「劇場版 ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉」感想。
公開初日でポップコーン袋完売とか見込み甘過ぎだったんじゃないですか! ねぇ!?
公開初日は会社の宴会幹事だったので休めなかったみねのさんです。こんにちは。
本日お送りするのは「劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉」の感想記事となります。
半休取ってバンドル付き前売り券を買い、ムビチケカードも通販。スポ根好きな母親を付き合わせての鑑賞です。
当たり前ですがネタバレ満載なので鑑賞予定の人は観たあとに戻ってきてね!
鑑賞前~グッズとパンフレット購入
席を予約したのはTOHOシネマズ渋谷。母に付き合ってもらう場合は渋谷が都合いいんですね。
ただ、私だけ先に渋谷に行って早々にチケットの発券とパンフレットの購入を済ませました。ついでにクリアファイルとエンベロープファイルも購入。
クリスピークリームドーナツで早速パンフレットを読みます。
劇場版発表後から「劇場版とRTTTは繋がっているのではないか」と推測されていましたが、スタッフインタビューで裏付けが取れたかたちです。
このインタビュー、内容のネタバレは殆ど無いけど裏話が面白くて鑑賞時の注目ポイントもわかる、というたいへん面白いものでした。初っぱなからプリティーを投げ捨ててたのかぁ、そうかぁ……。
Numberのコラムも面白かったです。こちらは原作のお話。競馬用語にちゃんと注釈付けられてます(ウマ娘にハマった人は知ってると思いますが、親切なのはよいこと)。原作解説なのでペリースチームさんもちゃんと本名のクロフネでした。
あと、メイショウドトウとアグネスデジタルの勝利が(慎重な表現で)一見無かったことにされてるっぽいので「劇場版で宝塚と秋天は出てこないかぁ」と予想。まぁこれは結構言われてましたし想像の範疇ですね。
キャラクター紹介はメインキャラ以外の登場ウマ娘たちもあるのが良かったです。デジたんのコマはちょっとネタバレ気味でしたが。いやタキオン引退は原作通りなんで問題ない範囲ですけど。
ゲストコメントは思わず「やっぱり劇場版ウイニング競馬じゃねぇか!」と店内で叫びかけましたが、一番面白かったのは大久保先生のコメントです。先生に好きなウマ娘を訊くことじたいもだけど先生の回答も「とりあえずオグリにしておけばいいか」感がある。
映画の感想
迫力のレースシーン
マジでプリティーは投げ捨てられてました。
叫ぶ! 主戦が太くなる! 虹色のオーラを放つ!
他にも数式が展開されたりターフに金色の蹄鉄の跡が残ったり、迫力ある演出続きで興奮しました。映画の大半は併走含めたレースシーンだったので興奮続きでしたね。
ジャングルポケット主人公の物語かつクライマックスがジャパンカップだったからか菊花賞はほぼ省略だったのは残念……。
ヒロインはフジ先輩
それも「私を甲子園に連れてって」系(これは冗談ですが)。
単なる「憧れの先輩」どまりではない重要な役どころでした。ポッケに夢を託し、悩むポッケを支え、現役時代は一度しか袖を通さなかった勝負服を着て走りでポッケを励ますフジ先輩。
そして自身もまた走りたいと願い、これまで「ナベさん」呼びだったタナベのことを「トレーナーさん」と呼んだところで瞳が潤みかけました。
GⅠのたびにポッケの勝負服のリボンを結んであげるのがなんか「マリみて」みたいだなと思いましたが、ジャパンカップでポッケがもう自分で結べる、と言ったのは良い演出だな、と。
とにかくフジキセキ推しトレーナー諸氏は四の五の言わずに劇場に行ってください。
初っぱなの弥生賞で体操着姿で綺麗なお辞儀するフジ先輩の後ろ姿は良いぞ。
ジャングルポケット版「プランB」の物語
これはゲームでマンハッタンカフェ育成の経験がある方なら解って貰えるのでは、と思います。
アグネスタキオンがウマ娘の可能性を追求するためのアプローチとして、タキオン自身が走る「プランA」と、他のウマ娘に代行させる「プランB」があります。タキオン自身の育成ストーリーはもちろんプランAで進みますが、カフェの育成ストーリーは「タキオンがプランBを選んだ場合の物語」という側面があります。
ゲームのタキオンはカフェとそのトレーナーのアドバイザーとなることでプランBを推し進めますが、映画のタキオンは「皐月賞で圧倒的な走りを見せつけることで他のウマ娘たちを刺激する」という手段を取ります。
ゲームでも映画でもタキオンは「プランBではタキオン自身は目指す高みへ到達できないこと」に気づいてレース復帰するのですが、映画ではダービー後のポッケの咆哮に動揺したりレース映像鑑賞中にしきりに足を動かしたりとタキオンの中に生まれた「迷い」が伝わってきました。
ジャパンカップでテイエムオペラオーたちと熱いレースを繰り広げるポッケをみたタキオンがレース途中で東京競馬場を駆け出して路上を疾走するのですが、レース中のポッケの叫びとタキオンの叫びが重なるのがすっごく良かったです。
……これ、ゲームのポッケの育成ストーリーのハードルものすごく高くなったんじゃないか?
ラスボスはジャングルポケット自身
映画の内容を私なりに要約すると「フジ先輩の走りに脳を焼かれたポッケが皐月賞でタキオンの走りに脳を焼かれて自分を信じ切れなくなったもののフジ先輩に脳を焼かれ直して立ち直る」になります。
――ターフの上に関しては徹頭徹尾ポッケとタキオンの話だったなぁ。
映画公開前はオペラオーがラスボスと言われてましたが、真の敵は「お前はオペラオーに勝てない」と囁く内なるポッケでした。
母はタキオンの会見について「こいつ勝ち逃げしやがってと思った」と言ってましたが、ポッケも同じこと思ったから自分を信じられなくなっちゃったんだなぁ。
自分に打ち勝ち、脳に焼き付いた皐月賞タキオンに「先に行くぜ」と告げて再び全力を出せるようになった結果が「オペラオーに勝利」だったという印象を受けました。
その他
主要キャラ以外のウマ娘達ですが、パンフに載っていた以上に大勢写ってました。スイーピーとグランマが並んで電車に乗っていたのが可愛い。ソノンエルフィーとつるぎさんまでいたのは驚き。
夏合宿でふわふわソムリエするアヤベさんェ…
カフェの水着はクリーム色、憶えた。
オペラオーの有馬記念、まさに覇王だしRTTTのオペラオーだ。かっけぇ。しかしポッケよ同室のトプロ応援したげてよぉ。
ポッケがペンダントとして持ち、旧理科準備室のタキオン側の窓辺にぶら下がっていたサンキャッチャーのクリスタル。ウイニングライブの曲と併せて虹色の光が重要な象徴だと思うのですがすぐには考えがまとまらない。
ラストのタイトルロゴのキャラシルエットが次々入れ替わる演出最高。
特典の小説すっごくすごかったです。
パンフのシチーさ作画崩壊してるカットが使われてるので修正を要求するだ!
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