見出し画像

原書に挫折したから漫画版を読むのだ

2022年7月22日(金)
2022年7月23日(土)

ここまで何ともなかった息子が検査対象になり、何だかてんやわんやした両日。検査結果は陰性でホッとしたけれど、このまま検査対象にもならずにいける!?と甘く見ていた自分は少し落ち込んだ。

どれだけ気をつけていたって、逃れられないものがある。それは考えてみれば当たり前のことで、でもこうして当たり前なことを体験しなければ、本当の意味で理解することもないのだから、私の頭の中も平和ボケしていたってことなのか。


そんな両日ともに読書らしい読書はできなかったのだけど、なんとか『サピエンス全史』の漫画版だけは、ちょこちょこ読めた。

原書のほうは3分の1ぐらいで挫折していたので、こうして漫画になってくれたのは非常に嬉しい。しかし漫画だから分かりやすいかと言われたら、私には微妙だった。

私は「真実はいつもひとつ!」といった、コナンのようなものが好きなんだけど、歴史は古くなればなるほど「○○だったと思われる」といった曖昧さがある。その曖昧さも固定されたものではなくて、研究が進めば「以前の研究結果は違ってました!」とかもあるわけで、そうなると私は何を信じたら良いのだろう・・という気持ちになってしまう。そういったものがあるから、私は歴史を苦手に感じるのかもしれない。と、今これを書いていて気づいた。

しかしその苦手なものも含めて、人がどうやって生活をし、どのような進化を遂げて、どんなことを信じて生きてきたのかといったことに、私はやはり興味があり、そういう知的好奇心のようなものは、この本を読んで満たされた気はしている。これはやはり漫画だからこそ、理解が進んだと考えたほうが自然で、結局のところ私はこの本が好きだったのかもしれないと気づいた。なーんだ、好きなんじゃん。

難しいと思われる本たちは、こうしてどんどん漫画化されたら嬉しいな。漫画を読んで、理解が少しでも進んだら、今度は原書にも再チャレンジしたい。気持ちだけはね、いつだってチャレンジしたがっている。気持ちだけは・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?