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【読書日記】2021年8月8日

久しぶりに雨が降って傘をさす。息子は未だに傘のさしかたが下手くそで、さてどうやって教えようかと思ったところで雷がゴロゴロ・・というよりもバリバリし始めた。傘と雷の相性は悪いと思っているので、急いで避難する。

今日は予約していた本を取りに行ったのだけれども、どうも読む元気が無くて。困ったなぁと思いながら、読みかけの『ヴィレット』を読む。

主人公はルーシーという女性でいいんだよね?でも何だか別の人たちの描写が多くて、主人公が誰なのか、そしてこの話が一体どこへ向かっているのか、読めば読むほど迷子になっている私。

小説を久しぶりに読むから迷子になっているのか、それとも元々、この小説が迷子なのか、はたまた私の人生が迷子なのか。最後が当たりの予感大。

でもこれが小説なんじゃないだろうか、なんてことを思ってみる。本を読んでどう解釈するかは、読者ひとり一人が違うんだろうし、それで良いんだろうし、正解とか求めるものじゃない、それが物語なのではないか、と自分に言ってみる。特に答えは無し。むしろポカーンと口を大きく開けた自分がいる。何?疲れ?

そんな時はこれ!『プルーストを読む生活』だよ!と言って、またもや再読が始まる。自分が安心できる場所に帰っていく感じ。こういう場所があることって、生きていくなら絶対に必要なんじゃないかと思ったりする。いやいや、「絶対」というのは大げさかもしれない。

よく分からないけれど、気持ちがとっても落ち着いた。気づかないうちに疲れていたのかな、本を読んで休もう。


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