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セレクター・インフェクテッド・ウィクロス(2014年)【アニメ感想は夢を叶えるものよ。あなたも望むものを言いなさい「そうなんだ、じゃあ、私、宇宙を征服し」ちょっとまって】

ウィクロス。
タカラトミーのカードゲームからメディアミックスで展開されたアニメ。
さてタイトルは英語だが、もうカタカナにしてしまった。
以前、ちょこっとだけ紹介したんだけど、
今度は丁寧にやります。

↑ もともとはカードゲーム。

いわゆる鬱展開のストーリーで、
ラーゼフォンがエヴァンゲリオンの後追い作品なら、
80年代のリアルロボット作品がガンダムの後追い作品なら、
これはまどマギの後追い作品なんだろうなって思う。
なので、全体的にまどマギの雰囲気がある。

鬱といっても最終的に好転するので、バッドエンドという話ではない。

私は、カードゲームでも、アンジュヴィエルジュの方のアプリを少しやってた。
部活形式なんで、辞めるに辞められなくて。
まあ、仲間がいるからアンジュでいいか、と思ってたが、
こちらアニメは不評だった。

ゲームのアニメ化は難しい。
そもそも物語にしにくい。
しかしウィクロスのアニメは成功した。

ウィクロスの最初のシリーズである、
セレクターインフェクテッドシリーズ(2クール24話)は、
スマッシュヒット成功作である。

だからこそ後続のシリーズが作られたようだが、
そちらの話はその後、聞いていない。

でもシリーズ化されたってことは、最初の本作は間違いなく当たりだ。

****
簡単なあらすじ。

大人気のカードゲームの中に特殊なカードがある。
カードの中の少女、ルリグが動いたり喋ったりするSSSRなカード。
ルリグ持ちの子どもだけに許された、特別なバトルフィールドがある。

その裏バトルに勝利すれば、願いを何でも叶えることができる。

主人公は兄からもらったスターターセットにルリグの少女、タマが入っていた。
タマは良く喋れないが、戦うことを求めている。
ちなみに他のルリグは普通に喋れる。
(タマもストーリーが進展すると喋れるようになるけど)

同じルリグのカードを持っている子を見つけ、
仲間になったりバトルしたりする。
だがしかし、ルリグのカードには恐ろしい秘密があり、
真剣勝負で3回敗北すると、ルリグが消滅してしまう。

ルリグだけでなく、記憶も消えるので、
そんな戦いがあったということすら忘れる。

しかも。もし3回勝利した場合、
願うが叶うという意味は・・・・・
(もうダメだ。少しだけネタバレよう)













勝つと、本人がルリグになっちゃうのだ。

主人公の仲間は、ひとりはルリグを失い、
もうひとりはルリグになってしまうという形になる。

そしてラスボスっぽい少女と、主人公は戦うことになり、
どうにか勝利はするのだが・・・・
ここまでが第1期。基本、鬱展開である。

第2期は主人公たちが、この呪いを最初に造った者を見つけて、
悪夢を終わらせるという展開につながる。

******

ちなみにカード戦士たちはセレクター。
カードファイトはセレクターバトル。
三回勝利すると夢幻少女になって夢をかなえる。
専門用語の補足。

ジェットコースタースタイルであり、
落として上げる物語の基本に忠実だ。
しかも落とす高さが大きい。
(この辺がまどマギの後追い作品の理由)

だから、不安に駆られがちな小さなお子さんには向かないかも。
私も幼児のころ、タイトル思い出せないけど、
なんかタイムトラベルモノ(?)は怖いので苦手だった。
ポールのミラクル大作戦 ←これだった。

思春期くらいだったら逆にイイネとなるんだろうけど。
とはいいつつも最終回まで観ましたけどね。

もっともその都度、ストーリーは上がっても行くので、
最終的に不安感は解消される。
ラストの晴れやかさ、納得の行く感は、
視聴者の期待に充分に応える作品。

ハッピーエンドも本当は難しいんだ。
ちゃんと成長の階段を踏んでいないハッピーエンドは、
すぐに嘘がバレて白々しさを覚えさせてしまうが、
もちろんそういう下手は打ってない。

(なんでこういうこと言えるかというと、私自身が白々しいハッピーエンドを書いて書き直したことがあるからだ)

このアタリ感は、後続作品が創られるのも分かる。

けっこう大作感がするけど、これ日本アニメでは、
たくさん生まれる平凡な作品のひとつなんだろうね。

どうにもストーリー展開が気になったので、
大人気なく女児向けを観てしまったけど、
期待を裏切らない深くて味のある作品でした。

ストーリー志向、シナリオ志向の人にはオススメできる内容です。

お子さんが大きくなってから、親子で観たら楽しいかも。
ただし、1日6話くらいまでにしておきましょうね。

劇場版は・・・・見てないし!

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