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マイノリティリポート(2002年)【さあて、今日の映画紹介は、え? おれを紹介? もしかして・・・俺が主人公ってこと?】

トム・クルーズが世紀の変わり目くらいに主演してたSFミステリ大作。
いや、トム様要素だけじゃなくて、
原作がSF名作らしいし、SFミステリ映画としてけっこう面白かった。

近未来、すべての犯罪が予言されるシステムが導入され、
犯罪者は未然に逮捕することが出来るようになった。
当然ながら犯罪率は激減。

なんかアニメ・サイコパスの設定と似てるが、

あれは「犯罪を起こしそう」なのを予防拘束していたのに対して。

こちらは完全に未来予知によるもの。
科学の力で未来予知(SFですから)
実際に犯罪が起こる未来を視聴確認してから動いている。
→ 結果としてその犯罪は起こらんわけだけど。

☆  そんで変な玉がピタゴラ装置を通って出てくる要素があるけど、
まあこれ無くてもいい。絵的に派手にしただけ。良いけど。

ところが、その捜査官であるトム・クルーズが逮捕されそうになる!
そんなバカな!

おれは犯罪なんかしない!
ということで逃げるトム・クルーズ。

しかし・・・・理由があったのだ。

*******

という感じで連続的大どんでん返しに持ち込まれ、
3度はビックリする展開につながります。

未来予知システムは、ちょっとネタバレすると、
プリコグと呼ばれる人間の予知能力者が3人あつまって出していたというもの。

ううむ、逆に良い!
こういうとこ人型コンピュータ(人間)を使うセンスがイイ!

いいなー、SF。
おいらも早く人型宇宙船とかになりたい。
人型パソコンとか、人型扇風機とか(うちわじゃねーか)
なんでも人間原理で解決してやるんだ。

そんなことはさておき、
これは、一応はディストピア映画の分類であり、
古き良きアメリカ映画の伝統にのっとり、明るい未来に向かって落着しようとする。
それをどう解釈するかは、人次第である。
考察をしたら面白いかもしれない。

ジェットコースター展開は、結局はハリウッド式テンプレに収束するが、
SFミステリ要素のおかげで、それが嫌にならない。
テンプレであるにも関わらず斬新なのである。

最近、SF映画はマンネリ気味というか、
特定のパターンになってしまう件が多いような気がするが、
この作品はその枠から大胆に飛び出していた。

しかしどうやってひっくり返すかという展開については、
詳しい詳細については、
まあ、ここでは語らないことにしましょう。

謎は、あなたを待っているんだから。


↓ ネタバレあらすじご注意ください。

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