、自分がワクワクする方で航空関係の仕事を選びました。JALのグランドスタッフとして成田空港の国際線で約2年働いた後退職をして、現職に至ります。同期にすごく恵まれて...互いに支え合って学び合っていたので、思い返してみると楽しい思い出ばかりです。何より同期との出会いが一番の報酬でした!

JAL時代の同期と海外旅行(ベトナム・ダナンにて)

ー素敵な経歴ですね!オーストラリアでのワーキングホリデーそして航空会社を経て、こゆ財団に入職されたんですか。ー

退職後はコーヒーの勉強をするため都内のカフェで働きながら茨城県が行っていた人材育成事業を受講しました。その時にご縁があったのが現職のこゆ財団でした。
こゆ財団としてはじめての関東に拠点を置きながら活動するメンバーとしてお声掛け頂きました。
都内にいながらスピード感のある組織で学びながら地域と関わる仕事ができるのはすごく魅力的でしたね。

ーこゆ財団ではどのようなお仕事をしていますか。また、楽しいですか。ー

こゆ財団では、広報PRとして自社プレスリリース作成・配信や外部メディア、企業、他地域との連携、都内で開催するイベントの企画運営等担当しています。
こゆ財団でのお仕事は楽しいですね。出張でいろいろな地域を訪れることがあるのですが、地域ごとの魅力があって。その地に行って、その地の人たちと話すのはやはり楽しいですね!
特に印象に残っている地域を3つあげるとしたら、香川県東かがわ市、京都府与謝野町、北海道上川町です。上川町ではワーケーションの機会を頂き、現在(取材当時2023年12月)約1ヶ月間、暮らしながら町を知る機会を頂いています。仕事を通して、全国各地の人との交流や繋がりが広がっている感覚があるので楽しいです。

こゆ財団での広報PRのお仕事の一コマ

ー楽しくお仕事できているのは良いですね!真実さんご自身の目標や夢はありますか。ー

今後は、地元の茨城県大子町にカフェ&宿を作りたいと思っています。地元愛が強くて何か貢献したいという思いは強かったのですが、その夢をついに実現させることができそうです。大子町には、良質な漆を育て採取する職人さんがいます。日本が世界に誇れる伝統工芸であり大切な地域資源である大子漆をテーマにしたカフェ&宿をオープンさせる為に準備している最中です。

大子町には大きな商業施設はないけれど豊かな食と自然と何より町を楽しくしようと盛り上げる人がいます。大子町で育っていく子どもたちには、自分の町で育ったことに誇りを持ってもらえたら嬉しいし、面白い大人たちと多く出会うことで、人生の選択肢をたくさん増やしていって欲しいと思うんです。これから私が創りたいカフェは、そんな町の外の人も中の人も交わるHUBとなるような場所にしたいです。

2023年12月から1ヶ月間、北海道上川町でお仕事。
これからの目標に向けて日々ブラッシュアップ中!

ーすごく素敵な夢ですね!そして、来年夏にオープン予定ということで今から楽しみです!最後に、この記事を読んで下さった方へメッセージをお願いします。ー

自分のこれまでの人生を振り返ってみると、見切り発車な場面が多いんですよね。今回のカフェ&宿も本当に運よく物件との縁があり、”今のタイミングだ!”と思って思い切ってこのタイミングでやることを決めました。でも、どの場面でも「今やらなかったら後悔する」って思って行動してきました。その時の経験や知識が点と点で繋がって線になっている感覚があるので、自分の直感と好奇心に従って生きてきて良かったなって思えます。
フットワーク軽く行動してみると、自分でも想像してない人との出会いや景色が広がっていて、自分の働き方や生き方そのものが豊かになる気がするんです。だから、とにかく自分のやりたいことや興味あることには遠慮せずわがままに向き合うことが大切だと思います。

これから創っていくカフェは「旅の目的地」として、会いたい人に会いに行く感覚で来てもらえる空間にしていきたいと思っています。どんなに不便な場所でも、きっと会いたい人がそこにいたら会いに行きたくなると思うんです。町をおもしろくする1ピースとして町の魅力も感じてもらえる空間にしていきたいと思いますのでオープンした際にはぜひ茨城県大子町に遊びにきてくださいね。
ぜひお待ちしています!

とても素敵な笑顔で活き活きとお話してくれた真実さん。
筆者も今回のインタビューを通して、彼女の更なる魅力に気づことができました。
彼女の作るカフェ&宿の完成がとっても楽しみです!
これからの真実さんのご活躍に大注目ですね!

今回も、お読みいただきありがとうございます。
また、次回の投稿でお会いしましょう!


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