シークレットチルドレン（２０１９年）【森の中で子どもたちが二人だけで、映画紹介をしていました「そんな時、唐突に考察が始まった！」嘘でしょ】

なんかつまんない映画だな。
と思っていました。
しかし、観てしまったので考察してみます。

しかしなんか、これ、
深読みができなくはない映画ですね。
ちょっと深読みしてみましょう。

＊＊＊＊
森のさらに奥で、
家族が暮らしていました。
アーミッシュみたいに昔ナイズされた生活です。
家畜とか作物とかを自分たちで作って生活。自給自足。

しかし、子どもたち。
兄と妹は、テレポーテーションの超能力が使えます。
父と母は普通。
父は能力を使うことを禁じますが、
子どもたちは密かに使って遊んでいます。

ついに激怒した父はひどい罰を与えます。
お母さんがかばってくれますが、
しかしお母さんは発作が起こって死んでしまいます。

息子は言いつけを守ったのですが、
娘の方は父の言いつけを守らなかったので、
父は川に流してしまいます。

息子は心を閉ざしてしまう一方、

川に流された娘は、森の外の、
現代アメリカにたどり着いて保護されます。
そこで初めて経験する外の世界ですが・・・

＊＊＊＊＊＊＊
なんというか、初見で、
つまんない映画だな。
と思ってしまった。
単調で退屈。

ネタバレすると、
結局、
父が死んだあと、
妹が兄の住んでいる昔の森に戻ってくるところで終わり。

家は燃やしちゃったので、どこか別の場所に行くつもりらしいですが。
んん？

なんという地味展開。

しかし、ちょっと疑念があるのです。

疑念１
村の逸話。
父が死ぬ前に語ったところによると、
これは２番目の村の最後の家族だという。
１番目の村は同じところにあったが、
唐突に人がいなくなったり死んだりして、崩壊した。
そのあとに、残された人たちが２番目の村を作った。

疑念２
妹が現代アメリカに行った際、
街角でテレビを観るのですが。
その際に、テレビはすべて、チャンネルが映ってないのです。
ザーという画像が流れているだけ。

疑念３
なぜ壁があったのか？
結局、この謎は明かされずじまい。

疑念４
なぜ兄と妹はテレポート能力を持っていたのか？
明かされずじまい。

こいつは・・・

可能性１
おそらく、その世界は現代アメリカのように見えるけど、
実は存在しない世界なのでしょう。
この家族もアーミッシュなどではなく、
本当に人類最後の生き残りだったのかもしれません。

可能性２
比喩。
現代世界は虚偽の世界であり、アーミッシュ世界だけが、
真実の世界なのだという、アーミッシュ世界を賛美するような内容？
しかしその割には、父が狂っていく様子が嫌悪感を感じるよう描写されている。いや、これはないだろう。

可能性３
比喩。
森の奥は人間の精神を表しており、外の世界に向かった精神は、
生きる意味を求めて自分自身の原点に立ち戻って来るという、
心の成長を描いた映画。

まだあるかな？
という完全なネタバレ考察となってしまいました。
皆さんはどう思われますか？
謎が解明されないまま。
この謎を解ける人はいますか？

#映画感想文 #アメリカ映画 #地味 #少し退屈 #考察 　
#よく見ると不気味 #考えさせられる #児童虐待 　
#アーミッシュ的な世界 #自給自足 #森の中 #現代社会への逃走 　　
#何かがおかしい #子どもふたり #超能力者 #村の伝説 　
#最後の家族 #捨てられた妹 #戻って来る妹 #SF映画 　
#少し怖い #孤立した兄妹 #外の世界 #内の世界 　
#行って帰って来る #謎 #ネタバレ