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学校でのキャラ設定や自分らしさに悩んでいる10代のあなたへ(追伸あり)

拝啓
学校でのキャラ設定や自分らしさに悩んでいる10代のあなたへ


自分のキャラについてウジウジ悩んでる暇があったら、本を読むか、映画を観るか、勉強に没頭しろ。

本や映画は、他人の人生を疑似体験できる。
色んな悩みや、その乗り越え方まで教えてくれる。

所詮、凡人のあなたが悩んでいる悩みなんだから、
過去に同じ悩みを抱えていた人は必ずいる。
乗り越えた人も必ずいる。

良い先生や素敵な考え方に出会えるまで、
本や映画の中を探してみるといいよ。
すごく楽しいよ。


それに、学校でいつも自分らしくいる必要なんてない。一度決めたキャラを一貫させる必要もない。中高生くらいの年頃なんて、みんな多かれ少なかれ仮面を被ってるんだから、全く気にすることない。大人の私も自分らしさが何かなんてよく分かってません。

クラスにいるあのクールな彼も、家では実は甘えん坊かもしれない。明るくて面白いあの子も、親の夫婦喧嘩で毎日辛い想いをしているかもしれない。成績が良いあの子も、受験のプレッシャーがすごくて本当は逃げ出したくてたまらないのかもしれない。



私は、社会に出て驚きました。
特に、家庭環境や親との関係が原因で、大人になっても苦しんでいる人が想像以上にたくさんいたことに。

いつも幸せそうに見えた友達が、実は家庭の状況が結構複雑で当時は悩んでいたとか、そういうことはいつも後から知りました。学校で仲良くしているだけでは、全然気付けなかった。


虐待を除けば、貧乏が一番辛くて可哀想だと思っていた。でも違った。人間の悩みの種類は本当に色々あって、感じる辛さも人によって違う。どんな悩みにも優劣はない。

みんな、本当の本当に悩んでいる悩みほど、学校の友達にリアルタイムではなかなか打ち明けられないんだよ。



一見「そう見える」からといって、
中身まで本当にそうとは限らない。

だから、キャラだって同じで、キャラだけで本当のあなた自身を判断されるわけじゃないので、あまりキャラ設定に囚われすぎないように。

同じように、周りの人のことも、キャラや所属グループのイメージだけで簡単にジャッジしないように。それ、ただの偏見だから!


案外、みんな同じように内心は毎日ビビってるから、大丈夫。同じ同じ。どんなにカッコつけててもまだまだ親元で暮らす思春期のガキンチョなんだから。

ちゃんと話せば、意外と気の合う友達になれるかもしれないよ。まずは「この子はどんな価値観を持ってるんだろう?」って相手に興味を持ってしっかり話を聴くこと。


嘘はつかず、誰に対しても親切な態度でいるようにだけは気をつけて、あとは堂々としていれば大丈夫。キャラ設定なんて小賢しいこと考える必要なし!


誰も見てなくても、もう一人の自分は常にあなたをちゃんと見ている。卑屈で小賢しいことばかり考えていると、あなたを見ているもう一人の自分をガッカリさせることになって、結果的に自分をだんだん嫌いになって自信をなくすよ。

だから、世界をひねくれて見るのはやめた方がいいよ。素直に、明るく優しく前向きに考えたほうが何かと得だよ。良い悪いじゃなくて、あらゆる場面で得するの。


「私は強い、大丈夫。」って、
自分を応援して勇気づけてあげてください。

本当に大丈夫だからね。
貴重な学校生活、思う存分楽しんで!

<アラサーになったあなたより>


追伸


この手紙は、アラサーの私が、15歳だった自分に対して書いた手紙をコピペし一部修正したものだ。

「キャラ設定に悩んでいた15歳の自分へ」というタイトルの記事の中で、この手紙を書いた。

その記事に対して、こんなコメントをくださった方がいた。

上手く言えませんが、素直でとても良い記事だと思いました。

とくに<高校一年生、15歳の自分へ>以下の文章は、届くべき人に届いて欲しいと思いました。



過去の自分に対して書いたつもりの言葉だったが、「届くべき人に届いて欲しい」と言ってくれた。

そうか。今もあの時の私と同じように悩んでいる子がいるかもしれない、と思った。


もしも、そのたった1人の誰かがこの手紙を読んでくれたとしたら。

この手紙で悩みが解決したとか救われたとか、そんな大それたことじゃなくて、「同じように悩んでいた人がいたんだなぁ、自分もちょっと本1冊読んでみようかな」くらいのことを思ってくれたら、どんなに嬉しいだろう、と思った。


でも、最初に書いた手紙は、記事のかなり下のほう、最後の最後に書いた文章。

だから、手紙文を最初にして、クリックしたらすぐ読めるように書き直した方がいいかな?と思った。そして、その理由や補足説明は、こうして「追伸」として手紙の後に書くことにした。





たとえば、今悩んでいるその子がnoteをやっていなかったとして、自分の部屋でたったひとりでスマホを開いて、どんなキーワード検索をするだろう?と考えた。

学校、クラス、キャラ、10代、辛い、悩み…

こんなもん?

だからタイトルは、「学校でのキャラ設定や自分らしさに悩んでいる10代のあなたへ」としてみた。



その子の検索画面に、この手紙が偶然ヒットしたら嬉しい。その子からのいいねもコメントも、リアクションなんてなくたっていい。

もしヒットしなくても、まぁ、仕方ない。

同じように悩んでる子に必ず届けたい!!とかそこまでは思ってない。ごめん、それはちょっと面倒。やる気なくてほんとごめん。私も自分の生活があるんで。

たまたま検索して、たまたまこの文章を見つけて、何かヒントになることがあったらいいな、くらいのテンション。瓶に入れた手紙を海に流すボトルメールと同じ。


「ひとりで抱え込まずに誰かに打ち明けよう」
「自分らしく、ありのままでいればいいんだよ」

とか、色んな優しいアドバイスがあると思うけど
最後は結局、自分の力でなんとかするしかないから。

冷たいようだけど、それがこの世界の現実だから。
孤独なのも、悩んでるのも、みんな同じだから。
それが、子供から大人になるってことだから。
人として成熟していく過程ってことだから。


だから、どうか負けないでほしいな。

キャラ設定とか自分らしさとか、
目に見えない不安定なものばかり考えすぎないで

「今日は10ページも勉強できた」とか
「すごく面白い映画に出会えた」とか
「8時間ぐっすり寝れて頭が冴えてる」とか

そういう日常の小さいことに目を向けながら、
自分を大事にしてほしいな。


頑張れ。

凡人の私も大丈夫だったから、
あなたもきっと大丈夫。

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