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【読書日記】2021年8月9日

連休最終日。と書いてみて思ったけれど、今は夏休み。そういう意味ではまだまだ連休だし、連休最終日なんてずっと先だった。長い。でもきっと終わってしまったら、ちょっと寂しい気持ちになるんだろうなとも思う。

台風の影響もあるしで、今日はどこにも出かけられず引きこもり。影響が無くても我が家は常に引きこもりなんだけど。

子どもたちも好きなことをしていいよ、と声をかけ、私も好きなことをする。ということで読書。ジェフリー・ディーヴァーの『オクトーバー・リスト』。

読みたいと思った理由を忘れた頃に、読む本。予備知識もすっかり忘れて読み始める。

最終章から始まるということもあって、登場人物が一体何をしているのか最初はさっぱり分からない。説明とか特になくて、この流れに私は乗れるのかと不安になりつつ、気づいたら一気に半分読んでいた。何だこれ!面白い!!

娘を誘拐された女性。娘は無事なのか?犯人の目的は?「オクトーバー・リスト」と呼ばれる秘密のリストっていったい何なのか???

そんなことを思いながら読み進めるのだけれど、一向に状況はよく分からない。何故こんなことになってしまっているのか、時系列で進まないことで見えないことはたくさんあるんだけど、それがまた面白いと思える、なんとも不思議な作品。

もともとジェフリー・ディーヴァー氏の作品は、リンカーン・ライムシリーズがすごく好きで。短編集もとてもよくて、短編だけ集めたはずがめちゃくちゃ分厚くてこれは長編小説以上に長編なのでは?と思ったりするけれど、どの作品もどんでん返しがあって、それがまたクセになるのでどんどんページが進むし。

ディーヴァー作品は、一度読み終わったらしばらくは読まなくてもいいかな、というぐらいにちょっと疲れるけど(なんせ長い)、それでもまた読みたい!と思ってしまう、そういう魅力に溢れている作家さんだと勝手に思っていて、今がまさに読みたい時期のようで嬉しくもあり。

次の作品はどれを読もうかと考えたりするけれど、とりあえず『オクトーバー・リスト』の結末を見届けることが先。いやいや、結末は初っ端で明かされているので、結末はもう見届けているんだっけ。なんとも変な感じ。

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