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はじめましてのご挨拶


100年に一度という未来の歴史の教科書にも必ず載るであろう出来事の中を、私たちは現在進行系で生きている・・・。


働き方が大きく変わっていく中でスーツスタイルは不要と叫ばれ、ビジネススタイルのカジュアル化が勢いを増して進んでいる。


しかし、改めて問いたいのだが、そもそも日本におけるビジネススタイルとはいったい何なのだろうか・・・?


詳細については今後のブログの中で触れていきたいと思うのだが、初回の要点として、現在の日本におけるビジネススタイルとは「大いなる昭和遺産」だということを言いたい。

明治から大正、そして昭和初期(戦前)までの日本人の西洋スタイルの着こなしは、非常に洒脱でオリジナリティあふれるものだった。しかし日本は戦争に負け、戦後はその独自性を欠く事となってしまう・・・。

そして、気付けば現在のビジネススタイルは、相手を重んじるばかりの受動スタイルに成り下がってしまった。しかもクールビズやウォームビズ、スニーカー通勤など、お国が個人のスタイリングにまで口を出すという暴挙までやってのけてしまっている・・・。


私のアイコンにしているイラストだが、わたしの実家の蔵から出てきた反物の帯札である。おそらく時代は大正後半〜昭和初期のもので、桃太郎が羊(ウール)に乗っているというとても日本的ユーモアセンスの優れたイラストだ。

現代においてもこのようなユーモアを取り戻したい。そして凛々しさと楽しさを兼ね備えた日本発信のビジネスウェアとはどういうものかということを考えていきたい。


今後も、仕事着とは何なのか?という事を中心に、わたし自身が興味深いと思った内容を日記形式で書いていこうと思います。



よろしくお願いします。




十一代目木綿屋長兵衛

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