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英国菓子教室『Galettes and Biscuits』 安田真理子さんを訪ねる!

安田真理子さんは、宇都宮でお菓子教室を運営し、英国菓子に関する著書を何冊も出版されている。
ベーキングが好きな方なら、真理子さんのレシピ本でお菓子やパイを作ったことがあるのでは?

今回は、真理子さんの宇都宮のお宅にまで突撃して、英国のお菓子を楽しんできたお話です!


スコティッシュボール

コロンとしているビスケット。

まず、出てきたのが、真っ白な、ころころとしたお菓子
周りにココナッツがまぶしてあって、ゴルフボールよりちょっと大きい?

紅茶と一緒にいただくと・・・・。
おお、ビスケットの部分は手で持った時には、ある程度の硬さはあるが、口の中でほろりと崩れる、サクッとしている。

二つのビスケットをジャムでサンドしてあるので、ココナッツ、ビスケット、ジャムの三重奏が楽しめる。

う、うまい!

紅茶と一緒に食べると最高。

こんなお菓子があったとは・・・・。

詳しいお菓子のお話は、こちらの記事で真理子さんが紹介しています。


自然光を生かした室内で楽しむイギリス料理とお菓子

素敵なテーブルセッティング。

真理子さんちのリビングからは元気よく育つエルダーや月桂樹の木がみえる。都会の中にある、自然の溢れるオアシスみたい。
おしゃべりに夢中でいたら、知らぬ間に美しいテーブルセッティングに、手作りのお菓子や料理が並んでいた。食器、雑貨もすべてご自身のもの!真理子さんのブログやインスタ、ご著書の写真そのままの世界が広がっている。自然光を生かしているところも真理子さん風。

この日は午後から小雨で曇り。
キャンドルを灯していい雰囲気。


真理子さんが作ったランチ。

焼き立てのグリドルスコーン!

な、なんと贅沢な…。
さささっと手作り。鉄板で焼いた平たいスコーンが登場。
(あまりの手際の良さに、作っているところを見逃した…。)

ほかほか。

バターを塗って食べるとさらにおいしい。

普通のスコーンと同じレシピだそうですが、グリドルの上でゆっくり両面を焼くと全然違うスコーンになる。

ふかふか、しっとり。

チーズとチャイブの入った塩気のある食事系スコーン
これはスープに合う。
(お土産にいただいたものを翌日、レンジで20秒ぐらい温めなおして食べましたが、ふかふかしていておいしかったです。)
イギリスのティールームでは「Soup of The Day」というスープとパンのセットメニューがあるが、パンの代わりにこういうグリドルスコーンでもいいかも。私も作ってみよう~。

↑今回のグリドルスコーンのレシピはこちらに!

高さもあります。食べ応えあり。そのままでもしっかりとチーズの味。


冷たいお菓子 キャビネット・プディング

パンプディングみたいなお菓子。冷やして食べると夏にぴったり。

ランチからしばらくすると、お菓子がでてきた。

わ、かわいい。

パンとビスケットと卵液が混ぜ合わせて蒸し焼きにしたお菓子。

見たことも聞いたこともないが、
ビクトリア時代に人気のお菓子だったらしい。

夏には冷やしてから食べるととってもおいしい。
付け合わせに温かい紅茶を添えるところがさすが。

お菓子と紅茶をたのしみながら、
現在の日本のスコーンやアフタヌーンティーについて語る。
知らないことが、いっぱい。


スコットランドの郷土菓子 ブラックバン

ドライフルーツがたっぷりなケーキ。

なつかしい。久しぶりに食べたブラックバン!
スコットランド旅行の時に買ってきたお菓子を一緒に食べよう。と、切り分けてくれました。

このお菓子は、スコットランドの年末「ホグマニー」の時に食べられる行事菓子。スコットランドでは、イングランドで一般的なクリスマスケーキではなく、ブラックバンを食べる習慣がありました。こういうお菓子って、日本ならお盆に食べる「おはぎ」とか、古くから食べ続けられている郷土菓子なんだと思います。

老舗ベーカリー「アレックス&サンズ」の商品。セルカークバノックも販売する。

セルカークバノック同様、スコットランドでしか見かけない郷土菓子です。


この本のリサーチの時に、スコットランドでブラックバンを買いました。手作りにも挑戦。フルーツケーキをペイストリーで包んで焼いたお菓子。


旅して各地をめぐり出会った郷土菓子

スコットランド旅行でゲットしてきたピューターの入れ物と古いレシピブック。

少し前にスコットランドへ旅行した時にプライベート写真も見せてもらいました。(というか、私が見たいとお願いした!)小さな町や村に行って、現地の人や食べ物に触れる旅。お勧めのB&Bや郷土食で有名な場所など、めちゃくちゃ詳しい。

真理子さんの作るお菓子にイギリスの雰囲気を満載に感じるのは、彼女が現地で英国菓子に触れて、魅了され、食べ物のバックグラウンドを知っているからだと思います。さらに、未知のレシピへの探求心、古きレシピを再現しその良さを生かせる技術力の高さと、センスの良さ。

真理子さんのお菓子教室は、彼女の英国菓子への愛と探求心で満ち溢れたワクワクするような空間なんだろうなぁと思います。

大人気のイギリスお菓子教室「Galettes and Biscuits」

古いお菓子の型などがディスプレイ。

真理子さんが紹介するのは、イギリスで親しまれているお菓子やお惣菜系のパイやタルトがほとんど。日本でもその良さが生かされるようなレシピでおいしく、見た目もよし!さらに、独特の雰囲気があるテーブルセッティングにヴィンテージの食器をうまく合わせて、ほかのどこにもない、真理子さんの素敵な世界観が広がっています。生徒さんは日本各地からいらっしゃるそう。真理子さんのおいしくて美しいイギリス菓子が日本中に広がるのは、英国菓子が好きな私としてはうれしい限りです。

真理子さんちへの訪問記いかがだったでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございます。
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