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道聞かれ顔、ってご存知ですか?

「道聞かれ顔」というのがあるらしいです。
訊かれ顔と書いた方がええんかな?
言葉通り、知らない人から道を訊かれることが多い人とその顔のこと。
訊かれる人って、どこでも訊かれるじゃないですか。
反対に、同じように街を歩いていても絶対に訊かれない人も居るじゃないですか。
あなたはどちらですか?
 
私、年齢性別場所問わず訊かれます。
 
そんなに道知ってそう?
知らなさそうやのに。
アホそうやのに。
そうか。アホそうやからか。人畜無害に見えるのか。
大概、急いでる時に訊かれたりもします。
急いでなさそうなんかな。
知らない土地で知らない道を訊かれたりもします。
なるべく調べて伝えたりするけど。
たいてい延々迷子になってずんずん違う方向へ爆走したりしているのに。
 
先月は京都駅で急いでいるのに海外からの旅行者に訊かれました。
ちょっと嘘です。
急いでたんやけど、
その人があちこちのお客さんに声をかけているも
皆手をひらひらとさせて逃げて行かれていて、
めちゃくちゃ悲しそうに佇んでいたので私から立ち止まりました。
八条口で悲しんでいたその人は京都タワーへの道を知りたがっていました。
こういう時に完璧な英語で完璧に伝えられたらいい。
つまり出来てはいない出来なかった。
片言とボディランゲージ。アホみたいに飛び跳ねて伝えました。
なのに、ぱぁっと明るい顔で「OH behind!」と言われた。
めちゃくちゃ反省しました。なぜ一緒に行かなかった。すぐそこなのに。
何年か前、日本橋を歩いていたら旅行者夫婦に
「金龍ラーメンはどこですか」と言われ、謎の片言で会話をしながら道頓堀の金龍ラーメンまで一緒に行ったことがある。
しかし、敢えて書いておくけど、
人間ってほんとにいろんな人がいるのでこんなのはあまり万人にはおすすめはしませんよ(笑)
 
普段から知らない人に(街場とかで)話しかけられることも多い。
大阪(関西)という、人と人の距離感がちょっとバグっている土地なら当たり前のことなのかな、とも思っていました。
でも例えば旅芝居の客席とかでもめちゃくちゃ喋りかけられる。
友人に「なんか、多いよな。普通そんなに話しかけられへんで」と笑われてやっと自覚をしました。
 
やっぱりアホそうやからか。
せや、隙が多いねや、多そうに見えるねや。
せやから普段からよくナメられるのもあるよね。
とも考えたりもするけれど、
普段ナメられているのとかはわかっているけど
肚の中ではめちゃくちゃ泣きながらもちょっと怒りながら
わかっていないフリをして泳がせているけれど。
でもその方がいろいろ見えるし面白いし、
いやいや嘘、そう思わせるのは私が悪いんです。
& その人がそうする・なるのはその人にも理由と事情があるねやから、
いつかはわかりあえる、ともマジで思ってる思いたいと常々信じています。
え? こんなやから隙が多くてナメられる?せやな。せやで(笑)
 
でもね、訊かれやすいのなら、答えられるようでありたい、そんな〝ふわふわ〟でいいな、なんて。
ふわふわ、で居ながら、ちゃんと、他の言語(国や場所だけじゃなくそれぞれの人の言語ね)や、伝え方、
自分だけのそれじゃなく、相手相手のそれに合うような、伝えられるような、
知識や伝え方もを日々まいにち試行錯誤して、人間力をもっとつけたいな、って。
その上でやっぱりふわふわとしておきたいなって。
するんかい(笑)
だっていろんな人を「それでも」信じたいし、皆、好きやもん。ほんまに。
いろんなことが、いろんなことは、なかなか、なかなかにむずかしいけれども。
 
なんてことを、先日、また大阪駅でおばあちゃんに道を訊かれて、
しかも2日間で2日もだったので書きかけて数日放っていたものを、
勿体ない(?)ので書き足してアップしておくことにします。
 
道と、距離感と、気持ちの距離感と、伝え方と、言語と文化。
 
ここ最近考えていた言語とか文化みたいなこと、
来年は(こりゃまたいろんなことでバタバタしそうやけど)
ちょっとそんなことももうちょっと学んでいく需要も機会も増えそうです。
そのためのたくさんの作品や人にもまだまだ触れていきたいし、
好きなもの好きなひとたちにはウザがられてもウザいと伝えながら(笑)
がんばりますがんばりましょう。
大好きな皆に力をいただきながら。
 
と、道の話からガチな年末の挨拶みたいになってしまいましたが、今日はこれで(笑)
 
オチてないけどオマケのオチ。
 
昨日夕方、とおりすぎる駅で。
いわゆる街角ピアノでおっさんが真剣に『千本桜』を弾いていた。
拙いけれど拙いなりにめちゃ練習してたみたいで
おっさんが土曜の夕方必死の形相で弾いてる千本桜はなかなかによかった。
急いでいたけれど立ち止まった。
のは、私だけじゃなく、次に弾く、プロ? セミプロ? みたいなカップルも立ち止まった。
弾き終わったおっさんは、カップルの大喝采に迎えられ、照れていた。
褒められて舞い上がったおっさんは鞄から楽譜とかいろんなもん出してきて
めっちゃ説明し出した、もー、ほんとにもー!
光線銃で撃ちまくれ💣!(笑)



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と、苦手なりにもSNSあれこれ紹介、連載などなどの紹介!!も。
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大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

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