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感想を求められても、感想が言えない自分。だって何も思わないんだもんっていうのはHSP気質だから?

今日、私が通っているスクールで心理学・生物学的な内容の記事を読んでの感想や意見、考えを発表することがあった。

記事の内容は、男女の認識の違いで、男性は相手を見る時や物事に関して、レーザーのようにそこだけ焦点を当てて見るが、女性はレーダーのように相手を頭から足先まで見る。男性は結論だけを求めるが、女性は過程を重視する、、、。

といった内容だった。

この記事を読んだ時、「ああ、確かにそうだね」とは思ったが、
「あなたはこの文章を読んでどう思った?」と聞かれた時、頭が真っ白になった。

昔から他人に意見や考え、感想を求められるのが苦手だった。

みんなすごいと思った。

「あなたはどう思う?この記事を読んで」

と聞かれて、スラスラ自分の経験をもとに「私は共感します」とか
「私はこんなことがあって〜職場では〜。この認識の違いをこう組み入れることが良いのではないかと思います」とか

みんな何でそんなことがパッと思い浮かぶのか不思議でしょうがなかった。

前の記事でも似たようなこと書いたが、

その内容について、何も思わないことが多く、学校の授業で意見や考え、感想の発表というのが1番苦手だったかもしれない。

なんでみんな自分の感情や経験をベースに「〜だと思いました」って言えるのか、、、。

自分の意見がないから、周りの意見を聞いて良い感じに合わせてみたり、そう思ってないけど、嘘をつくのが苦手だから自分の本当の意見をちょっとだけ混ぜてみたり、、、。

自分の番が近づくにつれて、心臓バックバックで、他の人の意見について
「〇〇さんはこう思っているそうだけど、あなたはどう思う?」
って聞かれた時のために相手の話も聞かなきゃいけないのに、
自分の意見を作るのに頭はフル回転だし、、、。

一瞬頭真っ白になったり、、、。

うまくいかない時は、結局
「〇〇さんと同じです」
とかいって私は考えてない人ですみたいに思われてんだろうなって思いながら、
簡単に付け足すか、無言で次を促したり、、、。

読書感想文とかも無理

読書感想文って、毎回何書けば良いかわからず先延ばしになっていったことを思い出した。

私の感想を読んで、変な風に思われないかなとか、こういう考えはダメでしょとか、普通だなとかつまらない感想だなとかありきたりだなとか。
それだけじゃなくて、そんな考えしちゃダメでしょとか、そんな風に思っちゃダメでしょとか。

相手がどう思うかだけを考える、そんな読書感想文しか書いてこなかった気がする、、、。

本当の気持ちなんて一文か、もしくは一言でおわるし。
基本、全部「面白かった」で終わってしまう。

良い話だった、この言葉が胸に刺さったとかあれば、どうしてそう思ったか書けるが、
ここが自分でもめんどくさいことで、本音を言うのがすっごい嫌なため、
「なんで先生に言わなきゃいけないのか」とか思ったり、
「こんなこと思ってるんだな」と知られるのが嫌だったり、
簡潔に書けるため、400文字ですら無理。

それでもネットで検索すれば書き方が載ってるからそれに沿うように、他の人の感想を参考にして、間間にちょっと自分の考えも1行くらい入れて、なんとか書き終わる。

書き終った頃は、悩み疲れのせいか、もうとりあえず提出さえすれば良いっていう
若干の投げやり感を出しつつも、みんななんて書いてきたんだろうとかなんて思われるんだろうとか思って、返却されるのを緊張しながら待つ日々。

同じように思っている人は他にもたくさんいる

今日、そういう出来事があって、これから同じように意見を求められるのかと思ったら憂鬱になり検索してみた。

なんで感想が言えないんだろうって。

そうしたら、同じような想いの方もいることがわかった。
頭真っ白になるんです、、、。
心臓がバクバクします、、、。
何も思わないんです、、、。
気の利いたこと言えないんです、、、。
無言になっちゃいます、、、。

全てに共感しすぎて、私だけじゃないんだと思ったら、少しホッとした。

アスペルガーですか?みたいな内容もあったが、私が気になったのは
『HSP』という言葉だった。

HSP気質

HSP気質には
相手のことを考えすぎたり、相手に嫌われることを恐れたりするそうで、

そう書かれたのを発見した時、これもそういう気質の一つが現れていたのかなと思った。

そう思うと、腑に落ちたというか、
自分ってそういうもんなんだって思えるようになった。

ちなみに、私は「HSS型HSP」だと思う。

最近HSS型HSPに関しての本やブログ等がたくさん出てきて、
私もそういったものを読んで自分の気質を知るようになった一人。

どんな占い本や性格診断とかよりも
HSS型HSPについて書かれた内容が当てはまりすぎて
衝撃を受けたのを今でも覚えている。

興味がないから何も思わないのがそんなにいけないか

全てのことについて感想を言えるのはすごいと思う。

けど、何も思わないことがそんなに悪いことかとも思ってしまう。

何も考えてないんだなじゃなくて、
何も思わないんだ。

書かれている事実について、事実をそのまま受け入れて
「そうなんだ」「へー」「良いんじゃない」「面白いと思うよ」
それじゃダメなの?
「どう思う」だけじゃ何を求められているかわからないし、
「〇〇についてどう思う?」ってピンポイントで聞かれても
そんなん知らんし。興味ないわ。

他にも
「なんで彼はこういう風に思ったのかな」とか「なんで彼はこんな行動したと思う?」
とか、そこまでの過程を根拠に「だから彼はこう思った、こう行動した」とかは言えるけど、「あなたはどう思う?」とか「あなただったらどう行動する?」とか
聞かれても知らん。

だって本当の自分の考え言ったら、怪訝な顔されるの想像できるもん。

本音を言うのを恐れる心を持つ

人の目を気にしすぎて、自分で言うのもなんだが昔から秘密主義、何考えているかわからないと言われてきた。

本当のことを言ったら、この場の雰囲気を壊したり、相手が求めている意見じゃないから、嫌な顔してくるんだろうなとか色々考えてしまうからだ。

自分の内の本当のことを言う場合は、相手を信頼しようとしているか、期待しているか、ずっと一緒にいたいと思っているか、この人に理解してもらいたいとか思っているからで、でも反面裏切られたらとか、周りに言いふらされたらとかと言う恐怖も一緒についてくる。

そういう思考は気質だからか、社会や環境のせいだからか

言いたいことが言えないのは社会がそうさせてるから、環境の問題だ!
とも一瞬思ったが、私の場合はHSP気質に当てはまる部分が多すぎてそうとは思わない。

確かに、こう言ったら怒られるとか、どうせ言っても理解されない・無駄だとか
会社や家庭、友達同士での相談や学校でもそういう場面はあるだろう。

でも、、、毎回どんな友達でも先生でも家族でも職場でも常にそういうのを無意識に考えてから、物申してるなって気づいたから、私の場合は社会や環境のせいではないなと思う。

それと人や環境のせいにするのが嫌いだからってのもあるが、、、。

嫌なこと、苦手なことは自分の取扱説明書が詳細になるきっかけだと思って

とにかく、私はスクールに通っている間は、
今後も意見や考え、感想を聞かれ続けるであろう。

結構憂鬱なことだが、今回をきっかけに「自分」を再確認でき理解が少し深まったきっかけでもあった。

だから、自分がどうしてもそうなってしまうのなら対策ができる。

事前に準備して、何を聞かれても良いように、
自分の考えを作っておくことにしよう。





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