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読書 クルピエの真情


アガサ・クリスティ著

嵯峨静江 訳

「謎のクィン氏」に収録

早川書房

アガサ・クリスティー作品の先入観を変える短編集「謎のクィン氏」の中から、本日は「クルピエの真情」をご紹介させていただきます。

神秘的な謎のイギリス人青年、ハーリ・クィン氏と、裕福な60代英国紳士サタースウェート氏が主な登場人物。
著者であるクリスティ自身が大好きだったシリーズです。


毎年ロンドンで年を越した後、1月にリビエラに向うことを習わしとしているサタースウェート氏。

モナコ公国、モンテ・カルロの
テラス。

以前なら見かけなかった、安っぽい旅行客ばかりになってしまったことに不機嫌になっていると、
モンテ・カルロに相応しい、顔見知りのザノーヴァ伯爵夫人をみつけます。

夜、カジノ・ルームで、ルーレットをしている伯爵夫人の首を飾るのは、「過去」にボズニア王から贈られた、有名な真珠のネックレス。

サタースウェート氏も参加を決め、その夜最後の賭けに挑むことに。

クルピエ(ルーレット係)のしわがれ声が「締め切り」と伝え、球がまわりだしたのですが、その後思いもよらない展開に…。

今日もご覧頂きましてありがとうございました。

皆様今週もどうぞお元気でお過ごし下さい。


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