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絵文字の話、知らんけど。

絵文字が怖い。
メッセージの際に添えられている、
特にあの顔? 表情? 黄色や白のスマイルマークの変形?
あのペタッとした笑ったり泣いたり怒ったり、
基本的に表情はあるのに無表情に(わたしには)見えるあいつらが怖い。
いや、あいつらは何も悪くない、何も。
あいつらをその文やメッセージの語尾や語中に使う相手、
の気持ちを考えすぎてしまう。
わたしの悪癖、いや、無駄な時間、でも癖。
あいつらをその文やメッセージの語尾や語中に貼るとき相手は、
どんな表情をしているのか、していたのか、何を込めているのだろうかっ。
また得意の勘ぐりや深読みが止まらなくなる🤣←これ! こいつ! なんや! 誰や!
 
いや、さすがにわたしもも添えられる「♥」の絵文字をみて、
「わしに好意がある?」と思ったりこそしません。
 
でも♥にもいろんな色や種類があるやんか。
って、送る時も送られる時もSNSとかで読むときも一瞬考えるし悩みもする。

♥だけでもめっちゃ種類、色や形があるやん。
 
リアクションのとき♥は「いいね」?
でもリアクションにも♥じゃなくて👍もあるやん。
 
私が相手にリアクションとかを送る時もしばし悩む。
 
「👍もなんか上から目線みたいな感じせんかなあ? 失礼じゃないかなあ?」
 
もう基本「🔥」とかにしようか。
 
うん、なんかロックな感じやし。
 
でも文脈と関係ないところでいきなり「🔥」が来たら送られた相手は「?」ってならへん?
 
で、つい「✨」とか使ってしまったりもするが、✨って何?
 
なんかこれもちょっと小馬鹿にしたように見えへんか? とも思う。
 
使いやすいからこそ、気持ちを込めずに多用出来るから、相手に失礼かな、とか、とも。
 
なにがキラキラやねん、みたいな。
 
あれ?
 
そもそも絵文字自体がなんか小馬鹿に、な感じもせんやろか?
 
真面目な文脈にこれ使うとふざけているような伝わり方をせぇへん?
お前そんな絵文字とかやりとりするほど仲良くないやろ、とかさ。
 
送る際にだってこれだけ悩むわけで。
 
(ちょっと神経質すぎひん?と常々自分で自分にツッコむのは毎回です)
 
だから、
いただいたメッセージや、
ツイートとかに使われている絵文字、
特に顔、表情のそれらをみると、時折、考えてしまう。
 
暇かお前は。
 
最近は「いや、お前は悩むけど、相手はそこまで絵文字に意味とか理由とかない」と肚から思う、けど思いきれないもある。
 
暇か(二度目)
 
🤣
 
そう、中でもこれが嫌いだ。
嫌い? 違う。怖い。笑い泣き、泣き笑いなこいつが。

ともすれば、なんかばかにしてるようにも見えへんこいつ?
 
送った人の元を離れて文字内で笑っている泣いているこいつ。この顔は。なんだろう。
 
言葉にすると「知らんけど」、みたいな?
 
身近に一時期「知らんけど」を面白がってずっと使っている人が居た。
私はなんかそれが「特段多用するほど面白くないな」と思っていて。
いつも基本誰かがなにかを言ったとき「そういう考え方もある」と思って、
へらへら笑ったりしがちなんだけど「知らんけど」には一切笑わなかった、笑わないようにした。
「知らんかったら、知ろうとしてみたらええやん💢」
いや、別に知ろうとせんでもええねん。
せやけど「知らんけど」を連発してへらへらしてるのって責任逃れして笑ってるような。
 
うん、これも考えすぎなのだ。
 
だって、最近思うようになったもの。
「知らんけど」には、たぶん、
責任逃れじゃなく(だけじゃなく?)いい意味もあるな、って。
「知らないけれど言ってみますね、でも正確じゃないですよ念のため」
相手へ押しつけない、いい意味での曖昧言葉として使われる時もあるの、かも、って。
 
え、これも考えすぎ?
 
話がそれた。
 
先日、最近仲良くさせていただいているnoteの方とやりとりをしていたら、
こいつがいっぱい来た。
 
🤣
 
ばかにされている訳ではない。のは、お人柄と文脈からわかる。
でもこいつの顔が怖かったというより意味がわからなかった。
ので、(信頼しているから)「あまりいい気はしません」と正直に言ったら、やはりちゃんと言葉にこだわっておられる方で、この件についてやりとりをした。
 
ご本人の了承を経て、抜粋します。したいです。
 
「例えば笑←これとかだと逆に冷たく感じるかなとか」
 
「🤣←これとか🥺←これとか😄←これとか付き合うと意外と良い奴らなんですけどね。
🤔←これも。🤔←これに関しては中尾彬で読んで欲しいくらいの時に使用してます。
おやおや🤔なかなかだねぇ🤔とかで」
 
中尾彬?!?!
(でも、あのひとの腕組みやこのポーズなんか偉そうやな、というのは、テレビで観ていて思ったりもする)
 
そして吐露してくれたことには、(やはり)意味は全くないということ、
「今回ので言えばめっちゃ同じ感覚じゃんヒャッホー🤣←です」と、
「絵文字使用しないと堅苦しさから脱皮出来ない様です」(やはり真面目だ!)
 
これらだけ抜粋すると喧嘩しているように思えるかもだけれど、そうじゃない、と、敢えて書いておくけれど。

ヒャッホー。
 
そうなんだよな。
文字ばっかり並ぶと堅苦しくなるし、圧? だろうもんなあ。
わたしはついそれをやっちゃいがちなんだけれど。
伝えたいからこそやかましい。
って思うから、メッセージなどの際、Lineなどの際は絵文字使おうともしている。
でもその絵文字に悩む。
「✨」、いや、この話はもういいか。
絵文字はかくも難しい。
 
そして、これだけ悩もうと、
こいつらを多用することは、さいきんの世界では「おじさん構文」とか言われて、ネットで話題になったりもする訳。
 
てか、なに、「おじさん構文」って。
ばかにしてる? ばかにしていいの?
 
わたしは、それを馬鹿にする空気は好きではない。
 
いや、わかる。気持ちはわかる。キモいなあ、なんやろ?
うん。そんなんも見るよわかるよキモいよ。
そんな頑張らんでええがな、と思うこともあるよ、送られてきたものをみて、
考えたり、想像して悩んだりしながらも。
たまに笑う(それこそ笑い泣きや、愛しさで←誤解を招きかねん書き方)、
うん、己でもこんだけ悩みながらさ、悩むからこそ。
 
でもだからってさ、一人じゃなく何人かやネット上でそれをばかにして「おじさんwww」とか笑うのは違う気もする。

おじさんも一生懸命絵文字を使っているかもやん。無駄な努力かもしれへんけど。
もしくは時代や世代的に考えもせずにもうそうして送っている(だけ)かもしれないやん。それもどうなん、かもやけど。
ってことも想像もせず「私たちとは違う」ってバカにして笑うの、身内や仲間内で? 何様? それもプチ傲慢さも、ない?
 
考えてみれば「w」「ww」とかもあまり好きじゃない。
でも、そんなわたしは「笑」「(笑)」は文中でも結構多用してしまう。 

🤣
 
ということでここにこんなことを書いてしまうと、
これから送って下さる人も、こちらが送る時も、
これを書いたことでさらに考えてしまいそう、ですが、
いや、最近はあまり深くは考えていません。マジで。
 
いろいろ書いたけど、
とにかくは、
文字と、絵文字と、記号、
いろいろあるから、
その人その人の文面や個性や、
そこから気持ちが滲みもする訳で。
絵文字があろうがなかろうが、
受け取ったとき、送る時、送ったり受け取ったりは考える訳で。
他者の気持ちは100%はわかんない訳。
だから考えるからたぶんよい、
いや、考えへんのもよい、
ど、ほんとうに思うのですよ。

いろんなひとが居て、SNSなりとも、いろんな表現や使い方があって、それが、ええ。
 
知らんけど。


なので、
「いいね」の気持ちの♥は「1押入魂」で押してます。

この吐露も重い?
 
でも、やはり、詰まるところはこの絵文字に尽きる気もするのです。

◆◆◆
以下は、すこしだけ自己紹介 。
よろしければお付き合い下さい。
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構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。

大衆芸能、
旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

(普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、各種文章やキャッチコピーなど)

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

演劇鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)などの鑑賞と、学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)経験などを経て、
某劇団の音楽監督、亡き関西の喜劇作家、大阪を愛するエッセイストなどに師事したり。
からの大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。

舞台と本と、やはり劇場と人間と、あ、酒も愛し、人間をひたすら書いてきて、書いています。

lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。

その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中です。
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あ、5月1日から東京・湯島の本屋「出発点」で2箱古本屋、やってます。

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関東の出版社・旅と思索社様のウェブマガジン「tabistory」様にて2種類の連載をしています。

酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在17話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)

旅芝居・大衆演劇関係では、各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、YouTubeちゃんねるで過去映像が公開中です。
こちらのバックナンバーも、さきほどの「出発点」さんに置いてますよ。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
あなたとご縁がありますように。

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