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【セブ旅行記③】I love youが絶えないPhilipino、一生笑ってるPhilipina

セブ旅行記第三篇はフィリピン人の人柄について。
タイトルのPhilipinoはフィリピン人男性、Philipinaはフィリピン人女性のこと。つまり、フィリピン人男性にたくさん愛してるといわれて、フィリピン人女性はずっと笑ってたという話がしたい。ちなみに笑ってたっていうのは微笑みじゃなくて爆笑のほう。最高すぎる。

今回の旅行の良かったことランキング、1位はボラカイ島の海だけど2位か3位あたりにフィリピン人の人柄が入る。ああいう国民性本当に大好き。好きすぎて影響を受けて帰国してから普段絶対無視する道端の試飲にも応じた。とにかくルンルン。口笛吹けたら多分吹いてた。そんな最高な彼らの国民性を具体的な出来事を交えて紹介したい。私が飽きてなければなんでそんな国民性になったのかまで分析してみたい。飽きませんように!


飛行機で始まるクイズ大会

洗礼を受けたのは行きの飛行機。
セブパシフィックというフィリピンのLCCを利用した。

飛行機降りたらPicture!って言われて流れるように撮った
お金とられるやつかと思ったら普通に笑顔で送り出された

全然関係ないが私は飛行機で酔うので、搭乗中めちゃめちゃ吐く。
3回吐いて落ち着いていたところで急に搭乗員さんがマイクを持って何かを話し始めたのでやっと着くのか!と喜んでいたのだが、なんだか知っているタイプのアナウンスと違う。
鮮やかな黄色い制服を着た搭乗員さんがマイクで楽しそうにしゃべっている。英語でイエーイみたいに言っていたので本当に様子がおかしいと思ってちゃんと聞くと、「今から3つクイズを出します!イエーイ!」と言っていた。完全に小学校のバスレクのノリだった。

クイズタイムの様子。手前のスタッフさん多分ストーリー撮ってた。
就業中とか肖像権とか気にしないところ、ほんと好き

回答は挙手制。結構次々に手があがっていた。私もそのノリに交じりたかったが結構クイズが難しかったのと英語が完璧に聞き取れなかったので参加はできず。最後のクイズ、セブで一番ポピュラーなお菓子はなんでしょう?の答えがドライマンゴーだったので、それならわかったわあと友達と悔しがった。正解者の商品はセブ航空券往復券(と私は聞き取った)などでかなり豪華だった。

フライトは日中だったが飛行機なので大体の客は寝ている。急にマイクで話し出して何の騒ぎかと思ったらクイズ。しかもクイズが終わっても着陸まで残り3時間ほどはある。日本だったらまずあり得ない。日本人は何かを行うとき、特に企業の取り組みに関しては自分達に負担を課してでも「万人を不快にさせないこと」に重きを置く傾向があると思う。一方ここで感じたのは、「自分達はもちろん周りの人を楽しませる」というフィリピンの国民性。セブパシフィックの搭乗員さんたちに「やらされている感」はなく、みんな楽しんで(ストーリーなんてとりながら)このイベントを行っている雰囲気で、私は着陸前からフィリピンという国を好きになってしまった。

ちなみに私がトイレで吐きまくっているときも、お湯をくれたり、私物っぽいグミをくれたり、みなさん優しく対応してくれた。体調不良なわけではないので吐いた後はすっきりしてなんともない。過度に心配をかけたくないなあとトイレを出ると、外で待機してくれている搭乗員さんが笑顔で「Are you feeling good?」と聞いてくれたのも素敵な気持ちになった。ちなみに私の友人も「なんかあったら起こしてなー」と寝ていてくれるのでこちらも気楽でありがたかった。

スースーするグミ。ぜんぶ食べた。

ドライバーと爆笑しあうツアースタッフ

セブといえばジンベエザメーと泳ぐツアー。
私たちは2日目、ジンベエザメと泳いだりカオサン滝に飛び込んだり綺麗なビーチに行ったりする自然体感盛りだくさんツアーに参加した。日本語ができるスタッフさん引率のもと、朝3時に起床してツアーバスに乗り込み、同乗者のカップル2組とともに1日中自然と遊びまくる最高の体験をした。

ここで引率してくれたルナさんという女性スタッフがとても陽気な方だった。ツアーは一日を通して車の移動時間がかなり長い。私はジンベエザメと泳ぎ終わって疲れて寝ていたが、ふと目をさますとルナさんがドライバーと談笑していた。談笑というか、お互いめっちゃ爆笑していた。彼女にとっては毎日その車で移動するのは日常のはずなのに、その日常業務の中で爆笑している姿が印象的だった。タガログ語か何か、しらない言語で話していたが、何がそんなに面白いのかこちらにも教えてほしかった。

滝つぼにダイブする時も、「名前なに?」と私たちに聞いて、答えると大きな声で「GO! GO! MOMOAKA!」と叫びだした。マニュアルとかじゃない。絶対ルナさんの気分とノリでやってると思った。

10mの滝つぼにダイブ。初フリーフォールめっちゃ怖かった。

綺麗なラグーンについた際は、ルナさんから写真撮ろうと言われ、全員謎のポーズを指定された。ルナさんが自ら主役に躍り出ているの最高だしめっちゃ面白かった。日本じゃツアーコンダクターが自ら自分中心で写真撮ろうとか言うこと絶対なくない?(笑)

ルナさん、ほんとにこの絵文字の顔してる

陽気なのはルナさんだけじゃない。朝食で立ち寄ったJollibeeで、ルナさんと同じ会社のツアーコンダクターの女性(服で分かった)に話しかけられ、余ったから返金と言ってお金を渡された。よくわからなかったが受け取っていると後からルナさんが来て、それ私のお客さんだから返金対象の人じゃないよみたいなことを言っていた。間違えて違うツアー客にお金を渡すなんて日本だったらかなり大きなミスだが、なぜかここでも彼女たちは爆笑していた。なんならお腹をかかえて笑いながらハイタッチまでしていた。その陽気さに思わず私も笑った。

ルナさんと、返金を間違えたスタッフさん。ちなみに初Jolibee。

I love youが絶えないPhilipino

フィリピン人男性は総じてレディーファーストだった。
日本のナンパはワンチャンを狙っているのが丸わかりで気持ち悪いが、どう考えても今夜どうにもならない私たち旅行客にかわいいやら好きやらポジティブな言葉をたくさん投げてくれるのは純粋に楽しくてうれしかった。

セブマクタン空港。楽園?

空港の入国口を通るとき男性スタッフに何か言われ、何かひっかかったか心配しながら聞き返すと、「Do you have a boyfriend?」だった。元気に「No」と答えると「Why?」と聞いてくれた。パラセーリングに行く時、海のハブ地点にいたお兄さんとも同じやりとりをした。
空港の他のおじさんも、私たち二人のパスポートと顔をチェックした後「Beautiful ladies~」と歌いながら通してくれた。下心の無いBeautiful、日本でもほしい。

滝つぼダイブのツアーはキャニオニングといって、トレッキングもアクティビティのひとつだった。岩場から水の中までいろいろなところを歩くので足場が悪く、もたついていると置いて行かれてしまうため遠足のように後ろに引率のスタッフさんが二人ついていた。ほかのツアー客がカップルだったのに対し、私たちが女二人組だったのもあり、彼らが私たちにほぼ専属でついて「Take my hands~」と歌いながら手を引いて先導してくれた。しかもめちゃめちゃ遅れてる私たちにかける言葉が「Hurry up」じゃなくて「Beautiful」と「I love you」。お姫様扱いすぎてキャッキャしちゃったよ。

Take my handsされている私と友達

最高のグランドスタッフ、オリバー

ボラカイ島からセブに帰る際、ゴードフレードP.ラモス空港というめちゃくちゃ小さい空港を利用した。2階建てだがエレベーターがなく、2階の売店に行きたかった私たちは激重スーツケースを持って階段を上がらなければならなかった。
階段を前に二人でヒーヒー言い合っていたら、黄色い服をきた空港スタッフの男性が颯爽と現れて私たちの激重荷物を2つひょいと持って上にあがってくれた。本当に「颯爽と」現れて、「ひょい」と持ち上げていった。合わせて20㎏くらいあるのに。私たちの全力の「Thank You」を追い風に彼は「I am your hero!」と叫びながら階段をどんどんあがっていった。私は重い荷物を知らない男性が持ってくれたことなんて初めてだったし、こんなドラマみたいなこと本当にあるのか!とめっちゃくちゃ感動した。
その後2階から1階に降りるときも彼がまた駆けつけてHero!Hero!と叫びながら荷物を運んでくれた。
降りた先で「I am Oliver」と名乗って私たちの名前も聞き、手を差し出されたので握手をした。フランクすぎる。映画ですか?一瞬で大好き。彼はレディーファーストとかじゃなくて多分全人類にめちゃくちゃ優しい人なんだと思う。子供が生まれたら彼のように育ってほしい。

簡易的な入場ゲートとその先のコーヒーショップ

その後、簡易的な入場ゲートを出た後にコーヒーを買った私たちは、通過前には大量にあったベンチがないことに気づき再び困っていた。オリバーならドリンクを持ってゲートを超えさせてくれるのでは?と淡い期待を抱き一応声をかけてみたところ、警備員と話し合ってくれたが明らかにNOと言われていたので、ありがとうと伝えて諦めて壁際でコーヒーをすすっていた。さすがにテロ対策には抗えないのに掛け合ってくれたオリバーの優しさに感動していたところ、「MOMOKA‼」と大きな声が。何事かと思って声の先を見ると、白いベンチをかついだオリバーが笑顔でこちらに歩いてきていた。黄色い制服の後ろからは完全に後光が差していた。さすがに王子様すぎないか。驚きと感動で大粒の心の涙を流して、ほかのお客さんがめちゃめちゃ立ちながらコーヒーを飲んでいる中、壁際に置かれたベンチで私たちは一息つくことができた。

なぜこんなにレディーファースト?

他にもダイバーショップのマイケルやアコス、ホテルスタッフのみなさん、バイタクのお兄さんたちなど素敵なフィリピン人にたくさん出会った。
なぜこんなにもフィリピン人が女性を大切に扱ってくれるのか、まずは私の考察。
・キリスト教ってマリア様の存在があるから女性を大切にする文化があるのかな。フィリピンは色んな宗教があるけどキリスト教が文化の中心になっているのでは。
・陽気な国民性で人との距離が近く、人を助けることに対する恥じらいがない。日本人も優しいから人を助けたいって思う人は多いと思うけど、恥ずかしいとか嫌がられたらどうしようみたいな繊細な感情で妨げられてること多い気がする。
・都会の人が冷たくて田舎の人は優しいみたいな原理が働いてる?田舎の電車乗るとおばちゃんがめっちゃ話しかけてくるみたいなのが、彼らのBeautifulと同じ種類の気がする。

→レディーファーストにしても陽気さにしても、「恥ずかしい」っていう感情が日本人に比べてすごく少ないのを感じた。いい意味で自意識が強くない。空港出たところで男性が一人で歌いながら踊って自撮りしてたけど空間に違和感がなかった。空港の警備員もトイレの清掃員も一人で口笛吹いてた。

フィリピン人男性について調べてみた

考察の検証をしたかったのだけど、あまりいい記事がなかったのでフィリピン人男性について調べたら本題とずれた。軽く調べただけだからほんとかはわからないけど面白かったので記載。
・フィリピン人女性はレディーファーストに慣れてるから、一方で男性を立てる日本人女性はモテるし、お姫様扱いにコロッといく(わかる)
・フィリピン人男性はロマンチックで付き合う前からHoneyやI love youなどを連発。とにかく直球。でもみんなにそうだからかなり浮気性。でも付き合うと一途で嫉妬深い。
・ハグキスは多いけどなかなか手は出さない。
・避妊事情がびっくりだったので記載。
:妊娠後の人工中絶は法律で禁止。できたら産まなきゃいけない。コンドームを使う習慣はメジャーではない。ピルは一般的で薬局で購入できるがシングルの女性が日常的に服用しているわけではない。アフターピルはちゃんと売ってる。男性はとんづらすることも多々ありシングルマザーは続出。フィリピンの異様に多い子供、めちゃくちゃ納得できた。。

なんで南国の人は陽気なのか調べてみた

旅行中、友達とこれめっちゃ話した。私たちの考察は
・暖かいと血行が良くなって元気になるから
・南国は食べ物に困らないから、なんくるないさ精神でも生きていける

ネットに書いてあって新しい発見だったのは、
陽気の逆の性格は危険察知能力に優れるのでシビアな環境で生き残るのに役立つ。逆になんくるないさ精神の人たちはそういう環境で生き残れず、いなくなったという説。

もっと考察したかったけど完全に飽きてきたのでここらへんでお開き。また気が向いたら追記しよっと~。
フィリピンの経済事情はかなり厳しいけど、なんとなく彼らの性格だったらどんな状況でも楽しく生きていけるんだろうなーと思った。

何を幸せとするかなんて人それぞれすぎてランキング自体ナンセンスだと思うけど、主観的に「私は幸せです」と思う人の数で順位をつけるランキングだとフィリピンは2位らしい。たしかにヤフコメで人を批判することに執着してるおじさんや自分の容姿が嫌いで病んでる女の子に比べたら幸福そうだなーと思う。

あのきれいな海のある国がもっと裕福になってあの人間性を保っていたら色んなランキングで上位に乗る最高に幸せな国になるだろうなー。とりあえずフィリピン人が好きになったという記事でした!

綺麗な海で泳ぎ幸せを感じていた私


追記

『史上最強の哲学入門』という本を読んでいたら、レヴィ = スト ロースの哲学が紹介されていてハッとした。

西洋人 たち は、 基本 的 に 未開 の 地 で 暮らし て いる 人々 を「 文明 から 取り残さ れ た かわいそう な 人々」 で ある と 見なし て おり、 しかも、 あんな 彼ら でも 時間 が 経て ば、 いつか 民主主義 の 議会政治 を 行い、 いつか 産業革命 を 起こし、 そして 最後 には、 近代的 な 工場 で 黙々と 働く 労働者 に なる だろ う、 と そういう 見方 を し て き た ので ある。

だが、 レヴィ = スト ロース は、 そんな のは 西洋人 の 思い上がり で、 ただ の 勘違い に すぎ ない と 主張 する。 そして、 彼 は、 今 まで「 未開」 と 考え られ て き た さまざま な 文化 に 隠さ れ た「 深遠 な 社会構造」 を 取り出し て みせる こと で、「 西洋 文明」 など 人類 社会 の 一 形態 に すぎ ず、 決して 他 と 比べ て 優れ て いる わけ でも 特別 な 存在 でも ない の だ と 明らか に し て みせ た ので ある。

飲茶. 史上最強の哲学入門 (p.81). 河出書房新社. Kindle 版.

私のセブ旅行記、完全にレヴィストロースが否定した西洋人の考え方がもとになっている。日本のような清潔で資本主義的に発展した社会が正しいとは限らないのに!ちょっとハッとしたので自戒のための追記でした。別にオチはないです。

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