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日々のできごと

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noteは、毒を吐きだす場所にした。自分の体に溜まっていく澱を濾過していこうと。やりたい事について語れればいいのに。
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2018年7月の記事一覧

マジックアワー

マジックアワー

暮れていく夕刻の残りわずかで怠惰な雰囲気の光が窓からはいり、その中を電気をつけずに。もしくは常夜灯だけで過ごすのがおちついて好き。

だけど、刻々と夜に近づくさなかでは、さっきまで見えていた手帳の文字も見えにくくなるし、何をするにも薄暗い。

特に何をするでもなく、だらだらと。

さっきまであった暖色の色は夜の気配に呑み込まれて、とおくにうっすらとグラデーションでオレンジがみえるか見えないかになっ

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虫の襲来

虫の襲来

ああ、もう駄目だ。

一昨日、蚊がわたくしの睡眠を苛んだ。
ぶーん

かすかだか、確実に近くにいることがわかるあの忌々しい羽音。
神経を逆なでするあの音!

どうしたって眠れそうにないので、断固、戦うことにした。

潰して潰して、潰しまくった。
落ちついて部屋の壁なんかをぐるっと見渡す。どこかに黒い点がないかを目を凝らして探す。

見つけたら、ただちに出動して潰すまで執念深く追いまわした。

蚊は

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平成最後の夏は、生きること死ぬことに揺れていた

平成最後の夏は、生きること死ぬことに揺れていた

はははっ
何が平成最後の夏だろうか。

なんかもう、踏んだり蹴ったりのこの状況に「あれは平成最後の夏のことだった」と話すときがくるのだろうか。

平成最後の夏の言葉のイメージからは、青春の薫りがする。

中高生たちに消費されているような恋愛漫画、その後、実写化。出ている役者でワーキャー言ってというような、私は陳腐なイメージしか持ち合わせていないけれど、そういうものに描かれている長いと思っていた夏の

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