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平成最後の夏は、生きること死ぬことに揺れていた

はははっ
何が平成最後の夏だろうか。

なんかもう、踏んだり蹴ったりのこの状況に「あれは平成最後の夏のことだった」と話すときがくるのだろうか。

平成最後の夏の言葉のイメージからは、青春の薫りがする。

中高生たちに消費されているような恋愛漫画、その後、実写化。出ている役者でワーキャー言ってというような、私は陳腐なイメージしか持ち合わせていないけれど、そういうものに描かれている長いと思っていた夏の終わりの訪れ。キラキラして、すぐについえる線香花火のようなもの。甘酸っぱい感じがどうしてもするのだけど、そんなモノは私の中に微塵も存在せず。

ただ、地震と大雨と、次にやってくるであろう台風と、納税のために貯金に大ダメージで、だいぶとやさぐれている。
国民年金、住民税、健康保険料は一括で払うスタイルのため、夏を前に心がガサガサするのはいつものこと。

平成最後の夏に、大阪に震度6の地震が発生して電車とまっているのに、みんながなんとか会社に行こうと必死。

同僚は震源地の近くの土地に住んでいて、まさかの屋根がパッカーンって割れている。今もビニールシートで応急処置のはず。 そこにきたのは、降りやまぬ大雨……大丈夫だろうか。
大雨……もはや、大阪よりも広島、岡山、山口、岐阜、高知、鹿児島、愛知、京都のほうが被害が酷いですね……。

近くの京都も、川の増水。
琵琶湖が氾濫注意報でている。

琵琶湖の氾濫とか、関西人にとってはおとぎ話ですよ。

西日本豪雨の悲惨さ。twitterでは「愛知県も、甚大な被害がでているのに報道されない」と嘆き、怒るのをみる。その反対に、報道やめろという人もいる。

そこに、そっと忍びよってきているのは台風8号。
もういいって!
もう、日本は水分を土壌にたっぷりふくんでいるから、もういいから!その割に飲み水が絶たれているところもあるけど、ノーモア水分!

防災袋を家が用意していることも知らなかった。
その防災袋がどこにおいてあるかも知らなかった。
ニュースで流れてくる洪水の映像も、今までは他人事だった。
大丈夫だって言ってんのに、数度、安否確認をしたくなるものとも知らなかった。
ニュースはいつだって、悲惨な映像ばかりしか報道しないから、不安の増長装置となることを実感した。

そんなことがあったって、あたりまえの日々に、もう戻っている。


ちょっくら、手術することになりました。