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お誕生日プレゼントはオンラインライブ
10月24日、日曜日。
BTSのグクに憧れる次男の9歳の誕生日。
この日はたまたま重なったBTSの世界配信のオンラインライブの日。
午前はあつ森の島の住民たちと誕生日会、
午後はおばあちゃんも加わり、パーラーへ甘いものを食べに行って、家に帰って早めのお風呂と夕飯。
そしてそして、オンラインライブのプレゼントタイム!
最後にコンサート会場に行ったのはいつだっけ。
ライブの終わったあとのもわっとした空気、
友達と話しながら飲む炭酸飲料、
いつもは乗らない夜の電車、駅から帰る夜道の自転車、布団に入っても耳に残る余韻が、その日がとても特別で、もう帰って来ない時間だったんだと切ない気持ちになった。
オンラインのライブでも
こんな気分になれるのだろうか。
ぶっちゃけチケット代5000円分、
楽しめるのかというのが気がかりで。。。
初めての配信型のコンサートへの参加、
しかも海外サイトということで、緊張のあまり韓国語の画面を日本語に変換させるのが分からずオタオタして、少しスタートが遅れてしまって惜しいことしたけど、
2時間たーーーぷり楽しみました。
うん、心配無用。楽しかった。
お誕生日プレゼントなんて、
子どものためのように言ってみたけど、
炭酸水とお菓子を準備して2時間、テレビの前にいたのは私の方。
子どもは知ってる曲の時だけ現れて、歌って踊って楽しんで。
アンコールの時の終わっちゃう淋しさは、久しぶりの気持ち。
でもこの刹那的な感情は
あの時感じたものとはちょっと違ったのですよ。
彼らのことを知ったこの夏から、韓国という国のことを多少なりとも知ることができました。
中学生の長男が歴史と地政学オタクで、地形からみるアジアの歴史やら、
朝鮮半島の歴史を教えてくたり、
韓国の人口が少なく、それゆえに芸能は国外での活動が必須であること、
逆に日本のアーティストが日本での活動を中心する理由などもわかるようなったり。
別の国のことを知ることで、アジアの諸国の中の日本を違った角度で見ることができた気がします。
それに徴兵制についても考えた。
韓国では18歳から28歳まで一年半から二年の兵役につくことが義務。
そこで話題になったのがいわゆるBTS法案。
活躍してる芸能人は30歳まで時期を延長できるようになったニュースはなんとなく覚えてる。
自分たちのために法律が改正されるのってプレッシャーだろうな。
韓国の年齢の数え方は数え歳だから、今年の12月で最年長のジンは29歳。
(日本なら28歳だよね?)
あと一年以内に兵役へつかないといけない。
なんなら、
全員、もう兵役対象の年齢なんですね。
このことについて、他国の私が何か言うことは出来ないけれど、
長いなぁ。。。。
そして、過酷なんだろうな。
10代の時のアンコールの刹那的な感情は
私の時間へ向けたもので、
このオンラインライブの刹那的な感情は、
この瞬間をこれが最後かもと覚悟を決めている彼らへのもの。
ちょいと前まで、韓国の芸能界って怖いなぁという印象があって。
BTSさん、みんな楽しそうで印象かわったけど、
それはメンバー全員と事務所が、個々のセルフケアをとても大事にしてたからなんですね。
一人だったら耐えられないことも、7人で考えて乗り越えて。
多くの国で歓迎されて応援される存在だから身につけられたグローバリズムと、ナショナリズムの強いお国がらの間で、
誰も体験をしたことのないような稀有な存在になってしまったけど、
ほんとは
ただ7人でステージに立ってみんなに喜んでもらいたいだけなんだろうから、
ほんとに楽しかった!
ありがとね。
と言わないとね。
お祭りのあとみたいな静かな
寝かしつけの暗い中、
その日の主役の次男坊は、
「今年の誕生日は今までで一番豪華な誕生日だった」
と満足そうに眠りにつきました。
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