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嫌んなるけどおもろくて愛しくて@チェーン飲食店篇

なんでなんやろう。
チェーンの飲食店に行くと
かなりの割合で「店舗の様子をみにきたエリアマネージャーと従業員」なシーンに出くわします。

いつぞやの某回転寿司チェーン。
それまでやる気なく働いていた従業員たちが、
昼過ぎに突如エリアマネージャー的な人が現れた瞬間、皆、
背筋ぴーん!なって声出しを始めた。
「らっしゃいませー!!」「旬の味噌汁いかがですかあー!!」「ありがとうございましたあー!!!」
さっきまで声だししてへんかったやん。
ふと見上げたら祭壇みたいのもあった。

これもいつぞやの某鉄板ステーキチェーン。
「肉食おう! 肉!!」
友人とわくわくと向かい、焼き上がっての提供を待っていたら、
『ガイアの夜明け』とか『カンブリア宮殿』に出て来そうな若いエリアマネージャー的な人が来た。
「おーぅ、がんばってるかー」「はい!!」この、このぉ、みたいにつつき合って。
そんなエリアマネージャー的な人のTシャツにはデッカい文字で「アイラブビーフ」。

店の「客席」でも。
何?! みたいな光景に出くわすことが多いのです。

フードコートで昼間から超巨大なメガビールと肉、な、若いにーちゃん。
いいなー、仕事終わりかなー。
にーちゃんは店員にやたら肉の説明を求めていた。
ドレッシングやたれをあほほど取っていた。
それだけでも目立つのにがつがつと肉をたいらげたら
次、また違う店舗に並んで今度はつけ麺セットのトレイを運んできた。
ひとり大食い選手権かな。テレビーチャンピオンっ。
最初にスマホでメガビールの写真を撮ったのち、肉もつけ麺セットも写真撮ってた。
インスタグラマーかな。

むかし、夜中の寿司屋でおじいちゃんと美少年を見かけました。
「なんでも好きなもんどんどん食べや」
おじいちゃんは一方的に話し、
ゴスロリかパンクロックかな、な、装いの、か細い美少年は完全に無視しながら食べまくっていた。
なんやろう。魔夜峰央ワールドかな。

寿司屋って、結構、いろいろ居る・ありますよね。
こちらもあきらかに家族ではない、
おじいちゃんと、高級ブランドバッグのおば、失礼、おねえさんも見かけたことがあります。
杖が椅子から転がってもおねえさんは完全無視してた。
なんやろう。黒革の手帳かな。

そりゃ! 食べることとその内容と味に集中したいよ!
でも、みえるんだもん! なんか起こるんだもん!
それがうっとーしーし、めんどくせーし、ばててまうし、
でも、
嫌んなるけど、嫌んなるほど、おもしろいんです、愛しいんです。
「人間」と、この世の「劇場」たちが。

と、最近の記事たちで続いたテーマを、さくっとまとめて書いてみた。

菊池寛は「否定を否定する」作家と作風や、と、かつて北村薫が書いてたけど。
わしもそんな感じかな!
……いや、そんなええもんちゃうか(笑)

ホント、早く皆でなんの心配もなくみんなでわぁわぁやりたいね。コロナこのやろー!!!

◆omake◆
むかし書いたブログ記事。
【菊池寛に関するエトセトラ。(だいぶミーハー篇)】

菊池寛が「否定を否定する」というのは、
北村薫の「円紫さんと私」シリーズの第4弾、
『六の宮の姫君』(創元推理文庫)から。
芥川と菊池の「謎」を解いていく文学ミステリーです。
先日、このシリーズの第6作『太宰治の辞書』も読んだよ!

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大阪の物書きでございます。
大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
下町・大衆文化も好きです。
女2人の立ち呑み旅、連載中。現在第8回まで更新中。
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