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怒りが止まらないから本を読んでみたのだけど

怒りに対してのハードルがめちゃくちゃ低い。スイッチ一つで簡単に怒り大爆発できる、人にはお勧めできない装置が体に装備されているらしい。困る。

困ってばかりもいられないので、怒りに対する本を読んでみることにした。最初に読んだのはコレ👇

アンガーマネジメントについての本は何冊か読んだことがあるけれど、図解だとより理解が得られやすいはず!と思い読んでみた。大変わかりやすかった。しかし、怒りに対処する方法がたくさん掲載されていて、すべてを覚えておくのは難しいことに気づいたので、何とも言えない気持ちになる。

困りごとに対処する方法は、たくさんあるほうがいい。一つだけならば、その方法が自分に合わなかったときに落ち込むから。なので、たくさん紹介されていると嬉しくなるし、どれかは自分に合うかもしれないという期待もあって前向きにもなれる。ただ、年々忘れっぽくなっている私には、覚えておくという問題があるわけで、ここをなんとか解決しないといけないと思いながら、今のところ対処していない。本を読んでも実践しないから、いつまで経っても怒りがおさまらないのでは。

同時進行で読んでいるのがコチラの本👇

この本では「怒る」と「叱る」は、叱る側のとらえ方であって、叱られる側にして見たらどちらもイヤなことであるから同じだと書いてあった。親になり怒ることは増えていて、でもそれは必要な「しつけ」と思っていた。しかしそれは、親の勝手な解釈であって、怒られる側の子どもたちにしてみたら、ガミガミ口うるさいお母さんという認識しか生まれない。自分が怒られる側の立場で考えてみればわかる。怒られているその時間を減らしたい気持ちしかないもんね。

そしてもう一冊、同時に読んでいるのがコチラの👇

そもそも怒ってしまう人は、内面が子どものままなだという話があって、自分の胸に手を当てて考えるまでもなく、私もこの通りだと思った。

子どもの頃に満たされていない人は、大人になっても満たされない思いを抱えていて、他者を許せずに生きているらしい。その許せない思いが怒りとして、表面にあらわれているとのこと。なるほど。


本を読んでいるうちは、怒りに対処しようという思いが強いので、いつもの怒りっぽさは姿を消す。しかしそれは一時的なものでしかなくて、気づいたらまたドカン!と怒りを爆発させることがある。

でも最近は「これって事実?解釈?」と考えることが増えた。夫がいつまでも起きない時、夫に対して怒りを覚えるのだけど、そういう時って「いつまで寝てるの?子どもたちの面倒か、家事か、どちらかやってくれてもいいじゃない!!」という思いがある。いつまでも寝ている夫が、家のことを何もしないことに対する憤り。

しかし「事実は何か?」と考えてみると、「夫が寝ている」ということだけで、夫が家のことを私にばかりさせているというのは、私の勝手な思い込みでしかない。その勝手な思い込みによって、怒りはどんどん増幅していくということを、こうやって冷静に文章を考えている時には気づくけれど、怒りの対象と接している時には冷静さが失われているので、時にドカーンと爆発してあとで後悔する、というのがいつものパターンなのだった。

怒りに対処するって、本当に難しい。

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