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女の一生 46歳から48歳が一番大変なんだって。

カレンダーをふとみたら
友達の誕生日だったので
LINEでおめでとうを伝えました。

彼女は10年くらい前からの友人で、
同じ年、同じ月生まれ。
だから私と同じ寅年生まれで、今年は年女。

お互い4回目の年女を健康で迎えられて良かったねと労い合うと、

女の人は46歳から48歳が一番大変なんだってよ、と返してきた。

え?そうなの?
色々頑張っちゃって欲張りだった30代よりも、勝負の土俵を下りた40代の方が気持ちはずっと穏やかに感じるんだけど。

なぜかしら?と聞くと、

それは受験と介護が重なる時期だからという。

まさに彼女のお父さんが年明けに倒れ、
今まで通りの生活には戻れなくなったそうだ。
お母さんも軽く痴呆が始まりだしてて、
二人いっぺんに看られるかしら、と心配していた。

私の母は二度、脳梗塞になったものの処置が早かったため、運良く後遺症が少なく済み、一人で暮らしているが、
この前の検査で前頭葉の縮小を指摘された。
長男も今年は高校受験だったし、
出費もこれからもっとかさむだろう。

私の状況は、
まだ切羽詰まった状況ではないものの、
少しずつ大変な方に進んでいるんだな。
たしかにこれからが山場といえは山場だね。

その友人と私の両親はよく似ていて、
まぁいわゆる機能不全家庭に分類されるのだろうけど、
そんな両親を看なきゃ、と思っている彼女の憂鬱で複雑な気持ちも結構わかってしまうのです。

彼女は一番上の長女で平和主義で優しくて、
きっと両親にも一番頼りにされてるだろう。
抱えるものもきっと増える。

でもストレスフリーをモットーにしてて、一人カラオケが好きで発散上手。
きっと持ち前の明るさと歌うことで乗り切ってくれるかな。

歌といえば次男に歌を習わせることにした。

BTSのグクが好きで、彼のように上手くなりたいと言うから。
いーねー、
世界的トップアイドルになってbig moneyを持ってきてよ。

で、連れて行った先は駅前のボーカルレッスンスクール、、、ではなくて、
素敵な豪邸に住む声楽の先生のスクール。

がっつりクラシックです。

私、ポップスも好きだけど、
クラシックも好きなので。基礎からいきましょう。
目指せボーイソプラノ。

グランドピアノに合わせてボイストレーニングする次男を見守るように見せかけて、
マスクの下、
私もちゃっかり一緒に発声練習してます。

帰りの車は疲れた次男をよそに、
私一人気持ち良く歌って帰ります。
レッスンのおかげで声が出やすくなったなぁなんて。もちろんちゃんとは出来てないですよ。

信号待ちの右折レーン。
きっと向かいの車の人は、
あの人歌ってるよって思ってるだろうけど、
もうお会いすることもないでしょうよ。
楽しいのです、ごきげんようと右へ曲がります。

私が通ったキリスト教の学校は毎日礼拝があって、大きな礼拝堂で讃美歌を歌ってました。

長い徒歩の帰り道、
同じ方面の4人の同級生に
歌うことが好きな子がいて、
誘われるようにそれぞれのパートの分かれ、
習った歌をハモりながら帰ったっけ。

歌の翼を かりて行(ゆ)かな

幸(さち)あふるる 夢の国へ

陽(ひ)のさす園に 花は香り

見わたす池に 蓮(ハチス)におう

見わたす池に 蓮(ハチス)におう

歌が好きだった同級生はシングル。
親御さんを看取ってから
実家を処分し、
ローンを組み中古の家を買って、
愛犬と暮らし始めたとか。
80歳まで頑張るぞ!と年賀状が届きました。

みんな頑張ってるね。
ほんとに偉いよ。

歌の翼をかりて行こう。

しんどい時はずっと続くわけではないからさ。


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