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2(アムリタシリーズ:著:野崎まど)【今日の読書紹介は、なんだこのタイトルは。誤植か?「いえ、それでいいのです」】

アムリタ【映】から続く、
アムリタシリーズの最終巻。
これだけ過去の5冊をすべて読破した人向けの続編。

まあ、ここまで読んできちゃったからには仕方ないね。
こういうの、あんまり好きじゃないんだけど。

しかもこのタイトル。
これは埋もれる!
一発検索で出てこなさそうというレベルではない。
凡俗はむしろ見るなと言わんばかりである。
こいつは、ここまで興味と関心を持続させた人だけが、
手に取れるような本になっているのだ。

これまでの登場人物をすべて何かしら登場させて、
満を持して、アムリタ【映】の最原最早が再登場する。

ちょっとミステリ優先すぎて、
感情的に納得の行く結論から離れた感があるけど、
まあラノベなので許容範囲。
そこまであり得ない感じではない。

それよりも、
ミステリ的どんでん返しのコンボ技で読者を驚かせ、
物語空間の完成度を上げることにステータス全振りしている。

それゆえにアムリタ【映】シリーズは、
これにて完結する。
再利用は無い。
できない。
これ以上、話を続けることはできない地点にまで到達した。
ここから先は、もうぐちゃぐちゃになる。
そういうところまで物語世界を拡張しきった、し尽くした。

いやあ、勉強になりました。
これは創作の参考書になるよ。

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