現実主義の人は「短期的」思考の人が多い印象!未来のための現実主義でなければ意味がない!

首相は「現実主義」「実務主義」などと言われています。

これは「今現実的にはこの手段しかないよね」という言い訳を理由に実行されることが多い印象です。

もちろん「未来は現在の積み重ね」ですから「現在」が重要であることに私も異論はありません。

しかし、この感染拡大の局面で「Go Toキャンペーンを継続しなければ経済がダメになる」という意見には違和感を覚えます。

この感染症は「変異」や「ワクチンの有効期間」なども考慮すると「数年先まで感染そのものの影響が出る」と私は考えています。経済への影響はさらに先の10年ぐらい影響すると考えています。また、過去の教訓から「パンデミック前後で世界の仕組みや経済体系が大きく変わる」こともわかっています。

現在の「Go Toキャンペーン」で10年先の変わった世界において経済を救う効果があるのでしょうか?むしろ、短期的には補償を充実させて、「新しい形態の経済」が回復して来たら、新しい重要産業を助成する方針の方が10年後の日本は良くなっている気がします。

スペイン風邪では「感染拡大が少ない地域ほとその後10年の経済的損失が少なかった」という報告があります。

「現在」は大事ですが、「未来につながる現在のための方針」についても政府にはぜひ熟考をお願いしたいものです。

「緊急事態宣言」を出すタイミングが遅れれば「この先10年の日本経済は悲惨な状態になる」でしょう。

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