失われた時のカフェで
・パトリック・モディアノ著
・平中 悠一 訳
・作品社
パリのカフェ。
常連客である、「ルキ」と呼ばれるミステリアスで魅力的な若い女性。
「ルキ」について、4人の人物それぞれの視点で語られる構成です。
人気作家であり、ノーベル文学賞受賞作家であるパトリック・モディアノの作品の中では、今のところこの作品が個人的に一番好きです。
・パトリック・モディアノ
1945年、フランス生まれ。
30作以上の小説を発表し、多くの権威ある文学賞を受賞。
2014年10月に、「最も捉え難い人々の運命を召喚し、占領下の生活世界を明らかにした記憶の芸術」であるという理由により、ノーベル文学賞を受賞。
・繰り返し取り上げられると言われているテーマ
不在
喪失
両親の過去
自己探求
行方不明者、過去に失ったものの捜索など
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