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読みたい本が見つかると嬉しい

今月の『ダ・ヴィンチ』の表紙を見てテンションが上がった。特集のひとつが角田光代さんだったから。

「角田さんの小説は、最新作が最高傑作だ」
そんな風に仰っていたのはどなただったのか?
もう忘れてしまったけれど、ものすごく納得したことだけは覚えている。

最新作が最高傑作だからといって、過去の作品が悪いということじゃなくて、傑作がどんどん増えていくだけ。それが角田さんの小説だと、私は勝手に思っている。

とはいえ、最近の作品はまったく読めていないし、どんな作品を書いておられるのかも知らずにいた。そのため『ダ・ヴィンチ』で角田さんの小説がいろいろと紹介されているものだから、とにかく読みたい熱が高まっている。

しかしこんな時に、近隣の図書館が半年の休業に入ったため、本を借りることができなくなった。
そこで苦肉の策としてKindle Unlimitedに入会したのだけど、『笹の舟で海をわたる』を見つけた。

まだ読み始めたばかりで感想も何もないのだけど、とりあえず読みたい本が見つかったことが嬉しい。

そして、Kindle Unlimitedで読みたいと思っていた『100万回死んだねこ』を発見。すぐにダウンロードして読んでみたけれど、面白かった。

誰かが間違えて覚えている本のタイトルだけを集めた本なので、人の失敗を笑っているような気分も無きにしも非ずなのだけど、しかしこれが面白くて申し訳ないのだった。

ちなみに私はこの本のタイトルの『100万回死んだねこ』は間違ってないじゃんと思っていた人で、正解は『100万回生きたねこ』だったことにまったく気がつかなかった。

本のタイトルは雰囲気で覚えていることを痛感した。
私は本屋さんや図書館で本を探すとき、検索機で探すのだけど、自分がタイトルをうろ覚えしていることは分かっているので、まずはググってから検索機を使用するようにしている。Googleさんはアバウトな表現でも、これですか?と提示してくれるのでありがたい。いつもお世話になっております。

そういえば、お客さんに本を探してほしいと言われる、本屋さんの漫画もちょこちょこ読んでいるのだけど、こちらの主人公・波山さんに影響を受けてますます本が読みたくなっている。

こうやって読書熱があがっていくのは、やはり嬉しいことだ。

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