隠し剣 鬼の爪（原作：藤沢周平：監督：山田洋次）【秘剣「映画感想」 いったいどんな技なんだ？そ、それがそうなんか？おめさ、秘剣使ったのか？】
時代劇ってあんまり観ません。
観たいジャンルが多すぎて、どちらかと言えば、それに負けて観ないだけ、といった方がいいでしょう。なので良い作品があれば観たいと思っているんですが。
こう、何を観ていいのか、わからない。
そんな中、たまたまこの映画を視聴できたんですが、
こいつは良かった。
原作は未読です。
時は幕末。
師匠より秘蔵の剣技を教えてもらった主人公。
その名も、秘剣・鬼の爪。
しかしその技の正体は秘密でして、
またその技を使う展開も、なかなか出てきません。
そもそも、積極的に戦う主人公とかじゃないんですね。
身分違いの恋愛なんかしたりして。
ただ兄弟弟子がいて、
その人が脱藩して色んなことをやりに行っちゃいます。
で。その兄弟弟子を討つように藩のエライ人から命じられる。
そこで師匠の元に行き・・・・
ここでも鬼の爪を使うという話は出てこず、
新しい技を開発します。これが決まれば勝てるはず。ん？
鬼の爪は一対一の切り合いで使うような技ではないみたいですね。
いったいどこでタイトル回収するんだろ？
そう思っていましたが、もう少し話を追いかけましょう。
新技で勝利するも、兄弟弟子のご家族の方は惨いことになってしまいます。
心を痛める主人公。
しかも結論から言うと、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ここで、いよいよ鬼の爪が出てきます。
最後の最後で。万を持して登場！
かっこぉいいいィィぃぃ！
一瞬で終わってしまったけど、
秘剣って本来はこういうもの。
見せるようなもんじゃないんです。
なんというスマートさ。
これはなんというか、
欧米人にもめちゃくちゃ受けそうな話だな、と思いました。
外国の映画祭とかに出したら、かなり良いとこまで行ける雰囲気。
むしろ外国人に紹介してみたいです。
このラストを観ないのは人生損している。
でも時代劇って何観たら良いのかわからないんだよな。
#映画感想文 #時代劇 #日本 #幕末 #剣士 #侍 #秘剣
#誰も見たものはおらず #藤沢周平 #山田洋二 #原作
#剣術 #兄弟弟子 #身分違いの愛 #武士 #鬼の爪
#語らずの剣 #隠し剣シリーズ #人情 #藩命 #アクション映画
#暗殺剣
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？